初めての魔物
ギリギリ間に合いました、この先も鈍足更新になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
かなりの間取り乱していたが、時間が経って少しは落ち着いてきた。
正直気になる事は山ほどある、貰ったスキルの事とか、向かうべき街の事とか、俺のハーレム計画の事とか……
だが、まずはこの森から出ることにしよう、こういう森には危険な魔物が出るってのが相場だし……
「ガウルルッ!」
「……え?」
唸り声がした方を向くと、一匹の狼がこちらに牙を向いていた。
むき出しになっている牙は、血で彩られたかのように、赤黒く染まっている。
「グルルル……ガウッ!」
その狼がこっちに向かって突っ込んでくる!
「うわぁ!」
いきなりの突進に驚いて、思わず転倒してしまう。
が、転んだ方向が良かったのか、狼は俺の上をすれすれで飛び越えていく。
だが、狼はすぐに体勢を整えて、こっちを威嚇してくる。
その鋭い眼光に、本能的な恐怖が全身を駆け巡る。
駄目だ、逃げないと……!
そう頭の中で分かっているのに、体はピクリとも動こうとしない。
「あ……あぁ……」
もう駄目だ、そう思った時、横を何者かが通った。
そのまま狼の横を通り過ぎたかと思うと、今さっきまでこちらを睨んでいた狼は、口から上下に真っ二つに切断され、血飛沫をあげながら地面に倒れ伏す。
突然の惨劇に、胃の奥から何かが込み上がってくる。
「うっ……お……おえ……ごふっ……」
思わず、胃の中の物を地面にぶちまけてしまった。
だが、何度か吐いても、この気持ち悪さは治まりそうにない。
コツコツと、前から誰かが歩いてくる音がしたかと思うと、俺の真後ろで音が止まった。
突然、背中に手を当てられたかと思うと、下から上に向かって背中を撫でられる。
いきなりの事に驚いたが、さすられていると少しだけ安心感が……
どれくらい時間が経ったかのかはわからないが、吐き気は多分もう大丈夫だろう。
「すまない、見て気分のいい物ではなかったな、もう大丈夫かい?」
後ろから声をかけられる。
おそらく、今さっきまで背中を撫でてくれた人かな。
「はい、もう大丈夫です」
そう言って、立ち上がって後ろを振り向く。
そこに居たのは、重厚感のある鎧に身を包んだ女性だ。
青色の髪に青い瞳、凛とした顔立ちの女性は、まさに美人という言葉がピッタリだ。
「あの、本当にありがとうございました、お陰で助かりました……」
「……か」
「……か?」
「可愛いわ!何この子!」
「え、あの……ごふっ」
いきなり抱きしめられる。
美人に抱きしめられるのは嬉しいんだけど、鎧が肌に食い込んでめっちゃ痛いんだけど!
「もごごご!もご!」
「ごめんね、怖かったよね、安心して、お姉さんが居るからもう大丈夫だよ」
いやそれより解放して!鎧がめっちゃ硬くていだだだだだだだ
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