表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】どのギルドにも見放されて最後に転職希望出したら魔王になったので、異世界転移してきた人工知能IRISと徹底的に無双していく  作者: ゆき
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

152/594

EP ???

 漆黒の羽根を持つ幼い少女が、男の首に剣を突き付ける。


「うわっ・・・な、なんだ?」

「迷子の幼女が入ってきたか? ここでは、おままごとは通用しないぞ」

「そうだ。家に帰りな」

 チャミュエル王国の軍の演習に、少女が入り込んでいた。


「私は悪魔」

「悪魔? って魔族とは違うのか?」


「神が望む世界の歯車を、もう一人の私と交互に回してる。この国の勇者は月の女神と交わした契約を破った。よって、力を奪い、国の領土の三分の一を消滅させる」

 少女が持つ剣が光る。


 ― 悪魔様、悪魔様 ―


 少女の傍に妖精が近づいてきていた。


「何? 今忙しいの」


 ― 魔王様の隣にいた女の子が、ミハイル王国に呼ばれてるみたいです ―


「魔女の?」


 ― はい。サタニアという魔王代理をしている者です ―


「ふうん。ミハイルね。だいぶ前に堕天使ミイルになったって聞いてたわ、面白そうだけど、私はこっちを片づけなきゃ」

 少女がほほ笑む。


「兵長! まさか、この子は本当に・・・」

「あぁ、悪魔となれば話は別だ。すぐ・・・」


 うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ


「駄目。契約は絶対だから」


 少女が軽やかに剣を振り、人間たちの首を刎ねていく。

 チャミュエル王国の兵の近くに、人間の断末魔の悲鳴が響いていた。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ