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カンナグァ戦記  作者: 樹 琴葉
第一部 第一次プルミエ侵攻
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魔獣と魔族

 この世界には魔獣が存在する。


加えて言うなれば魔族も存在する。


両者の違いは知能があるかどうか、人型かどうかということで大別される。


魔獣は動物や虫などの下等生物を模しており、魔族は基本的には人型を模している。


例外はあるが、この違いで認識して間違いないだろう。


いつからいるのかは定かではなく、その生態の多くは不明である。


しかし、有史以来、その存在が消えることなく、実在している。


といっても、討伐対象ということもあり、人間社会に頻繁に出現するものではなく、このカンナグァ連邦のような森など、普段は人の出入りが少なく、身を隠せるような場所にしかいない。


面白いというか、非常に興味深いのは、これらの魔獣・魔族は死ぬと宝石となり、元の姿は跡形もなく消滅するということである。


強力な魔獣ほど大きな宝石となる。


その国でしか使用できない金貨や銀貨などの自国の通貨と異なり、その宝石は多くの国で共通の通貨として利用され、大変貴重なものとなっている。


重さで価値は決まるため、十グラム十個と百グラム一個では等価なのだが、先に述べたように、強力な魔獣ほど大きい宝石となるため、一定の大きさ以上となると、それ以上の価値がつくことは多い。


一説によると、魔法によって宝石が魔獣に変えられたものというのがあるが、いまだ風火地水以外の魔法は確認されず、立証されたことはない。


また、魔族においても、そのほとんどは不明となっている。


ただ言えることは、人類にとって非常に脅威であることであり、共有の敵であることだ。


カンナグァ連邦を制圧するためには、この森に巣くう魔獣をも相手にしないといけないと言うことなのだ。

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