表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2367/2464

&432

 アクトパラスの攻撃によって大きく始祖の龍が吹き飛んだ。実際あの程度では始祖の龍には効いてないだろう。なにせ結局はどれだけ勢いがあろうとアクトパラスの力は現宇宙の力だ。それじゃあ、始祖の龍には通用しない。だって始祖の龍こそがこの宇宙の力の源だからだ。いくら強力でも、いくらエネルギーを込めたとて、それは元をたどれば始祖の龍の力に行きつく。だから現宇宙の存在はどうあっても始祖の龍に攻撃を通す事はできない。

 一応吹っ飛んではいるが、それは勢いがついた攻撃を食らったから……だ。もしも始祖の龍に攻撃を通すとなったらゼーファスのように自身の存在をこの宇宙外の存在に置き換えるか、私のようにこの現宇宙外の力を使うしかない。アクトパラスには私の力を乗せる……なんてことやってなかったから、きっと効いてない。でも……ここには始祖に攻撃を通せる存在が三人もいるのだ。ここで畳みかけよう!


「ふん!」


 まずはルドルヴルヴが動く。ルドルヴルヴはとても光沢のある体をしてた。そして羽も特殊で広げると、その羽の内側は毒々しいといっていいのか、言う馴れば蛾の羽のような……そんな模様があったと思って貰えばいい。けどあっちは小さな毛とかがびっしりという感じだが、光沢のあるルドルヴルヴの体の羽はもっとちゃんと綺麗だった。でもそれをルドルヴルヴは自身の羽でたたいて羽の内側をパリンパリンと砕くじゃないか。

 そして周囲に散るルドルヴルヴの羽の破片。それはキラキラとした大きな流れというか? 一つ一つが流星のようになって始祖の龍に迫っていく。破片だから小さかったはずだけど、進んでいくうちに星を超えるような大きさになってるよ。どうやらかなりの力を込めたらしい。私の力も相まって、宇宙を彩る光の軌跡が荘厳にきらめいてる。そしてそれは始祖の龍へとダイブしていくよ。

 そしてここにヴァラヴァレレイドも続く。ヴァラヴァレレイドは流石にそこまでの事ができるわけじゃない。それにヴァラヴァレレイドは既にかなり連戦をしてる。今まで一番長く始祖と戦ってるのかヴァラヴァレレイドだ。だからあまり無茶をさせるわけには……とか思ってると――


『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』


 ――という咆哮と共に、加えた自身の尻尾を彼は引き違った。えええええ!? 何やってるの!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ