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神聖剣使いの姫騎士と鬼神刀使い  作者: ザウルス
番外編
49/63

遂にこの時がきた!いや、来てしまった?

「いよいよだね。」

「ああ……そうだな……」


相変わらず同じやり取りを繰り返す。これで何回目だろうか。


まぁ、抵抗しなくなっただけでもマシな方だ。


彼女の性格だと、逃げるような粗相は絶対にしないはずだ。多少、暴れたりはしたが………彼女の性格上、1度決めたことは絶対にやり遂げないと気が済まないのであえて利用することにした。(後でちゃんと謝ろうと思っている。)


審査がどれくらい厳しいかは、先程のやり取りで分かっている。


だからこそ、気を引き締めて貰わなくてはならない。


今の所、あの金髪ドリルヘアー(他の表現のしようがないので)お嬢様と従者らしきチームが95点という高得点を出した。


アルラはよく知らないが、アイリーによると審査員の中でもデラックスと五郎右衛門はファッション会において絶大な権力を持つ大物らしい。


となると、買収された可能性は無しになる。彼女たちの後のチームも90点台まではいかなかったが高得点だった。


「続いては……アルラ&アイリスチームです!」


司会者の声がステージ裏まで聞こえる。遂にこと時が来た。


アイリス視点(来てしまった……)


フィナーレに相応しい可憐なパフォーマンスをしようではないか。


予想通りなら、先ほど以上に審査員の目が厳しいはずだ。


それに負けじてこちらの意思を見せつけよう。


緊張でガグガク震えているアイリスの手を引っ張り、指定された位置に立つとゆっくりと扉が開き、光が差し込んできた。


****************


二人が、丁度扉の裏に着いた頃、



「さぁ、最後はどんな子が出てくるかしら?」


「ほほ、先程よりも目が鋭くなってますなー、デラックス殿。それでは、最後の子達がビビってしまいますぞ?」


「だって、私の1秒は数十万円の価値があるのよ。それにかなった対価を求めるのは当然のこと。目も鋭くしなければ、威厳というものが廃りますわ」


「ほほ、確かに一理ありますな。」


「そういうあんたも腕を組んだりして……私と同じなのでは?」


「おやおや、私としたことが。」


すぐさま、腕を下す五郎右衛門。実際には、彼女以上に目をどからせている。目が閉じているので確認はできないが、オーラからして今までとは明らかに違っていた。


「アルラ&アイリスチームの登場です!」


ゆっくりと扉が開いていく。


二人はマントをきた状態で震災の前に、そして


バサ!


それを勢いよく脱ぎ捨て、水着が露わになる。


「「「おおお!!」」」


五郎右衛門とデラックスを除いた三人からは好印象な声が聞こえた。


「ほぉ、これは……」


「あらあら……」


二人は密かに話し始めた。


二人の水着は今までとは打って変わっていた。


アルラは、聖女を思わせる水着で一言で言うなら、純粋な乙女。


その名の通り、この水着のテーマは純粋。


一方変わって、アイリスの水着はビキニタイプの黒色でクールビューティという言葉がよく似合った大人を思わせる姿。

海を思わせる太くて美しい髪を一本一本絡まることなく真っ直ぐ串で伸ばしきり、神秘的だった。


二人が重なると、光と闇が表裏一体になるのを思わせる。


二人が様々ポーズをしている中


「あのアルラって子、かなりやるわね。本人は自覚ないでしょうけど、素質があるわ。」


「ふむ、私はあの青い髪の子が中々いいかと。髪は女性の命と言うのを理解しておる。和服……花魁が似合いそうじゃな。」


「あらあら、ここに来てすけべ心が丸見えですわ」


デラックスと五郎右衛門は二人のことをかなり評価していた。


「さぁ、審査員の皆さん得点をどうぞ!」


ボードにペンを走らせる。


「アルラ&アイリスチーム得点は………92点!2位です!」


1位まであと3点。2位なのでまだ生き残れるが、純粋に悔しい。


しかし、得点ばを見ると驚くべき事が起きていた。


それは、五郎右衛門とデラックスの評価点である。


デラックスと五郎右衛門共々満点である20点


二人が初めて満点を出したのである。


会場が一気にどよめき出した。


「まぁ、後の3人は卑しい気持ちから得点を下げたんでしょうけど、私は彼女達はふさわしいと思っただけ。」


「ほほ、まぁ彼らも男性じゃ。仕方ないことじゃがな。」


二人は突然席を立ち上がった。


「最後に良いもの見れたし、私は仕事に戻るわ。」


「ほほ、お伴しますぞい。」


二人は会場を置いて出て行ってしまった。


ポカーンとする空気の中、司会者がスタッフに次の対戦の準備を進めていた。


「一応、生き残ったみたいね……」


「ああ、そうだな……」


二人は、邪魔になると思い待機室へと移動した。


***************


「ほほほ、あの二人中々良い水着じゃったの」


審査員達が全員いなくなったことを確認し、天井らから男は出てきた。


「さーて、今日はパパが舐め舐めしちゃおっと」


次のクイズ対決が始まる前に、男はそっと暗闇に消えた。








































どれぐらいしたら、本編に戻れるかな……

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