表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/53

1週間後の茂みの中で

新章になります

 俺と美雪がこの世界に戻ってきて1週間がたった。

 1週間が立ったのにどっとするほど俺は疲れていた。

 俺がそう思うのも無理はないと思う。

 それほどにこの1週間は大変だった。

 沙耶と美雪と一緒にお弁当を食べたり、由良に絡まれ殴られそうにあるし、その現場を発見した沙耶が由良を追い払ったりしたのだから穏やかな日常とはかけ離れた日常になっていたのである。

 それにしても沙耶の発明にはおどろかされた。

 あの由良を自信が発明した感電トラップでしびれさせたのだから。

 あの時は感電してしびれていた由良に同上してしまったのも無理はないだろう。

 そして今度から沙耶を怒らせないようにしようと俺は心に誓った。


 そんなこんなで1週間立ったが、現在俺らは夜の公園にいる。

 住宅街の中にある小さな公園でそこに生えている草の茂みの中に俺と美雪はいた。


「何で私達は今こんなところにいるのよ」


「あほ。これも高宮真奈にあるために決まっているだろうが」


 そう、これからここに高宮真奈が通ることになっている。

 そこで高宮真奈を助けて事情を説明し、俺等の仲間になってもらおうとする考えである。


「でも、ここに本当に来るの?」


 美雪がそんな質問をする理由も分かる。

 俺だって昔こんなことが起こるとは思わなかったのだから。

 あのときはたまたま公園を通りかかったときに1人の女性が複数のスーツをきた男に襲われている所だった。

 それを無我夢中になって助けて、少女の仲間を助けて自己紹介をした際それ少女が初めて高宮真奈だと知った。

 あのときは衝撃的だったな。

 高宮真奈と言う人物がこんな人だったとは。


「来るよ。必ず高宮真奈はここを通る」


「でも、高宮真奈ってどんな人なんだろう。タイムリープの理論を提唱するぐらいなのだから、きっとクールな大人なのかな?」


「いや、あまり期待しない方がいいぞ。変わった奴だから」


「なら大丈夫ね。私は沙耶ほど変わった人を見たこと無いから」

 

 美雪は自信満々に言うが、俺としては沙耶より高宮真奈の方が変わっていると思う。

 ただそれを今の美雪にいうつもりが一切ない。

 知らなくてもいいものもあると思うんだ。

 どうせ高宮真奈会えば知ることいなると思うし。


「全く大した自信だな……それよりも前見ろ。高宮真奈を乗せた車がきたぞ」


 俺が指をさすと目の前に黒塗りの高級車が通り、車の後ろから別の乗用車が突っ込んできたのが見えた。


ご覧いただきありがとうございます。


感想をいただけるとうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ