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29:夢について


今朝なんとなく娘に「大きくなったら何になりたいの?」と訊ねたところ、目の前にあったメモに小さく『えるさ』と書いて、『お母さんは子供の頃何になりたかった』とつけくわえていた


お母さんですか?


心からの本音を言おう


図書館の館長にずっとなりたかったな、それは昔も今も変わらない


本を読むのが好きだからね


でもインターネットの波が来てね、本はきっとデジタルデータに置き換わると思ってエンジニアになった


人生で一つだけ自慢できることがあるとすれば、それだけは読み間違えがなかったな、と思うことかな


好きなことだからね、機に敏だということなのだと思う


おかあさんはけっして仕事ができるほうじゃないけど、仕事はけっこう楽しんでる。十年以上やってみてわかるけど、きっとこの感覚はITに限らないんだろう


たぶんこの先、何をやってもそう思うんだろうな


今は家を建てたい


本棚を置いてお気に入りの本を並べたい


その中にお母さんが書いた本がさりげなく紛れ込んでたらいいなと思う


それがむこう10年ぐらいの夢になりそうかな、しいて言うならね

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