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アクトパラスは粉砕された。それは始祖の龍の攻撃によって……だ。だからこれで終わり……復活なんてできない。始祖の龍によって倒された神や龍・竜は食われたと同義。始祖の龍にくわれたら、その血肉となって開放されることはないだろう。
それが始祖の龍だ。宇宙を生み出す事ができる始祖の龍にとって、その宇宙から生まれた全ては始祖の龍のものだ。だから全ては始祖の龍に還ることになる。それは摂理であり、自然で……そして絶対。だからこそ、始祖の龍が食うということは本当の終わりなんだ。
ほぼ死なんてなくなってる神やら龍達……それでも確実に始祖の龍なら死を与える事ができる。そう思ってた。
「アクトよ。まだ早いぞ」
「ああ、わかってる」
なんと、アクトパラスは復活した。ゼンマイが何かを宇宙に解き放つと、それからアクトパラスの触手が生えてきて、それからアクトパラス本体がでてきた。まさか、始祖の龍に食われたのに、復活した? どういうことだろう。何をしたの。
『面白い神ではないか』
ルドルヴルヴがそんな風にいった。
『どうやらあの2神も神の常識にとらわれてないと見える』
ヴァラヴァレレイドもそういってる。あっという間にアクトパラスは逝ったから2人が介入する暇もなかったんだけど……復活したのなら、今度はちゃんと協力できるかもしれない。アクトパラスがどうい理屈を使って復活したのかはしらないが、一人では勝てないと流石にわかっただろう。
だからここは協力をしたほうがいい。
「俺はここにいるぞおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
あほおおお!! と言いたい。なんでせっかく復活したのに再びつっこんで行くのあのバカ。いくら戦闘狂だからって相手は選びなさいよ。一番突っ込んでいったらだめでしょ。
復活できるのなら……まあそれでも始祖の龍との戦い有利になりそうもないが……でもなにか使えそうだったのに、今度は回転して突っ込んだ始祖の龍によって簡単にアクトパラスは砕けた。
でも……
「ふっかーーーつ!!」
んな? である。これは……もう偶然とかじゃないだろう。確実にアクトパラスは復活できる何かを仕込んでる。そしてその鍵はきっとアクトパラス自身にはない。それの鍵を握ってるのはそう……存在感が薄いゼンマイみたいだ。




