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プロローグ★出会い
「待っていたぞ、少年。」
玄関を開けたら黒髪の少女が座っていた。
……誰?
っていうか何?
はぃ?待っていた?
状況が…
よく、理解しきれないのでとりあえず開けたドアをしめようとした。
が、手を挟む少女。
その力が強くて、、
「!?」
ドアをこじ開けられ、オレは後に飛ぶ。
上から見下ろした形で少女が言う。
「この私が貴様…っ、『主<アルジ>』を待っていたのだぞ、礼を言わんのか?」
勝手に待っていたくせに、どんな理屈だ?!
「っていうか主って何だよ!?」
少女はふっと笑う
「私はlittle devilだ。」
リトルデビル…??
小悪魔?
「そして貴様が主だ。」
認めてなどいないがな
吐き捨てるようにそういう。
や、悪魔に認められたくはないんですが?
「私はお前が主だと信じていない、…が・運命でそう決められていた」
運命?
オレの運命にはこんな事が組み込まれていたのか?
「この運命が、仕方ないだろう、なんて思ってない」
そして、devilは笑う。
「私は悪魔だからな。運命をねじ曲げてやる」
よろしくな、主。
悪魔のようなリトルデビルの笑みを受け、
背筋が凍るのを感じた。




