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裏話・設定集

※この部分は完結後に投稿されました。

 

 作中で開示する必要のなかった設定や、制作秘話、小ネタなど。

 あくまでオマケです。特に目を通す必要はありません。

 読後の小休止的楽しみ、参考用などにご活用ください。


 ※ 本編の空気やノリとそぐわない場合が多々あります。雰囲気破壊などに注意。

 ※ 直接的な本編のネタバレは避けていますが、類推できる場合があることは悪しからず。


 ◎ 定期的に思い出したように加筆されることがあります。



【そもそも『ガオケレナ』って?】


 ・元々は「草食系オークを主人公にした無双ハーレムもの」を書く予定だったような気がしないでもない(キレイなヨドミ)

 ・ただ、自分の好みに合わせていくうちにどんどんオークくんが無口になっていき、代わりにメインヒロイン兼語り部役だったハナが主人公し始めたのが始まりといえば始まり(笑)


 ・また、本作は長年温めてしまっているとあるファンタジー作品のスピンオフ的な位置取りとして、シェアードワールドを行っている面もある。実はそちらの作品がより深く麻薬と《呪詛》を集中的に扱った作品で、またかなり伝奇ホラー寄りでもあるので、本作も同系統のダークなおもむきになった。


 ・もっと原形は、中学生の頃に考えた「将来世界を滅ぼすと予言された妹をたった一人で守ろうとする剣士」の話。『スクラップド・プリンセス(榊一郎)』や『RAVE(真島ヒロ)』などの影響が濃い。

 ・それを発掘してきて、「世界を滅ぼす妹」を「何度治しても死病に罹り続ける姉」に改変。

 ・「兄剣士」も「弟オーク」になり、「世界を犠牲にしてでも肉親を守る」部分はそのままに、「世界を犠牲に」の部分に「彼」による主体性をより持たせることで、オークが持つ化け物らしさをより強調しようとした。


 ・この時点ではまだ兄妹もとい姉弟もの。ハナは影もかたちもなかった。

 ・しかし、「結構ヤバイ病気の姉」を連れ回る設定には難を感じていた。どこかへ置き去りにした方がやりやすいと考え、また狂言回しと語り部を兼ねたキャラクターを配置したかったために、「姉」に代わるミーツ系ヒロインを考案する。

 ・この時点ですでに「彼女」が薬師であることは決まっていた。


 ・その後、作者の脳内に百合の虫が湧き出したことによって、物語の開始がオークほぼそっちのけの師匠の話となる。

 ・この時点で薬師ハナを主人公とした作品として練り直すことが確定。彼女が薬師という医療従事者であることを主眼に置くことになる。


 ・ただし「本格医療ものではない」という意識は最初からはっきりと作者の中にはあった。

 ・免疫や耐性などといった医学・生物学的なワードが出てきてもあくまで装飾で、本作はどちらかといえば伝奇に近い。


 ・特に執筆開始当初は、~師つながりで『蟲師(漆原友紀)』の雰囲気をよく意識した。

 ・もちろん、あの伝説的な作品のような幻想的な怪奇譚にまではできないし、そもそも和風と西洋風でへだたりがあるので、あくまで()()とノリだが、背負い箪笥あたりにはその名残を見てほしい。

 ・むしろ半端な怪奇譚にならないよう、地に足をつけるための手段としての医学ワードの散りばめだったとも言える。



【登場人物関連】


「ハナ・ヴァレンテ」について


 ・前述のとおり、初期の設定ではヒロインの皮をかぶった語り部役。一般人目線で見たことを代弁してもらうため、内面も村人A、せいぜいが保健室の先生のような造形だった。

 ・ただ、まったくデレようとしないミスターの受け皿としては頼りなかったため、ちょっと心配になるくらいの「いい子」に格上げした。結果的に、この世界にさえ生まれなければ幸せになれたんじゃないか、と思うくらい綺麗なキャラクターになってしまったww


 ・一応「いい子すぎてイライラする」とは言われないよう、さじ加減に気を付けたつもり。なので、ショックを受ければ冷静さを失って走り出し、師匠の叱責も聞かずに士人を探し回るなど、自我と感情を持って行動できるキャラに。

 ・反面、危なっかしさは増した。

 ・というと笑い話みたいだが、我が強くなったことで三章以降は扱いに苦心する羽目にもなった。アーシャをフォローし続けながらベルーデルを助けようとするのは、普通に考えればわかりそうな無理ゲーだろう。


 ・それにしても、憎まない恨まないことに関しては、気がつくと比較的おばけのようなレベルになってしまった。故郷については思い入れがないのでまだしも、殺されかけても故意にトラウマを植えられかけても相手との関係が破綻しないのはいい性格をしすぎてはいないか。

 ・とりあえず乙女が薬で眠らされた時点でもっと敵意を抱けとは思う(笑)


 ・実は原型、モデルがいる。

 ・『花咲くいろは(P.A.WORKS)』というオリジナルアニメの主人公、「松前緒花(まつまえ・おはな)」。偶然の名前かぶり、そして毒親持ちで働かされる青少年という共通項から、かなりの部分を抽出させてもらった。

 ・もちろん魔改造はしてあり、特に上記の「イライラ」させる要因を減らすため、緒花よりポンコツ度は大きく下げてある(薬師がポンコツはやばいだろう)。

 ・ただ、もっとポンコツらしいギャグを入れたかったというのが作者の本音でもあり、結果的に師匠に一部肩代わりをさせたり、自分の性的魅力に気づいていない天然ぶりなどでどうにか糊口をしのいだ(笑)

 ・いや、結構ポンコツだと思うよ?という異論は認める(笑)


 ・なぜ高身長にしたのかはいろいろあるが、大きくは二つになる。

 ・他のヒロインたちが軒並み低身長の上にキャラが濃いことと、仮にミスターとカップルとして見たときにいわゆるおねショタ的になるようにしたかったためだ(笑)


 ・某アッカリーンではないが、「いい子」はどうしてもキャラが弱く薄くなる傾向にある。ポンコツ属性を積極的に入れられないとなればなおさらだ。

 ・気ままにきゃっきゃうふふしている低身長ヒロインたちを眺めながら一人ぽつねんとしている彼女が、せめて高いところから見おろしているような構図にしておきたかった。もちろん実際には彼女の方がみんなの妹のようなおもむきとなるため、ギャップ的な効果も狙えた。


 ・人外級に巨大なミスターの目線では、途端に他のヒロインたちと同様の「低身長」になってしまうのもポイント。界隈ではニッチとされる高身長ヒロインをさして迷わず出せたのは本作の謎の強み(笑)

 ・ただ、そのミスターの目線でもやはりハナは抜きん出ることにもなる。「彼の息子」が言ったように、しゃがまずに口づけできる可能性などから、異性として意識する割合は上がる。

 ・特にミスターは、中身は13歳の多感な少年だ。見かけは18か19にも見える年上の魅力的な異性を相手に、視線が合わせられず、モノが言えなくなってしまうのも無理はない(力説)。

 ・そこへ無自覚に距離を詰めようとする年上の異性。はなはだ尊し。


 ・多汗症設定はほぼ完全にアドリブ。やはりまだキャラが弱いと思い、第一章第一節を書きながら付け足した。

 ・三章あたりは少々やりすぎた気もするが、後悔はしていない。ハナが自分について無頓着であることを表現するのに有用だった面もある。


 ・調理器具・木器マニア設定は作者の経験から。自炊をこだわっていると皿や鍋にもこだわりたくなることがある。


 ・一人称「じぶん」はあまり賢い選択ではなかったかもしれない。初期はもっと中性的に書きたかったという名残。タメ口調が男っぽい設定も結局どこかへ行っている(タメ口をきける相手がほぼいないことに三章あたりでやっと気づいた(笑))。


 ・まあ一番の死に設定はわりと戦えることなんですけどね。「杖術」と「旗杖術」。

 ・前者は『ワンピース』のナミが初期からやってるアレ。要は歩くための杖やそのへんの棒きれを拾って戦える旅薬師のたしなみ。「旗杖術」は本作オリジナル。詳細は字面からのご想像にお任せしたい。

 ・でっかいボウガンも持ってたなあそういえば……。武器という武器が使い捨てになったのは実は成り行きに任せた結果で、作者も苦笑いしている。



「士人(ミスター)/ドリュー」について


 ・本作の元になったネタではイケメン兄貴だったという誰も知らない悲劇。無口なのは元から。

 ・オークを主人公にしたいという作者の急な思いつきに巻き込まれた末に、いろんな意味で膨らむだけ膨らませられ、挙句主人公からも降格される。

 ・また作者の性癖に巻き込まれて「中身はショタ」にもされる。厳密には中学生相当だが、むしろそのせいで異性に対してぶっきらぼうになる思春期属性=体が小さくて自分に自信がないタイプのソウルを、でかい身体に押し込まれることにもなった。

 ・ついでに兄属性から弟属性にも貼り換え。庇護欲の湧く妹ではなく頭の上がらない姉をあてがわれる羽目になり、より発言の機会を失う。


 ・こうして憐れっぽく書いてはいるが、なかなかどうして作者は「最萌え」として気に入っているキャラクター。弟×思春期属性はかわいげしかない。

 ・また、無口は確かに扱いづらいものの、イケメンキャラに比べれば下手な期待をされにくいのではないかという点で、本作との相性がいいとも考えている。


 ・本作ではストーリーと設定の都合上、彼には姉第一の精神で、ときに非道な働きもしてもらわなくてはならなかった。イケメン(もとい通常の男性キャラ)がこれをしてもいけないわけではないだろうが、ブサメンの方がその閉鎖的な卑屈さや肉親に執着する心理について読者の理解を得やすそうに思えた(これは差別意識を肯定するのではなく、潜在的格差認識思想の存在を仮定した考察に過ぎない)。

 ・これがまた大胆でかっこいい非道さなら、アウトローやヴィラン的な魅力を持てるだろうが、彼の悪行はおおむね器用で姑息だ。カリスマ性もなく、好感度が下がることを気にするくらいなら、最初から低い方が安心できて、反感は持たれづらい気がする。


 ・一応、そんなミスターが下手なロマンスに身を投じることはないように気をつけてもいる。

 ・あからさまにハナやアーシャとイチャイチャさせてしまえば、それこそ分不相応だろう。

 ・幸いなことに、彼は異性の接近を拒否し続ける。ラッキースケベも語り部役のハナに認識されないので、彼が困惑して逃げ出す愉快な様子しか描写せずに済む。

 ・ダメ押しに、同性とは比較的イチャイチャ(?)できるというくだりも入れておいた(笑)。


 ・一方で、ミスター自身は実はイチャイチャしたいのかもしれない可能性を見せるために、彼視点のサイドストーリーを二回提示してある。

 ・作品全体の物語からすれば雑音である気配もしないではないが、しかし彼が人並みの幸せをまったく望んでいないわけではないことくらいは匂わせておきたかった。それは同情を買うよりも、むしろ彼が不幸であることを示して反感を満足させる意図の方が強い。


 ・なお、種明かしになるが、ミスター視点にしか登場しない「彼の息子」は、いわば彼のイマジナリーフレンド、妄想の産物という位置づけ(本編で明言していないので、続編以降の設定変更はあるかもしれない)。

 ・繁殖力の強いオーク(オルク)の血を引く彼の本能が、意識する異性との間に証を残したがるのは仕方のないこと……と冷静に言ってみても、少々生々しい感じは拭えないと思う。

 ・その醜悪さも彼の「人並み」を表現するには除きがたいスパイスだった。彼が「息子」を拒絶する態度を取ろうとしながら、微妙に消極的なこともポイント


 ・彼の『面鎧』は本作のちょっとしたクリアランス(あえて残すノイズ)。造形的にはペスト医師のマスクのそれだが、目と額をおおわない点で差別化がある。

 ・初期設定では本当に和風の鬼面を模した面鎧だったが、医療色が強まってきたためペスト医師風に変更。ちなみに西洋には該当する装具が存在しないが、表記をそのまま「面鎧」としたのはやはりクリアランスと世界観の独自色を出すため。ルビの『ハーフメイル』はクリアランス調整のための造語。

 ・ガスマスク機能があるのかどうかはよくわからない。師匠が借りてたからそれでもいいが(士人はどっちでもいいわけだし)、ペスト医師たちはくちばしの部分にハーブを詰めたりしていたので、同じように気付け薬を師匠がそこに突っ込んだ可能性もなきにしもあらず。


 ・彼がなかなか名乗らない件については、キャラクターによる都合もあるが、作者なりの新しい試みでもあった。

 ・リアルでのことを考えてみるとわかるが、部活や仕事での付き合いがあってもなんとなく名前を知らないまま来ることは珍しくない。フィクションでは都合上、多少強引であることに目をつむってでも行儀よく名乗り合う流れが挿入されがちだが、逆に言えば名乗らない分にはさして不自然ではないかもしれないのだ。

 ・地の文などの書きづらさは案の定の推して知るべしだったが、証明はできたと自負している。


 ・一方で、名前を知ることによってその人に一歩近づいたような新鮮な感覚を得ることもある。結構長いあいだ知らないまま来てしまった人ほどそういう印象が強まるものだ。

 ・これは特に溝を感じていなかった場合でもそうで、ハナから見たミスターに対する感覚で似たような体験も表現してみたかった。


 ・「ミスター」と呼ばせることにしたのは、最近流行りの「マスター」に寄せなかったと言えばウソになる。けれど、発端は漫画『ワンピース(尾田栄一郎)』のビビがゾロを「Mr.ブシドー」と呼んでいたことによる(ビビの性格が比較的ハナと近い。コミュ障じゃないが)。

 ・似たように「ミスター・○○」と最初は呼ばせたかったが、手ごろなものが見つからなかったのと、小説の文中に置くとどうしても長ったらしくうるさく感じられたため、「まあ流行ってるし」という後押しもあって、冠詞だけにしてみた。ニュアンスとしては「ムッシュ」とか「セニョール」とかと同じ。

 ・※ただし、現実の英語圏で「ムッシュ」などのように単体で「ミスター」と使うイメージはない。しかしハナが彼を「ムッシュ」や「セニョール」と呼んでいる姿はもはやギャグにしか見えなかったので、そっちの採用は諦めた。


 ・「士人」の当て字はブシドーの名残。デジタル大辞泉によれば「さむらい。武士」の意。

 ・ただしハナのニュアンスとしてはもう一つの意味「社会的地位の高い人」の方が適当になる。とにかく年上と間違えていることを強調したかった。

 ・そらあんた、年上の美人から「旦那様」とか「先生」とか呼ばれたいやろがい!(唐突に出る馬脚)

 ・いやいや、彼の場合は単に今さら名前で呼ばれるのがむず痒かっただけだと思います。たぶんね。



「師匠/ナーシャ」について


 ・作者の最推しキャラ。ゆえに一章でああなる(ゆえに)


 ・実はかなりアドリブの多いキャラクター。構想段階では影もかたちもなかったレベル。

 ・それがいつの間にか第一章丸々彼女の物語となるほどに成長し、その後もやたら存在を主張し続けることに。

 ・実際、ハナにいいとこ取りや反面教師にさせたりするためのキャラクターであるため、逆にハナを基準にすればいい分、造形は楽だった。


 ・初期の『RAVE(真島ヒロ)』の主人公の口癖が「~って姉ちゃんが言ってた」であったように、ハナの人格造形に多大な影響を与えた人物として描きたかったことも確か。だんだんと思い出さなくなっていくことによって、ハナの成長を描けるとも踏んだ。

 ・一方で、ハナの巣立ちにあたる第一章では、師匠が「絶対的保護者」の地位から「対等な人間」にまで落ちてくるように書きたかった。結果的に作中最も人間臭く、感情豊かなキャラクターになったと思う。


 ・「母親ではない」は強く意識しておいたところ。年齢差の都合もあるが、ハナを預かったのが彼女の実母・ヘティアへの義理立てである側面を強く残しておきたかった。

 ・「母親でない者に育てられた」ことで、ハナをあまり母性的な(都合のいい)キャラクターにせずに済ませる意図もあった。


 ・ちなみに作者はどちらかといえば親子(母娘)のモチーフで多く書いてきた過去がある。その点でいえば「母親のようで母親でない」キャラクターを書いたことは困難であった同時に面白い体験でもあった。


 ・現在のとぼけた陽気な性格は昔のハナの母親ヘティアをトレースしたもの、という設定もある。

 ・昔の師匠の性格は、真面目なのに流されやすい根暗系。彼女自身の回想から読み取っていただく必要はあるが、子供のために自分を最適化させていった彼女なりの苦心を嗅ぎつけてもらえると、作者は泣いて喜んで四散する。


 ・続編にて再登場、もしくはその後を明示するかどうかはまだ思案中。ハナが故郷を訪れる展開はあるべきだとも思っている。


 ・名前の由来は「ナース」ではない。詳しくは【小ネタ】参照。



「ヘティア」について


 ・彼女がまた新しい試み。母娘の感動の再会を書かないスタイル。

 ・どころかいつまでも娘に気づかれない母親。よく言うじゃない、目と目が逢う瞬間~?

 ・残念ながら現実は言われるまで気づかないものだ(冷酷)。ハナは両親の不在に全然思うところがないタイプだったし。


 ・でも実はこっそり気に入っているキャラクター。最推し師匠との公式CPだもの(不純な動機)

 ・というだけではなく(笑)、実は本作で一番熱血で明るいキャラクターなんじゃないだろうか(師匠の思い出の中だけだけど)。

 ・思い詰めてガンガン突き進んじゃうあたりが少しハナとも似ている。


 ・仮に続編で再登場させるなら師匠といっしょは当然。



「《濁》の女/ノルハ」について


 ・ヘティア、ナーシャ、ノルハで幼馴染トリオという初期設定があった(ノルハが一番年下)。

 ・というかヘティア←ナーシャ←ノルハという構図。片思いをこじらせたヤンデレである。

 ・仲間も若干引いてて怖いので従う(笑) 《大棘》が盗まれたとき真っ先にナーシャの名前を挙げて追跡志願したのも彼女に違いない。


 ・だから作者的には彼女が怒りに任せてナーシャを殺してしまうというのは違和感がなくもない。惚れた弱み?

 ・しかし勢い余りそうでもある。ヤンデレをなめてはいけない。

 ・ちゃんと里想いなだけの面もある……いや、片思いの相手に逃げられてくすぶる情熱を仕事にぶつけていただけかも。ハイ、ぜんぶ作者の勝手な妄想です。



「刺獣」について


 ・作者はユニコーンが大好きなのです(*´ω`*)

 ・しかし気がつくと首が伸びたり口の中で目が光ったりするなんかキモイ妖怪みたいになっていた。

 ・たぶん同時期ブラボ熱が再燃してたせい。ルドウィーク戦楽しいよね!


 ・ちなみに馬のあごの力はマジでわりとヤバいので、体験牧場なんかであんまりいたずらに咬ませないこと(そういうのに出されてる馬は咬みぐせないのを選んでるはずだけど)。リンゴ丸ごといけるからね、彼ら。

 ・でも馬っぽいとは書いてないなそういえば……(オイオイ)


 ・雷雲とともにやってくるのも設定なのか演出なのかわからなくなってしまった。うん、まあライブ感かな(脳死)

 ・ツノがなくなって暴走するのは首を落とされたシシ神(『もののけ姫』)のイメージ。



「アーシャ」について


 ・原案ではメインヒロインだったことを思えば降格がはなはだしい。しかもなんだかヤンデレかクレイジーサイコなんとかみたいになってしまった。

 ・いや、これはこれで作者の希望どおりの清い百合と言えなくもなくもなくもなくも……。


 ・典型的な「ゆる系強姉キャラ」。表向きは。

 ・アドリブも多いが、作者の中ではテンプレートに則った部分も大きく、書くのにあまり苦労しなかったキャラの一人。


 ・容姿が姉キャラらしくなく、記号的にも弱いのが難点。ハナよりも見た目はぐっと年下なのに得意分野で上位互換というギャップが欲しかったのは確か。

 ・だがその裏でトランジスタグラマー枠はウルウァの独占を許してしまった。別に見かけが貧相とはひとことも書いていないが。

 ・まあしかし見かけ以外の設定がすでにてんこ盛りなので、これ以上ゴテゴテさせづらかったのも事実。だからこそウルウァに盛られる役目を買わせた側面もなくはない。


 ・本作、もといこの第一部では、彼女はまだガジェットに過ぎないようなところがあるだろう。消化不良ではないかとと言われれば否定もしづらい。

 ・ただ、今のところは「動かしようがない」かつ「永久機関」と見せることで、未解決であること自体を正当化したつもり。



「ウルウァ」について


 ・解説が趣味というのはわりといいアイディアだったと自画自賛している。

 ・言わなくてもわかるくらいスピードワゴンポジ。と同時に水先案内人。さらには問題提起役や糾弾役。

 ・いい子すぎるハナの代わりに遠慮なく怒ったり軽蔑したりと、作者的には非常に扱いやすいキャラクター。


 ・気づく人は気づいてしまうだろうが、元薬師かそれに類するもの。

 ・そしてそれが読み取られると、多くの発言がいわゆる「おまいう」的になる仕かけ。他人に突きつけながらひそかに自身をも糾弾する言葉ほど真に迫るものはないと作者は考えている。ブーメランは自覚して投げるかどうかで価値が変わる。


 ・実際人間かどうかは伏せよう。使い古されたネタかもしれないし、本作はまだどんな生きものがいても不思議ではないと言える部分があると思う。


 ・アーシャ留置問題は彼女のためでもある。いわゆる「魔女ポジ」である彼女には大量の蔵書と標本に囲まれて暮らすイメージを体現してほしかった。

 ・とはいえ、「九十万と六百六十六の幻書を封印せし、迷宮の書架」を体内に持つ姫君がヒロインのラノベ(出典1)もあることだし、四次元ポケットを持つストーカー的なキャラにできなくもなかった。本作を公募に出せるよう短縮版を作るなら、一考の余地はある。


 出典1……『ダンタリアンの書架』著・三雲岳人。厳密には体内に持つのではなく、姫君が書架そのものという設定。


 ・訛りは作者の出身地、高知の方言(一部県外中四国部で使われる別の方言)をベースに創作したもの。

 ・二種類あるのだが、どちらも関西弁のような猛々しさがなく、また語尾に集中する傾向や、龍馬伝などで一瞬だけでも全国に知れ渡ったことからいけるんじゃないかと踏んだ。

 ・できる限り語尾や接続系の変形のみに集中させ、また、そのまま模倣せずにイントネーションなどがなんとなくわかりそうな感じに改造してみた。

 ・あえて徹底はせず、長台詞などではリーダビリティとバランスを取るために、たびたび標準語にしている。

 ・凡例は【小ネタ】の方にまとめた。


 ・ロリ巨乳を一人くらい出さなくてはいけないという使命感(意味不明)。なおハナ視点の地の文で整形だのつけ乳だのと言われる仕様(言ってない)


 ・それにしてもハナに対するいじりと当たりが容赦なさすぎて作者も引いている。



「ベルーデル/イズン/エルヴル」について


 ・三・四章イズ本編オブ本編。なのに実は第二章の本文を書き終わるまで曖昧なプロットしかなかったのはここだけの話(設定は完成済み)。


 ・鋭い人はすぐわかるだろうが、無病長寿の国ということで「エルフ」から国名は拝借。

 ・そして、エルフの発祥はおおむね北欧神話とされているらしいということで、三章オリジナルな登場人物たちの名前も、北欧神話由来で統一することにした。詳しくは【小ネタ】の項目を参照(下記)。


 ・「エルフは子供が生まれにくい」というのもいろんなところで聞く話。これを悪く曲解して《丸薬》の設定にした。「まがいもののエルフの国」とは象徴的に符合したはず。


 ・つまり、ベルーデルやイズンは「エルフの国」の唯一の「人間」ということになる。

 ・人間の上位互換らしきエルフが数でも勝るならば、人間はおそらく家畜のような扱いになるだろう。王の肩書を持ちながら巫女という名の人柱にされる彼女たちのモチーフは、おおむねそんな感じ。


 ・今年(2020)の冬から三章を書き始めたせいで、同時期にやっていた某アニメ映画のキャラクターとベルーデルがかぶるかぶる(笑)

 ・「冒険に行きたい」とか似たような発言も目立ち、性格も寄っていってしまった。生育した背景が大きく違うのでそのあたりを考慮して差別化はしたものの。


 ・書籍スケールでの序破急三幕構成の三分の一にすべてを収めようとしたために、三・四章の駆け足感は否めない(当社比)。結局予定のスケールに収められていないし、短縮版を書くなら全編エルヴルの話にすべきだろう。

 ・※本作はしばらく筆を置いていた作者のリハビリ的な側面があったため、できるだけ再考せず書き始めようというスタンスで書き始めた経緯がある。書籍スケールにまとめることは指標であっても目標ではなかった。


 ・イズンの意図が読者に伝わらなさ過ぎてやばい気がしている。

 ・「あの子がつばさを求めたならば」=ベルーデルが冒険に出ることを強く望むなら⇒偽妊薬=ベルーデルにイシヅエを移植して独り占めさせる⇒フォルストたちも知らない間にスピード移植=そのために《宮つげ》に合わせて自殺。薬師様もいるから安心(名推理)

 ・なんで自分を刺したのか終盤まで不思議に思う人がいてくれるだけでも御の字の部分はあるけど。じゃあわからなくてもいいか……。



「ヘイゼル」について


 ・お前が一番かわいそう定期。

 ・憧れを捨てたがために地獄の果てまで仲間外れにされた人。彼女なりにがんばってたんやで?


 ・まあ実際壊れる寸前まで病んでたとすればしょうがないと言えばしょうがない。尺が許せば失敗した脱走作戦の回想とかまともに書きたかった。

 ・いやそれにしたってイズン様からの見られてなさが酷いように見える。一人目を産んでから冷たくなったってレベルだろうかこれは。やむー。


 ・カイリキー設定は直前までやめようか迷った。腕移植ならともかく、肩関節の造設とかたぶんブラック・ジャックでも無理ですぞ?

 ・だいたいどういう骨格なのか説明できない。神経もどうなってるんだ?

 ・肩甲骨が必要なのは確かなので、前後ではなく上下についてる。


 ・ちなみにこれは半分俗説だけども、脳波で操れるコピーロボットを好きな数作って一人の人間が同時に操作した場合、男性の脳なら百体でも行けるけど、女性の脳は数体から十体くらいまでが限界らしい(諸事情でソース秘匿。まあその種目に限っては遺伝的に男性の方が得意な場合が多いという話。個人差も当然)。

 ・発展させると、女性が四本腕を完璧に操ろうとすれば相当脳に負荷がかかって精神にも影響が出るかもねという話になる。

 ・そうでなくても、人間が手指の感覚器官から得る情報量は膨大(五感の中では下から二番目らしいけど、ロボットで再現しようとすると結局凄まじいスケールになる)。それを倍に増やせば脳の負荷も二倍。男女とか関係なくいつも疲れてる人になりそうよね。


 ・身長を伸ばすには足の骨延長手術が現実では一般的。ちなみにわざと骨折(骨切り)させて、再生するときに引っ張って少しずつ伸ばしていくというのがおおまかなやり方。痛くないわけがない。(バランス悪くなるからいっしょに腕も伸ばさなくちゃ、って説もある)

 ・背骨も原理的にはできそうだけど事例が見つからないし、実際は脊髄を傷つけずに成功させるのがほぼ不可能に思える。ただ、変な曲がり方をしている背骨を矯正するために引っ張りながら成長させる方法はある(背骨が自然成長する子供限定。矯正以上の延長が付随するかは不明)。


 ・作中きってのポンコツ設定があった。これも尺の都合で埋もれたクチ。

 ・呪詛憑きでないときの方が強い。刺獣と闘わせたりしてもよかったかなあ。



【世界観】


 ・ある作品(未執筆)とのシェアードワールド。なんというかそんなに複雑には作り込んでいない。

 ・《呪詛》の存在であらゆるものが台無しになりやすいことがポイント。一部のパワハラが原因で国ごと消滅したりしてたらそりゃあまともに文明進みませんよ。

 ・逆説的に古代の文明期とやらには《呪詛》って途中まで存在しなかった可能性が高い。このへん詰めていくとSFになるけどこのシリーズではやらないかな。まだわかんないけど。


 ・魂の存在と死後のシステムだけ定義させてる。作中の『天海思想』はおおむね真実。

 ・Yahoo!で見たような死生観は現実世界に既存ですかって訊いたらゴミのリサイクルみたいねって言われた。お約束の悪意しかないドヤァ回答ながら言い得て妙ではある。

 ・つまり死後の魂はどっかお空の上で大きなひとかたまりになって、またそれが小さく千切れて新しい命になる、というソウルサイクル。作中では信者が素晴らしいことのように語っているけど、わりと気持ち悪い部分もあると思う。

 ・死刑囚の魂も聖人の魂も死んだらいっしょくたってどう思う? とりあえず人間本意で作られたシステムではなさそう。


 ・平均寿命がたぶん40~50前後。

 ・でもハナたちは医学的に100~150歳くらいまで人間が生きられることを知っている。なので病気をしないエルヴル民は原理的には200~300歳まで生きられる計算になる。


 ・「隊商」という言葉が度々出てくる。要するに行商人の集団だが、これが国家未満の規模の街や集落の間を行き来している。街道というのはほとんど彼らの轍によるもの。

 ・無法地帯というと悪いイメージがあるが、それは全体が法治的だからそこだけが空白になるときの場合の話だと思う。

 ・「無法世界」ならば、そこにいる人々の自由意思による秩序が生まれるはず。『キノの旅(時雨沢恵一)』の「人を殺すことができる国」を読んだことがある人ならわかるだろう。ハナたちが街中ではわりと安心しているのはそのため。


 ・亜人が昔はたくさんいた設定。作中に書いたかどうか覚えていないが、文明期の終わりに何かあったらしい。とにかく隠れ住んでいる生き残りを小出しにできるという点では作者的に都合がいい。

 ・亜人はともかく唯一的な人外個体はいろいろいる。

 ・とにかくポジティブリスト方式。出したものは存在し、出してないものはあるかもしれない。



【小ネタ】


 ・キャッチコピーとして、「剣も魔法もありはしない」としてあることに則り、武器としての「剣」は本作に登場せず、また、「魔」のつく言葉も徹底して排除するようにもしている。

 (ナイフやナタなどの本来戦闘用でないものは例外)

 (邪魔、断末魔、誤魔化しなどの、要するに「魔的」でもなんでもない言葉も例外)


 ・「ハナ」はアルファベットでつづると“Hanna”であることにしている。

 ・そのまま読むと「ハンナ」だが、ディズニーの『アナと雪の女王』のヒロイン・アナもまた“Anna”だ。ちゃんと調べていないが、おそらく「アンナ」と読むのは英国式か古式ゆかしきといったところだろう。

 ・本作の主人公は親しみやすさを優先して「ハナ」とした。モデルにした松前緒花から同名によるインスピレーションを得やすくするためでもある。


 ・“Hanna(ハンナ)”自体はどこからかといえば、これは「ヨハン」という男性用の名前から変換した女性形の派生(バリエーション)の一つ。派生元の女性名は「ヨハンナ」となる。

 ・「ヨハン」がどこからといえば、「ヨハン・テルデ」という実在人物が元ネタ。錬金術の偽書を書いた人で、著者名を「ヴァシリウス・ヴァレンティヌス」という架空の錬金術師の名前にしていた。ハナの名字「ヴァレンテ」はここから。

 ・テルデはその偽書の中で、「アゾート(アゾット)」という言葉を定義している。これは錬金術の世界では有名なとある万能薬の名でもある。

 ・Wikipediaにも項目あり:「ヨハン・テルデ」で検索もしくはURLコピペ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%87


 ・ドリュー、アーシャの名前は、共にゾロアスター教より、悪神ドゥルジ(Druj)と善神アシャ・ワヒシュタ(Aša Vahišta)から由来。

 ・ドゥルジは「虚偽」または「不浄」の魔王であり、アシャ・ワヒシュタは「正義と真実」及び「清浄」の神様。二柱は敵対関係である。


 ・ウルウァもまたゾロアスターの魔王の一人、サルワ(サウルウァ/Saurva)から。「混沌と騒乱」及び「無秩序」の悪神(「統治」「秩序」の善神と敵対)。

 ・サルワはインド神話ではルドラと名前が変わり、暴風雨の神になる。


 ・師匠のナーシャ、ヘティア、《濁》のノルハの三人もまたゾロアスター神話から。彼女らは全員ノーンハスヤという悪神(男神)に由来。悪魔だが、しかしインド神話ではナーサティアと呼ばれる「医療と健康の神」になる(厳密にはダスラという神様と二人で一柱の双神)。

 ・ナーシャ(Nasya)とヘティア(Thatya)はこのナーサティア(Nāsatya)からのもじり、ノルハ(Naolhya)はノーンハスヤ(Naonghaithya)のもじりである。

 ・(ちなみにナーサティア&ダスラの神性は、ゾロアスターではアムルタートとハルワタートにそれぞれ受け継がれ、ノーンハスヤは悪神らしい別の神性を持つ)


 ・ベルーデル、イズン、ヘイゼル、フォルスト、フィオールらエルヴル王家の者らは、エルフつながりで全員北欧神話から。それぞれバルドル、イズン、ヘズ、フォルセティ、フィヨルギュンに由来。

 ・イズンはわざとあからさまだが、実際はイズンと同一視する説のある女神フリッグの方がモチーフのため(類推させすぎるのも好きではない)。ゆえにその息子のバルドルがベルーデルのモチーフ。母親の加護により死ななくなる(イシヅエと偽妊薬の話)という点を象徴的にしてみた。

 ・ヘイゼルは愛称がヘズなのでもうある意味存在がネタバレ的なところがある。ヤドリギ=死産児、矢=へその緒、という次第。盲目の神に由来することで、イズンら王家に対して押し付け的な献身を捧げているという皮肉にもなる。

 ・フォルセティは正義・平和・真実をつかさどる司法神。北欧神話の神様の中では非常に崇拝されている部類で、確かに有能な王様感がある。バルドルから見ると息子にあたるが、そのうちフォルストは見かけの年齢でベルーデルに抜かれうる。

 ・フィヨルギュンはフリッグの父、もしくは母。男神と解釈する場合と女神の場合とがあり、つづりが違うから同名の別々の神だと言われる説もあれば、同一視する説もある。大地の神様らしい。


 ・せっかく北欧神話から取っているのにロキはあえて登場しない。かのトリックスターが登場しないということは、謀略やどんでん返しはないということだ。


 ・実はアール、ロウンも北欧神話から。

 ・アールは「エルフの国の一市民」という見方で、エルフそのものの古い呼び方「アールヴ」から取った。

 ・一方、ロウンは慰めと愛の女神「ロヴン」から。この女神様はとても優しいので、禁断の愛にさえも許可を与える権限があるらしい(元はどっちかというと近親相姦のことらしいが)。見かけの若すぎるアール夫妻だが神には許されているというジョークのつもり。


 ・衛兵マーフは神話からではないが、これはアイルランド(広義の北欧)では一番多い苗字マーフィーから。つまり彼は佐藤ということ。


 ・《落果病》の原因菌「カリシチ」の名は、ギリシャ語の「καλλίστῃ」=「きれいな」から。

 ・これの発音はkallístiで、英語読みだとカリースかカリーシのように聞こえるが、イタリア語読みならカリィースティとなる。

 ・この言葉「καλλίστῃ」はギリシア神話に登場し、トロイア戦争の発端となったされる逸話『不和の林檎』の中で、果実『黄金の林檎』に書かれた文字であり、「最も美しい女神様へ贈る」という意味になる。

 ・(つまり誰宛てのリンゴ?⇒そりゃ私に決まってるでしょ。いいえ私よ。何言ってんのよ。⇒戦争勃発。「不和の林檎」は「くだらない原因」を示す慣用句にも使われる)

 ・突然ギリシア神話ではあるが、それ自体が北欧神話と似ている点と、その後の三章でリンゴと馴染み深い女神・イズンと同名のキャラが登場することから、これを使ってみた。《落果病》の正式名が『美しき人の病』であることとも符合。

 ・なお、『美しき人の病』に当てたルビ『ミィロ・カリシチニ』の「ミィロ」は、「黄金の林檎」が実際はリンゴではなく、マルメロ(marmelo)という果物だという説から。ちなみにオレンジだという説もある。


 ・ウルウァ訛り凡例

(ウルウァ訛り ⇐ 土佐弁 ⇐ 標準語)

 ※は土佐弁ではないが中四国でよくある方言

 ~(よ)ねぁ  ⇐ ~(よ)にゃあ  ⇐ ~(だ)なあ

 ~ぞに     ⇐ ~ぞね      ⇐ ~だよ/~だぞ

 ~(じゃ)けに ⇐ ~(じゃ/や)き ⇐ ~(だ)から

 ~しちおる   ⇐ ~しちょる※   ⇐ ~している

(およそ継続を表す。現在進行形に近い)

 ~しよる    ⇐ ~しちゅう    ⇐ ~している/~しやがる

(およそ状態を表す。現在系に近い。若干侮蔑的なニュアンスを含む場合もある)

 ねど(も)   ⇐ けんど      ⇐ だけど(も)/だが

 ~しようち   ⇐ ~しよったち   ⇐ ~してたって/~しようが/~しようと

 まっこと    ⇐ まっこと     ⇐ ほんとに/まったく

 へご      ⇐ へご       ⇐ おそまつ/出来が悪い/つまらない/ヘボ


 ・二章に出てくる「トウアサ(ポキリグサ)」は元ネタがない。

 ・当初は「実は毒草」という面白さからオキナグサを模していたが(ポキリグサのネーミングが名残)、おなかを壊すやつだったのでボツに。ちょうどいいものがなかったため、本作らしくなんとなくアサ科の植物を思わせるような名前にしてみた。茎の形状は要するにチュロスだが、茎が太い点でもアサ科っぽい。

 ・解熱作用のあるものを摂取しすぎると体に良くないのは自明。シロップもトローチも美味しいよね。


 ・女王の夫が王配っていうの初めて知った(王婿(おうせい)ともいう)。まあフィリップ王配って呼んでるのとかあんまり聞いたことないもんなあ(でもWikipediaではそう)。


 ・ハナと師匠の服装を上着以外ほとんど描写していないが(ハナ視点の地の分なので、彼女がわざわざ意識しないものは描写されづらい)、白系(ベージュ? 安っぽい感じ)のベアトップなアオザイ風でアンダースカートなしを基準に想像してもらえれば充分ではある。

 ・紳士諸兄が望むなら、別段もっと原始的に、前後に置いた長い布をひもで縛っているだけとかでも構わない。とにかく袖と襟がなく、胸元が開いていて、丈が長めであることだけが要点。汗で貼りついて困るほど生地も薄く、高級感がない。

 ・ちなみに下着の文化はない。

 ・薬師のボレロもひらひらしているか、体にぴったりしているかは謎。長袖ではあるらしいが、七分袖でも構わない。


 ・各キャラ髪型の描写もあいまいだが、ハナは猫っ毛のボブ(毛先うねうねのゆる天パ)で、片目隠れかけくらい無造作に垂れているのがいい。小さく雑な編み込みがあってもいい。ラリエットもいい。ついでにさりげなく部族っぽく目立たない耳飾りが結構ついてるという勝手なイメージ。

 ・アーシャの髪は長めで無造作なイメージだが、やはりたいして描写していないので、おさげやハーフアップでも問題ない。そんな髪で家事ができるか、みたいなのでなければなんでも(そのときだけ上げとけばいいんだけどね)。

 ・ベルーデルは普通にロング。ウェーブはしてる(父譲りの髪質で、イズンはストレートなイメージ)。初登場時(城壁の上)では下ろしていたものを、ハナたちと廊下で再対面する前にポニテにしているが、その後描写していないのでずっとそのままなのか再び下ろしたかはご想像にお任せしたい(実は描写してたりしないか?)。予定ではヘイゼルに髪を上げるなと言われる場面が入るはずだった(今から入れようかな……)。


 ・仮に質問があればこちらのページに回答を加筆することもあります。



 以上。


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[良い点] 完結まで辿り着きましたわーい! 裏設定面白w 本編と雰囲気違って普段のヨドミ節なのがツボw 暴言多々www 当初予定が無双ハーレムモノwww 癖を詰めたらりっくんwww からはじまり…
[良い点] ようやく最終話まで辿り着きました。 実は読後1日以上経っているのですが、なかなか消化できず…じっくり読み返しては『これはこういうことだったのか』と、ひとつひとつ噛み締めている最中です。 …
[良い点] 薬師として純粋すぎるハナさんの葛藤や時に見せる無鉄砲さに惹かれて、気づけば付録まで開いていました。ハナさんと師匠さんの関係には苦しさを覚えましたが、二人のやりとりが個人的にはとても好きな所…
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