表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2329/2464

&394

双子龍と楽しそうに戦ってる始祖の龍。かなりの距離から、ヴァラヴァレレイドが鋭い矢のようなブレスを吐いてそんな双子龍を援護する。でもそれは私の力が乗ってる攻撃じゃない。始祖に効くのは始祖の力だけ。私の力が乗ってないヴァラヴァレレイドの攻撃が脅威にならない……ってのはきっと最初の一発で始祖の龍にバレるだろう。


 そうなると援護……とは呼べなくなる。だって援護とはそっちに気が散ることで直接的に戦ってる仲間が有利にするようにすることだ。そしてあわよくば、その援護攻撃でダメージを叩き出せばよりいい……みたいなさ? でも……それら全てが意味ないとなると……援護とは言えないだろう。


 最悪、そんなのは始祖の龍は何もする必要なんてないからね。けどそこは流石はヴァラヴァレレイド……ちゃんと考えてるみたいだ。最初の一撃……それでヴァラヴァレレイドの存在は再び始祖の龍へと認識されただろう。だからまともに始祖の龍を狙ったのは最初の一撃のみ。そもそもがあの白い古龍も全く別の方向に攻撃しろ……とかいってたしね。


ヴァラヴァレレイドは口から光を出す。けどそれは速攻で始祖の龍へと向かう……なんて事はしない。むしろその場でとどまってる。そしていくつかの光のたまを自身の周囲に作り出す。直接的な攻撃に意味はない。それはもちろんヴァラヴァレレイドはわかってる。けど……一応攻撃してないといけない。だからその玉の一つにはどうやら自動攻撃をし続ける機能がついてるよゔだ。それでも星を穿つほどの力が自律的に攻撃してるわけだけど……

 けどそんなのはヴァラヴァレレイドにもそして始祖の龍にも、ほぼ負担もないものなんだよね。感覚がおかしくなってくるよね。星の中で誰が一番か! とかやってたのがさ。宇宙には星自体を簡単になかったことにするような存在がゴロゴロといるんだから。ヴァラヴァレレイドは直接的な攻撃を光の玉の一つにまかせ、他の玉にも別の役割をもたせる。


 攻撃……が意味をなさないのなら、攻撃じゃない事をやればいいじゃないか……ということだろう。なにせ援護とは後ろから攻撃をすることだけを指す行動じゃないだろう。つまりは……もっと姑息な事をヴァラヴァレレイドはやりだした。簡単に言うと、ちょっとした妨害である。宇宙の様々な場所に罠をしかける。

 それらは直接的なダメージなんていらない。だからとにかく妨害……妨害だけに重点をおいたそんな嫌がらせにヴァラヴァレレイドは全力を尽くす。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ