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神聖剣使いの姫騎士と鬼神刀使い  作者: ザウルス
学園編
38/63

地獄の鬼ごっこpart 1

今回は少なめ。物足りないかもしれないが許して欲しい……

「ぬぉおおおおおお!?」


突如として始まった逃亡劇はあれよあれよと言う間に学園中に広まった。


荒波のごとく追いかける生徒は全員が目の色を変えてカズトのことを捕まえようとしている。


「まてこらー!!」

「景品は俺のもんだ!!」

「あいつを殺せばクラニー様は俺のものになるんだ!!」


あのチラシを見て、追いかけてくるのは男子だけかと思っていたが、どうやらそんなことも無いようだ。


「待ちなさーい!!」

「おねい様の貞操は私が守ります!!」

「貴方を捕まえればなんでも願いが叶うんですってね!?」

「大丈夫! 今なら優しく捕まえるから!!」


なぜ、人から人に伝わると段々と内容が変わるのだろうか。ちゃんとチラシに書いてあったはずだ。


「そうはいっても、殺気丸出しじゃないか!!」


明らかに、どす黒いオーラ全開で追いかけてくるの女子生徒。


ここで捕まってしまっては風紀委員へ強制入会が決定。戦っておうにもこの人数を相手にするのは骨が折れる。


「風紀委員! これなんとかしろよ!!明らかに風紀が乱れすぎてるぞ!!」


こういう騒動が起こった時の為に風紀委員がいるのでは無いか。完全に全員、クラニーに対して下心丸出しだ。


ルナはどうしたのだろうか? 真面目な彼女ならこんな企画馬鹿らしいと思って仲裁に入るはずだ。


「待つんだ、鬼神カズト! 委員長の為に大人しく死ねー!!」


それどころか、企画に参加していた。他の生徒とは違ってクラニーを守ろうとしている気はするが、死神鎌(デスサイズ)を振りながらカズトを追いかけている。


鎌を振り翳すたんびに、地面が割れ、空気を切り裂く音が聞こえた。近くにあった草木はもちろん、木なども真っ二つに切り倒している。


一体どんだけ鋭い鎌なんだろうか。下手したら本当に首を狩られそうだ。


「おりゃー、死神の囁き!!」


突如として、死神鎌が先ほどの5倍ほどの大きさになり、それをカズトめがけて振りかざす。


ドゴォォオオオオ!!


地面が大きくえぐれ、砂煙が舞う。その衝撃で他の生徒も吹っ飛んだようだ。


「やった!!」


ルナは完全に決めたと思ったのだろう。しかし、砂煙が晴れると同時にそこに死んでいるべき人物(カズト)がいなかったのだ。


あたりを調べても、何も見つからない。あの技を避けれるはずが無い。生きていたとしても、大怪我を負うに違い無いのだ。


それどころか、血の一滴も落ちていない。


普通なら逃げられたと思うだろう。


「あまりの衝撃で蒸発しちゃったのか!?」


ルナは少し頭の回転が悪い方なのであった。

しかし、手応えがなかったのが気にくわないのか、このイベントに参加している男子生徒を借りは始めたのだった。


この一件でルナは赤髪の死神姫(ブラットプリンセス)と二つ名がついたのであった。








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