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&365

(しらじらしいな)


 我はそう思った。どうしてここに我が女神であるラーゼ様が送ったのか、それは理解できる。なにせここが……ここに集まってる神が始祖と戦う奴らだからだろう。だがこれはどういうことだ? 何やら皆……そうだな……気まずそうな。

 いやそれはわかる。我のような龍がいきなり現れたらそれはそれは気まずいだろう。何しに来た? ――と思うのは当然だ。


「始祖様と……それで、なぜにここへ?」


 そういったのはゼーファス殿。始祖と戦うと決めたこの神達の総大将。神龍改の面々にも以前からずっとその時には手を貸してほしいと、交渉をしてたのを知ってる。だが……どいう事だ? 今のゼーファス殿は以前ほどの覇気を感じえない。寧ろ老けたか? ここにラーゼ様が我を寄越したという事は……ゼーファス殿の感情などどうでもいいことだ。


『行くぞ。まだ戦いは終わってない。貴様が備えた事態だ。協力しろ』

「 「 「――――!!」 」 」


 その場の面々が驚愕してる。こんな早く始祖と戦いになるとは思ってなかったか? だが既にこうやって集まって動きしだしてるのではないか? それなのにここにいる神達の大半が戦いに前向きではないように思える。それは一番上のゼーファスも……不思議なことだ。おじけづいたか? 

 それもわからないわけではない。なにせここにいる大半の神では始祖の龍の相手になどならない。それは確実だ。だが……時間は稼げるだろう。我が女神の為に、大半の神が死んだとしても、我的には別にかまわない。最終的に我が女神がどうしにかしてくれるだろう。なにせまだ我が女神はこの宇宙を見捨ててはない。


『何をしてる!! 行くぞ!!』


 一括した。こいつらの意思などどうでもいい。ここに我が女神が送ったというのはこいつらを上手く使えということだ。だから、こいつらを連れていく。準備が整ってない? それはおかしなことだ。ゼーファスは長い時間をかけて準備してた筈。それなのにまだ準備が必要? 既に始祖の龍は復活してるぞ。いつまで準備をしてるつもりだ。

 それに……


『何をしてる? 始祖は待ってはくれぬ。そんな奴じゃないぞ』


 我の言葉に、震えだす神が多い。こいつら……大丈夫か?

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