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詩歌集

黒死鳥が世界を黒く染める刻炎の鳥が世界を救う

掲載日:2022/12/29

ファンターです。


青空広がる或日の午後。

白い雲がゆったりと空を泳ぐ。

その下では、人々が日常を生きている。


刹那の時間を楽しむ人。

仕事に追われる人。

退屈でため息を吐いている人。

みな、当たり前の日々を生きていた。


そんな時だった。


黒い炎を纏うものが、大空に現れた。

飛行機よりも大きい翼。

ちりちりと黒く燃えた体。

鼓膜が千切れんばかりの、鳴き声。


黒死鳥こくしちょうだ。


黒死鳥は巨大な翼を羽ばたかせながら、空を舞う。

すると青空が闇に覆われていく。

あっという間に、世界が闇に包まれた。


黒死鳥が舞うと、闇が訪れる。


闇に包まれると、世界は魔物の巣窟と化した。

あっという間に、人々の日常が奪われた。


混乱する人々。

闇に、魔物に怯える日々。

震える世界の人々。


そんな時、星ひとつない闇の空に大きくて真っ赤な炎が舞う。

炎を纏った鳥が、果てしない闇に翼を広げる。

闇を照らす大きな炎…炎の鳥だ。


その炎を纏った巨鳥は、闇の世界を舞う。

黒死鳥と激しくぶつかり合う炎の鳥。

黒い炎と赤い炎が、ぶつかり燃え合う。

炎の鳥が、黒死鳥の首に噛みつく。

炎の鳥の体の炎が、黒死鳥の黒い炎を赤く燃やす。

鼓膜が千切れんばかりの黒死鳥の声が、深い闇に響く。


すると。


黒死鳥の体が、弾けた。

同時に、深い闇の世界に眩い光が零れ広がった。

世界が、白い光に包まれていく。


天上には白い雲泳ぐ青空。

光降り注ぐ、眩しくて暑い太陽。

光溢れる世界。

いつか人々が当たり前のように生きていた世界が広がる。


世界を救いし、炎の鳥。

炎纏う、炎の鳥の君。


炎の鳥は、人々の笑顔を見ると。

陽の光を昇るように、太陽へと羽ばたいていった。


燃え上がる翼羽ばたかせ。

炎の鳥(きみ)宇宙そらへ還っていく──






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― 新着の感想 ―
[良い点] ぐっ!! 感想書こうとしたら、消えた!! 2回目っ!! カックイイ!!です♡♪ あなた様の温もりと、匂いを 詩文字から感じてしまいます♡♪ 炎の鳥っ!! まるで、タクトさんのように……。 …
[良い点] 某国の戦争や新型コロナの長引く蔓延。 世界全体が黒死鳥の闇に覆われているような印象すらあります。 炎の鳥のように世界の闇を焼き払ってもらいたいですね。
2022/12/29 22:36 退会済み
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