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弟子は魔王  作者: 鉄火市
第7章 最強決定戦編
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47話 大天使襲来[3]2


 ピスカトルはマイヤーズからの報告に一瞬声を失うも、すぐに頭を振って冷静になり、真剣な表情でマイヤーズに問う。

 だが、その表情からは微かにだが怒りが感じられた。


「それはいったいどういうことです。こういう状況に備えて各学年の担任は連携をとって対処するように言い含めていたはずですが!! 例えマルクト先生がいなかろうと他の二名と協力して迅速に避難を済ませるべきでしょう!!」


 マルクトが大天使サリエルと戦闘し、突然消息を絶ったのはピスカトルも一部始終を見ていた為、知っていた。

 その内容はいまいちピンと来ないものではあったが、大天使サリエルの口から、マルクトの弟子を死に追いやったという言葉が出ている以上、並々ならぬ因縁があるというのは容易に想像出来た。

 マルクトの軽率な行動には色々と文句は言いたいが、弟子を殺した相手に激情する気持ちもわからなくはない。


(マルクト先生が天使を敵に回そうと私にとってはどうでもいいこと……問題は彼があっさりとその場からいなくなってしまったことだ……)


 マルクトは一年B組の担任として働く教師だ。

 入学したばかりの一年生にとって、担任の教師は自分達を守ってくれる身近な存在であり、マルクト程の実力者ともなれば、頼りにしすぎるのも無理はない。

 担任が消息不明になったショックで避難が遅れてしまったのだろう。

 だが、一年生の担任はあと二人いる。


「メルラン先生とカトウ先生の二人はいったい何をしていたのですか!!」


 怒声で怯えるマイヤーズに対し、更に声音を強め、問い詰める。


「それが……その二人もどこにもいなくて、カトウ教諭の奥方と名乗る方が言うには、二人とも試合の前から消息不明だったそうで……」

「消息不明!!? 二人ともですか!!?」

「カトウ教諭の奥方が避難活動に協力してくださったお陰で一年C組とA組の避難はなんとか完了したのですが、スタジアムを出た時に点呼をしたら……その……」

「はっきり言いなさい!!」

「はい!! 一年B組の生徒は誰一人として出てきてないどころか、カトウ教諭の奥方と例の転入生までもが姿をくらましました!!」


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