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&371

「ラーゼ」

「あら何うさぎっ子?」


 なんか気軽に転移してきたうさぎっ子。でもその表情はかなり焦ってる。ここなら安心なんだからそんなに焦ることなんてないでしょうに。うさぎっ子は相変わらず心配性だ。なので私はいい匂いのお茶をシュッと出した。


「ほら、飲んだら?」

「そんな事――いい匂いね。いただくわ」


 きっと喉が乾いてたのだろう。ケンケンとしてたけど、お茶の匂いを嗅いでうさぎっ子はその匂いに抗えなかったみたい。取り上えずお茶を飲んで心を落ち着ける。


「それで、なんなの? 別に攻められてないよね?」

 

 一応ちゃんと現宇宙の方の私の領域は気にしてる。だってまだこっちにやってないからね。今私の新生宇宙にあるのは地球くらいである。流石に太陽系全部を……というのはやめた。そもそも私の新生宇宙はそこまでまだ大きくないし? まあけどスケール感は私の気分次第ではある。どういうことかというと、今の地球は私のネックレスになってるくらいである。そんな所にあったら地球の中の人達が大変? 

 私が動くたびに天変地異が起こる? 大丈夫、そこは私だって考えてる。地球の中の人達は宇宙が変わった……なんて気づいてない。いや、政府は気づいてる。だって衛生とかそのまましてたから通信とかは当然途絶えてるだろうからね。いちおう地表から見える空は以前と変わらないように偽造はしてる。でも地球の外まではどうしようもない。だから衛生はなくなってる。

 そうなるとその衛生を所有してる企業、政府は何かがおきた……というのはわかってるだろう。一応英雄亜子のお陰で宇宙からの脅威はなくなった……となってる。でも民衆には宇宙がそもそも変わった……なんてのは説明してない。

 別に説明してもいい気はするが……それを判断するのは私じゃない。その星の生命に任せてる。亜子はどうしてるのか? まあ私が考えることじゃない。だってここにあるなら、始祖の龍の脅威はないんだからね。勝手に生きててくれて構わないのだ。

 今はこの胸の地球ではない。なんか慌ててるうさぎっ子だ。わざわざこっちに来たということはそこそこ大変な事が起こってる? でも始祖の龍は今ゼーファスとそにれ従う神たち、そしてヴァラヴァレレイドと戦ってる。

 だから比較的時間はあると思うんだけど……


「奴らの力の余波であんたの宇宙もやばいわよ」


 そううさぎっ子が言ってきた。

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