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『夜の密室』他

・九藤 朋さんは、「夜の密室」で登場人物が「見つめる」、「本」という単語を使ったお話を考えて下さい。


夜の密室は空気が濃くて一呼吸する事すら覚束ない。その上、晶が先程から華夜理を見つめる目は更に酸素を奪うようで。指一本、自由に動かせない。華夜理は視線を積み上げた本に逸らす。晶が一歩、近づく。華夜理が一歩、遠のく。「いつまで逃げる積りだい?」晶の声が深く深く、華夜理の耳に入り込む。


                   『礼装の小箱』より間宮小路華夜理、間宮小路晶、出演


・九藤 朋は『ここへ来て』を最初に使ってSSを書いてください。


「ここへ来て」そう、その銀のナイフを持って。殺意に滾る瞳で私を見て。貴方に殺される為に、私は他の男に身を委ねた。もう長くない命と宣告されてから。それならいっそ、貴方に殺してほしくて。私を奪って欲しくて。それなのに。ナイフは床に落ちた。「出来ない」そう言って私を抱いて貴方は泣いた。


・九藤 朋は『靴』と『夢幻』を使って140字SSを書きましょう!


もういつから彷徨っているだろう。この夢幻の回廊を。新品だった自慢の靴、ウィングチップシューズも随分くたびれてしまった。行方不明になった娘と妻。ここに来れば逢えると聞いた。思えばあれも不思議な男だった。彼の言葉は私をこの回廊に呼ぶ為の嘘だったのかもしれない。だとしても私は諦めない。


・#リプできた単語を入れてSSを書く


『極彩色』

幼い娘と陽光の下、芝生に転がる。娘にシャボン玉を吹いてやると声を立てて喜ぶ。丸い極彩色の玉は風に吹かれれば揺れて不安定で留まらず、ついには割れる。その様を見ていた私の視界に、別れたあの人が映る。また復縁を望みに来たのだろう。シャボン玉のせいか娘の笑顔の為か、私の心は穏やかだった。


『麻薬取引』

最近は非番の日でも駆り出される。それというのも大規模な密輸組織が麻薬取引を派手にやらかしているせいだ。「もう行くの?」ホテルのベッドで女が半身を起こして声をかける。「ああ、呼び出しだ」カーテンの隙間から射し込む朝日が眩しい。女はするりと裸身を惜しげもなく晒すと俺の首に腕を回した。


『やまない雨』

金髪の少女が泣いている。修道院の決まりは厳しく、子供には過酷だ。篤志家の貴族の青年が、少女に目を留めた。歩み寄り、跪くと声をかける。「そんなに泣かないで。天使のような君が泣くと、晴天でもやまない雨になってしまう」瞬きする少女と青年は知らない。やがて結婚する事となる自分達の未来を。


・九藤 朋は『どしゃ降り』と『終焉』を使って140字SSを書きましょう!


酸性雨が俺の心を蕩かすようにどしゃ降りだ。あの女はどうしても俺を振り向かない。死んだ旦那に操を立てて、いつまで意地を張る積りだ。そうして終焉の中にずっと独りきり。誰の温もりも得ずに。俺には耐えられない。そんなことをするのも、させるのも。だから俺は今日もあの女に逢いに行く。


・九藤 朋へのお題は〔からだを埋める〕です。 〔キャラの年齢操作禁止〕かつ〔季節描写必須〕で書いてみましょう。


からだを埋める。葉の重なりの中に。繁ったものの終焉の果てに。そして僕は再生する。しなくては。去りゆく夏は僕。枯れゆく森は君。君が死ぬことは解っていたとハイネは言った。そうだね。そして僕は去りゆくのだ。君を置いて。ああ、煙が棚引くのが見える。あれは君の葬送の白煙。僕の青春の証。


・貴方は九藤 朋で『アンビバレンス』をお題にして140文字SSを書いてください。


九藤朋はビルの屋上で風に吹かれながら紫煙を吹かせていた。頭上には暗色の雲。どこか胸騒ぎを感じさせる。やがて待ち人が現れた。九藤は彼に拳銃を向けた。冗談だ。しかし、半ば本気だ。九藤は相棒である彼に対して、愛情と憎しみというアンビバレンスな感情を抱いていた。相棒がにこやかに笑う。


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