表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2366/2464

&431

「ちっ」


 始祖の龍は私の力を食った。まあ今まで何度かそれをやってるし、そのあとは……


『ぐええええええええええええ!?』


 ――と吐き出すまでがテンプレである。やっぱり私の力はこの現宇宙の力とは全く違うし……と、いう事はあの始祖の龍でも私の力を直接取り込むのはリスクがある……という事みたい。けど……


(油断はできないよね)


 相手は始祖の龍だ。もしかしたら私の力に適応してしまう可能性はある。もしかしたら始祖は始祖同士の力に適応は絶対にできない……とか有るかもしれないが、そんなのないかもしれない。調ベれる手段なんてない。だからあんまり私の力を取り込まれたくない。なにせ相手は私よりも全然長く始祖をやってる相手だ。もしかしたら始祖同士で戦ったりしてきた可能性だってある。

 歴戦の始祖かもしれない。だからあまり食われたくない。そもそもがこっちはあいつの力を食おう……なんて全く思わないんだが? なんか嫌な感じするんだよね。これも直感なのかもね。まともに始祖の龍の攻撃を……力を……エネルギーを食う気にはならない。

 それはきっと私も吐き出すから……なんてそんな甘い事じゃないんだよね。あいつの力を受けたら、私はきっと死ぬだろうとわかるからだ。エネルギーを放つのはリスクがある。かといって、あの始祖の龍に近接戦を挑みたいか? といえば全くだ。


「今がチャンスだな!!」

『あのバカ』


 始祖の龍が私の力を食って、それを吐き出してるからか、アクトパラスはチャンスと思って動き出す。そしてそれはアクトパラスだけじゃない。ルドルヴルヴとヴァラヴァレレイドもそうだ。アクトパラスはその腕に沢山の触手を出した。そして大きくさらにそれぞれを絡め合わせてググググ――と圧縮をする。そして一気に始祖の龍に近づいてその星ほどに巨大になった腕を一気に開放して始祖の龍の横っ面にその拳を叩き込む。かなりデカくなってる始祖の龍……それこそ太陽を縦に五つ位並べたくらいの大きさだっだ。アクトパラスの拳は太陽一つ分くらいにはなってただろう。


 だから始祖の龍の体が大きく揺れて吹き飛んだ。やりやがった……と思った。効いてるのかは実際わからない。でもここまでクリーンヒットしたのはこの攻撃が初めてではないだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ