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骸骨魔術師のプレイ日記  作者: 毛熊
第二章 仲魔と共に
19/688

パーティー名を変えよう

 手記の方も同時投稿しています。


 内容はヒロインちゃんの種族、ローパーの解説です。

――――――――――


種族(レイス)レベルが上昇しました。1SP獲得をしました。

職業(ジョブ)レベルが上昇しました。1SP獲得をしました。

【土魔術】レベルが上昇しました。

新たに石柱(ストーンピラー)石波(ストーンウェーブ)の呪文を習得しました。

【土魔術】が成長限界に達しました。進化が可能です。

6SPを消費して【土魔術】が【大地魔術】に進化しました。

新たに地震(アースクェイク)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【溶岩魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【溶岩魔術】を取得しました。

新たに溶弾(ラーヴァブレッド)の呪文を習得しました。

【水魔術】レベルが上昇しました。

新たに水柱(ウォーターピラー)水波(ウォーターウェーブ)の呪文を習得しました。

【水魔術】が成長限界に達しました。進化が可能です。

6SPを消費して【水魔術】が【水氷魔術】に進化しました。

新たに氷手(アイスタッチ)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【樹木魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【樹木魔術】を取得しました。

新たに茨鞭(ソーンウィップ)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【煙霧魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【煙霧魔術】を取得しました。

新たに熱霧(ヒートミスト)の呪文を習得しました。

【火炎魔術】レベルが上昇しました。

【風魔術】レベルが上昇しました。

新たに風柱(ウインドピラー)風波(ウインドウェーブ)の呪文を習得しました。

【風魔術】が成長限界に達しました。進化が可能です。

6SPを消費して【風魔術】が【暴風魔術】に進化しました。

新たに(ストーム)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【砂塵魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【砂塵魔術】を取得しました。

新たに砂風(サンドウインド)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【雷撃魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【雷撃魔術】を取得しました。

新たに雷矢(サンダーアロー)の呪文を習得しました。

これまでの行動経験から【爆裂魔術】を取得可能です。

6SPを消費して【爆裂魔術】を取得しました。

新たに爆弾(マジックボム)の呪文を習得しました。

【暗黒魔術】レベルが上昇しました。

【虚無魔術】レベルが上昇しました。

【召喚術】レベルが上昇しました。

【付与術】レベルが上昇しました。

【魔法陣】レベルが上昇しました。

新たに巴魔陣と起動待機を習得しました。

【死霊魔術】レベルが上昇しました。

【呪術】レベルが上昇しました。

【罠魔術】レベルが上昇しました。

【降霊術】レベルが上昇しました。

【邪術】レベルが上昇しました。

【言語学】レベルが上昇しました。

【忍び足】レベルが上昇しました。

【忍び足】が成長限界に達しました。

【奇襲】レベルが上昇しました。


――――――――――


 はい、鼠男(ラットマン)を二人で乱獲した結果がこれです。いやはや、凄くごちゃごちゃしてるね。魔術の進化とついに複合属性が解放されたからだ。当然のように全て取得したぞ。


 呪文の解説は分かりにくいものだけを見ていこう。◯(ピラー)や◯(ウェーブ)はもういいでしょ?そのまんまだし。


 他のそのまんま、と言えるのは地震(アースクェイク)(ストーム)だろう。これらは本当にそのまんまだった。…下水道ではもう二度と使いたくないが。


 他の呪文は解説していく。先ずは【水氷魔術】の氷手(アイスタッチ)だな。遂に氷を操れるようになったな。その最初の一歩は触れたものを凍らせる呪文らしい。使い難いな!


 【樹木魔術】は茨鞭(ソーンウィップ)。棘が生えた蔓を思うがままに操る術だ。アイリスの触手+棘って感じかな。パワーでは劣るのだが。


 【溶岩魔術】は溶弾(ラーヴァブレッド)。溶岩の塊を飛ばす術で飛距離と速度は出ないものの、地面に落ちた後もしばらく残るのが面白い。


 【砂塵魔術】は砂風(サンドウインド)。砂を含んだ風を放つ術で、目潰しになるだけだ。しょっぱい効果か、と問われればそうでもない。結構効果が長いのだ。使い道はあるだろう。


 【煙霧魔術】は熱霧(ヒートミスト)。灼熱の霧を生み出す術だ。これ、かなりエグい。鼠男(ラットマン)の一匹が息を吸ったらしいのだが、その時に気道を焼かれていたようなのだ。術の持続時間も長いので、即刻【風魔術】で吹き散らすか範囲内から逃げ出す必要がある。対処法を知らないと大火傷を負うだろう。


 【雷撃魔術】は雷矢(サンダーアロー)。凄まじく速い雷の矢を放つ術だ。威力は低いが、麻痺することがあるらしい。速さ故に命中率も高い。汎用性が高いと言うべきだろう。


 【爆裂魔術】は爆弾(マジックボム)。これは変わり種で、射程距離内の指定した座標を爆発させる術だ。これと【罠魔術】を使うとどうなるか。ククク、楽しみだ。


 新しい術が大量に手に入ったのは非常に嬉しい。ただし、一つだけ言っておきたい悲報がある。あれだけあったSPがほぼ尽きた。いや、まだ8ポイント残ってるけどさ、一桁しか残ってないって状態がほぼ初めてだから落ち着かないんだ。貧乏性、ここに極まれりって感じだな。


 閑話休題。そして私達が南側のマッピングをかなり進めた所、さらに地下へと続く階段を発見した。どうやら、これで終わりではないらしい。


 では降りてみるか、と思ったのだがそうは問屋が卸さない。何故なら、階段の入り口にはこれまでとは比べ物にならない数の鼠男(ラットマン)が屯していたからだ。その数は軍隊と言える規模であり、流石に二人で突っ込むのは厳しいと言わざるを得ないだろう。


「イザーム、あれはボスだよな?」

「ああ、間違いないな」


 数も多いのに、更にボスと思わしき魔物とその取り巻きまでいた。それらの【鑑定】結果がこちら。


――――――――――


種族(レイス)鼠男将軍(ラットマンジェネラル) Lv30

職業(ジョブ):将軍 Lv0

能力(スキル):【悪食】

   【牙】

   【斧術】

   【土魔術】

   【闇魔術】

   【筋力強化】

   【防御力強化】

   【敏捷強化】

   【指揮】

   【配下強化】


種族(レイス)鼠男騎士(ラットマンナイト) Lv20~25

職業(ジョブ):騎士 Lv0~5

能力(スキル):【悪食】

   【牙】

   【剣術】or【槍術】or【弓術】or【斧術】

   【土魔術】

   【闇魔術】

   【筋力強化】

   【敏捷強化】

   【指揮】


――――――――――


 あの、十匹以上いるボスの取り巻きですら格上なんですが。しかも鼠男将軍(ラットマンジェネラル)に至っては『蒼月の試練』よりも強いじゃないか!


 流石に無理。無謀。無茶。突っ込んでも犬死にするだけ。それはジゴロウも理解出来ているようで、引き攣った顔になっていた。分の悪い戦いは楽しめても、絶対勝てない戦いは嫌らしいな。


「…帰るか」

「…そうだな」


 強くなって、更にあの三人も連れてからから出直そう。絶対に倒してやる。私達はそう誓って逃げ帰るのだった。



◆◇◆◇◆◇



「ただいま」

「あ、お帰りなさい!」


 研究室に戻ると、アイリスは作業を中断してこっちを向く。同時に源十郎は糸を吐くのを止め、ルビーは本を閉じた。それぞれがやりたいことをやっていたようだな。結構結構。


「どうでしたか?」

「二人で南側を一通り回ったよ。そしたら下に続く階段を見つけた」

「おお!凄いじゃないですか!」

「だけど、入り口を守る奴がいてね。諦めて帰ってきたよ」

「えぇ!?」


 私の自嘲気味な言葉を聞いて、アイリスはとても驚いた。


「『蒼月の試練』を突破したイザームさんが諦めるって、どんな敵が居たんですか!?」

「ああ、それについても今から全員に説明するよ。皆、パーティーチャットを開いてくれ」



――――――――――


イザーム:これが今日の探索の結果だ。


源十郎:うむむ、厳しいのぅ。


ルビー:悔しいけど、今のボク達じゃ足手まといにしかならないだろうね。


アイリス:ひえぇ。そんな魔物がいるなんて…。そこから動く可能性はあるんでしょうか?


ジゴロウ:さぁな。ガッツリ座ってやがったけど、動かねぇって証拠にゃならんしな。


イザーム:その通りだ。私もまさかあんな化け物が近所に居るとは思ってなかったよ。


ジゴロウ:んで、これからどうする?隠れ続けるって訳じゃねぇんだろ?


イザーム:当然だ。あれだけの数だ。一人二人での攻略は不可能だろう。


イザーム:だから、三人にも一緒に来て貰いたい。


源十郎:もちろん、構わんよ。しかし、儂らでは力不足ではないかの?


ルビー:お祖父ちゃんの言う通りだよ。さっきも言ったけどボク達じゃ足を引っ張るだけになるよ。


イザーム:それはしょうがない。だから、三人にはどうにかレベルを上げて貰いたいんだ。


イザーム:幸い、攻略組は一つ先のフィールドに河岸を移したようだし、私達がやらかした昨日の事件のお陰で北の山に人が集中していて一番経験値を稼ぎやすい西の森は空いてる。


イザーム:当面は下水道と西の森でレベルアップ、十分に育った所で地下に挑戦するという方針で行こうと思っている。何か異議や提案はあるかい?


ジゴロウ:異議無ーし。


源十郎:儂も無いぞぃ。


アイリス:あの、一つ良いですか?


イザーム:何だい?


アイリス:毎回こうするのも面倒なので、私達も【言語学】の能力(スキル)を取るべきだと思うんです。毎回皆で話し合うのにパーティーチャットを使うのも面倒ですし、イザームに翻訳を任せっきりにするのもどうかと思って…。


ジゴロウ:あー、そうだな。賛成だ。


ルビー:そうだね。イザームが普通に会話出来るからってそれに甘えるのも悪いし。


源十郎:ほっほっほ。儂はもう獲得済みじゃよ?


ジゴロウ:何!?


ルビー:お祖父ちゃん!?


源十郎:ほれ、ここには色々な本があるじゃろ?古い本は言い回しも古臭くての、それを解読しとったら獲得出来たわ。


イザーム:えぇ…それでいいのか…。


アイリス:イザームは違う獲得方法だったんですか?


イザーム:初期選択の十個の内の一つだったのに…。


ジゴロウ:どんまい。


ルビー:御愁傷様だね…。あ、そうそう!ボクにもあるよ、言いたいこと!


イザーム:聞かせて欲しい。


ルビー:パーティー名だよ!この『人外ブラザーズ』ってどうにかならない?ボク、こんな姿と喋り方だけど女の子なんだよ?


源十郎:確かにのぅ。


ジゴロウ:ダセェしな。


イザーム:ぐぬぬ、それに関しては何も言えない…!


アイリス:でも、リーダーはイザームでいいですよね?


ジゴロウ:そりゃそうだろ。周りが見えねぇ俺ァ無理だしな。


源十郎:その点に関しては誰も文句はないじゃろ。のう、ルビーや?


ルビー:うん。大体、この面子を揃えたのってイザームなんでしょ?だったら当然だよ。


イザーム:そうか?ならリーダーは私が続投で。じゃあパーティー名はどうする?私は自分で言うのもなんだがネーミングセンスは無いぞ。


ジゴロウ:根に持ってんのか?


イザーム:(。´Д⊂)


源十郎:これこれ、その辺にせんか。では、それぞれが良いと思う名を言っていけば良いじゃろ。儂なら『チーム人外』じゃ。


ジゴロウ:…。


アイリス:…。


ルビー:お祖父ちゃん、それはちょっと…。


イザーム:(・∀・)人(・∀・)


源十郎:ぐむむ…。


ジゴロウ:『クリフォト』ってのはどうだ?何の神話かは忘れちまったが、確か魔界とかそんな意味だった筈だぜ。ピッタリじゃね?


ルビー:私も同じ発想で『タルタロス』かな?


アイリス:あの、『百鬼夜行』はどうですか?


源十郎:ほう?


アイリス:私達はイザームに誘われて合流しましたよね?彼に引っ張られてここに来ました。これからもイザームは魔物系プレイヤーを勧誘すると思います。そんな私達にピッタリじゃないですか?


ジゴロウ:良いんじゃねぇの?


ルビー:しっくり来るね。賛成!


源十郎:ではそれで決まりかの?


イザーム:いやいや、流石に百人も勧誘出来ないだろう。そこまでの大人数を引っ張る器じゃないよ、私は。


ジゴロウ:んじゃ、『十魔夜行』にしようぜ。十人くれぇでメンバー固定してよ、少数精鋭のチームにするってのはどうだ?


ルビー:良いねぇ、それ!燃えてくるよ!


源十郎:精鋭と呼ばれる位には強くならんとなぁ。ほっほ、楽しみじゃわい。しかし今は五人なんじゃし、数字も合わせて置かんか?


ルビー:賛成ー!


ジゴロウ:そうだな。数が合わねぇんじゃ、格好がつかねぇし。


アイリス:イザームも良いですか?


イザーム:わかった。じゃあこれから私達はパーティー名、『五魔夜行』…いや、これはこれでどうなのよ?


ジゴロウ:あー、確かに。なら面倒くせぇし、短くして『夜行』でいいだろ。今はな!


イザーム:ふむ…皆もそれでいいか?


アイリス:おー!


ジゴロウ:おうよ!


源十郎:年甲斐もなく、張り切ろうかの。


ルビー:頑張るぞー!


イザーム:パーティー名も決まった所で、自由行動としましょうか。私は【錬金術】をやるけど、皆はどうする?


ジゴロウ:俺ァ鼠狩りに戻るぜ。


アイリス:私は途中の生産を終わらせたら狩りに行きます。


ルビー:ボクは本を読んで【魔術制御】と【無魔術】を獲得してから狩りに行くよ。


アイリス:ルビー、じゃあ一緒に行きませんか?


ルビー:いいよ!むしろ、こっちから頼みたいくらいさ!


源十郎:では、儂はジゴロウ君に着いていくかの。構わんか?


ジゴロウ:いいぜ、爺さん。


イザーム:よし、行動方針は決まったな。では、解散!


◆◇◆◇◆◇



 というわけで、我々の暫定的なパーティー名は『夜行』へと変わった。これからはこの看板を背負ってゲームをすることになる。リーダーとして無様は曝せないな。


 うん、やはり仲間がいるのは楽しい。一人で本の知識を貪るのも悪くはないが、変化が無さすぎる。こうして他者と積極的に関わってこそ、得られる経験もあるのだ。


「二人とも油断しないようにな」

「ギャギャ(おうよ)!」

「カチッ(うむ)」


 ジゴロウと源十郎は早速狩りへと向かった。アイリスとルビーもしばらくしたら出かけるのだろう。


 今回は違うが、なるべく早く全員で戦う練習をしておきたいものだな。しかし、まずは【錬金術】に精を出すとしよう。今すぐは無理だが、早く新しい技能を得たいものだな。

 これまで『人外ブラザーズ』が続投していた衝撃の事実。なお、今回戦力外通知を渡された模様。


 仲間はこの先、何人か増やす予定です。しかし、今考えている連中から取捨選択するか、全員仲間にしてしまうかで悩んどります。


――――――――――


名前(ネーム):イザーム

種族(レイス)動く骸骨(スケルトン) Lv10 max!

深淵骸骨魔術師アビススケルトンメイジ Lv12 up!

職業(ジョブ):見習い魔術師 Lv10 max!

   →見習い深淵魔術師 Lv2 up!

称号(タイトル):理の探求者

   称号を得し者

   異端なる者→深淵を知る者→深淵へ潜る者

   下剋上

   神算鬼謀

   試練を越えし者

能力(スキル):残りSP 8

   【杖】Lv14

   【魔力制御】 Lv16

   【土魔術】 Lv10 max!→【大地魔術】 Lv0 new!

   【水魔術】 Lv10 max!→【水氷魔術】 Lv0 new!

   【火炎魔術】Lv1 up!

   【風魔術】 Lv10 max!→【暴風魔術】 Lv0 new!

   【樹木魔術】 Lv0 new!

   【溶岩魔術】 Lv0 new!

   【砂塵魔術】 Lv0 new!

   【煙霧魔術】 Lv0 new!

   【雷撃魔術】 Lv0 new!

   【爆裂魔術】 Lv0 new!

   【暗黒魔術】Lv3 up!

   【虚無魔術】Lv2 up!

   【召喚術】 Lv11 up!

   【付与術】 Lv8 up!

   【魔法陣】 Lv10 up!

   【死霊魔術】 Lv8 up!

   【呪術】 Lv7 up!

   【罠魔術】 Lv8 up!

   【降霊術】 Lv3 up!

   【邪術】 Lv3 up!

   【考古学】 Lv7

   【言語学】 Lv7 up!

   【薬学】 Lv7

   【錬金術】 Lv7

   【鑑定】 Lv10

   【暗視】 Lv-

   【隠密】 Lv10 max!

   【忍び足】 Lv10 max!

   【奇襲】 Lv8 up!

   【状態異常無効】 Lv-

   【光属性脆弱】 Lv6

   【打撃脆弱】 Lv10

   【不死の叡智】 Lv1

   【深淵の住人】 Lv1

   【深淵のオーラ】 Lv1

固有能力(ユニークスキル)

   【イーファの加護】


――――――――――

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― 新着の感想 ―
ここから悪の組織みたいのができるって思うとワクワクする
数だけなら主人公が量産できるから仲間は質を大丈夫にしないとね
【推敲】 源十郎:では、儂はジゴロウ君に着いていくかの。構わんか? ⇩ 源十郎:では、儂はジゴロウ君に付いていくかの。構わんか?
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