表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

140/150

第140話 おっぱい大覚醒! その6

「自慢じゃないけどあたしは小さい時から人一倍魔力を感じる力が強かったの。そしてずっと以前から、お姉様の体内に、虫よりも小さいけれど何かよからぬ魔力を持った者が住み着いているのを察知していた。でもあまりにも微弱ではっきりしないため放置しておいたんだけど、お姉様が魔法を使うようになってから、呪文を唱える度に内部のそいつの魔力もどんどん大きくなっていくような気がした」


 訥々と語るオドメールの表情は真剣そのもので、嘘を言っているようには見えなかった。


【それは一体何者なんですか?】


「わからないわ……ただし、周囲の魔力を吸い取っていき成長を続けるそいつは非常に危険な存在なのは間違いなかった。だからといってお姉様に直接伝えれば、内部のそいつが彼女の身体に危害を加えて外に逃げ出すかも知れず、怖くて出来なかった。このままだと本当にお姉様は予言通りの災厄と化してしまう。そう危惧したあたしは密かにカヌマに相談し、クーデターを決行したのよ……お姉様を救うために!」


 今や暴風雨のごとく室内を縦横無尽に荒れ狂う魔力の奔流の中、オドメールは嵐に負けじと泣き叫んでいた。この世界に召還された時、自分の意思以外の何かが作用したと魔王が以前語っていたのを僕は思い出した。あれはこのことだったのだろうか?


「い、一体何が起こっているのですか?」


 不安げに変貌していく主人を見つめながらミレーナが問う。


「あんたの偽おっぱいが暴れていた時みたいに魔力の暴走が始まっているガオ! このままだとマジで城が吹き飛ぶガオ!」


「な、なんですって!?」


 ミレーナが思わず胸元が大きく開いたミニスカメイド服の上から爆乳を押さえる。よほどトラウマになっているんだろう。


「まままま魔法でどうにか鎮められないんですか!?」


 リプルも羽根で顔を隠しながらメディットを上目遣いに見つめる。


「無理ガオ! あれは高等魔法で魔王様にしか使えないガオ!」


【ならば方法はたった一つです! あの宝玉を魔王から取り上げて下さい、皆さん!】


「「「!」」」


 四天王たちの三対の瞳が僕に集中する。そして皆同時にうなずいた。


「よし! ならば参ります!」


 ミレーナが身を沈めてあたかも陸上のクラウチングスタートのような姿勢を取る。


「ボクも頑張るガオ! ガオオオーン!」


 メディットが一言吠える。その背後にはあの幻獣が浮かび上がっていた。


「あああああたしも行きます!」


 リプルのゴンズイ針が逆立ち、両翼が最大限に大きく広げられる。


 今まさに、最後の戦いが始まろうとしていた。勝って約束のおっぱいを揉むために!


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ