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金袋は武器ってことであってますか?

タイトルが思いつかず変な感じになった。

「ねぇ武蔵、王って為政者としては優秀?」

「答えにくい質問だな。無能ではないと思うが"安定"を重視しているから、変革をあまり好まないように見える。立場によって評価は分かれるだろう」

「わかるようなわからないような……?」


武蔵は少し考えてから、サラの腕にポスっと手を置いて再び話し始めた。


「サラはアリシアがアカデミーに入れなかったことを怒ってるか?」

「アリシアには理不尽だったと思うけど、私は当事者じゃないから入学を許可されてなかったことに怒ったりはしないわ。それがルールってことなら仕方ないでしょ」

「オレはその時のことを覚えてる。そんなに昔の話でもないからな。アカデミーの連中もアリシアの優秀さには気付いていたし、一緒に研究したいという錬金術師も沢山いた」

「なのに許可しなかったの?」

「あの王は、たった一人の例外のためにルールを変えることを良しとしなかった。女性の入学を許可するのであれば、さまざまなことを変えなければならないんだ」

「そんなに大変なことなの?」

「当たり前だ。まず女子寮がない。お前、アカデミーの敷地に入ったことないだろ?」

「勝手に図書館に侵入したことはあるけど、正面から入ったことはないわね」

「……なんかヤバいことを聞かされた気がするな。それはともかく、アカデミーは広大な敷地の中にあって、正門から一番近い校舎まで徒歩で30分以上かかるんだ。ちなみに錬金術師たちは危険視されているせいで、彼らの研究施設はさらに奥の方に隔離されるように配置されてる」

「そうなんだ。凄いね。でも、寮がないなら近くに部屋を借りて通学すればいいだけじゃない?」


武蔵の説明を聞いて、サラは前世で留学していた大学のキャンパスを思い出した。日本の大学とは比較にならない規模だったが、それでも世界にはもっと大きなキャンパスを持つ大学がいくつもあると聞いて驚いたことを憶えている。


「お前なぁ……」


武蔵は呆れたような声を上げた。


「アカデミーだけで一つの街と言えるくらいの規模なんだぞ。敷地内には乗合馬車が走ってる。この世界には自転車も自動車もない。健脚な人が多いにしても、毎日通学するとなると校舎に近い学生寮を利用する方が現実的だ」

「だけど、通学してる人もいるはずよ。伯父様たちも父さんも王都邸から通学してたはずだもん」

「距離的に馬車か馬を使うことになるわけだが、そんなことができるのは王都にも邸宅がある貴族くらいだ」

「そうなの?」

「アカデミーの中に馬車や馬を乗り入れるには許可が必要なんだ。もちろん、授業を受けている間、アカデミーに馬や馬車を預けておくのもタダってわけにはいかない。預けられる場所や職員の数も限られているから、事実上は裕福な貴族の特権になってるな」

「なるほど」


実は馬や馬車の管理費はアカデミーの授業料よりも高い。というより、アカデミーの授業料は平民でも払えるほど安いというべきかもしれない。なにしろ、優秀な学生であれば授業料だけでなく寮費、教科書代、生活費なども支給されるのだ。


「アリシアが上位貴族の令嬢だったら、入学を許可してたかもしれない。護衛を連れて自宅から通ってもらえばいいからな。しかし、平民の女の子が一人でアカデミーの敷地をウロウロできるようにするためには、女子寮以外にも整えないといけないことが本当にたくさんあるんだ。この世界では未婚の男女が狭い室内に二人きりになることに眉を顰める人は多い。でも、錬金術師の実験でそんなことは言ってられないだろ?」

「そうね」

「だから王は『女子のアカデミー入学については時間をかけて検討する必要がある』とだけ発言して、アリシアの入学を許可しなかった」

「でも、女性の入学を許可しない前例を作ってしまったら、次にチャレンジする人が居なくなってしまうわ」

「それならそれでいいと思ったのさ。だから言っただろ、王は変化を好まないって。あの王は女性には女性の学ぶべきことがあって、アカデミーの学問は男性がやればいいと思っている節がある」

「……それ以来、女子の入学に付いて検討したことは?」

「ないな」

「むぅぅぅ。武蔵が憑依してるせいでイヤなヤツになったのかと思ってたけど、元々そんな感じの王なのかぁ」

「おい、オレの評価ひどくねーか?」


武蔵はジタバタしながらサラに抗議したが、そんなことよりもサラには考えるべきことがあった。


「武蔵の評価はこの際どうでもいいんだけど……」

「どうでもいいとは失礼な!」

「だって重要なのは王の資質とか性格とかだもん」

「いやいや、王って思ってる以上に忙しいんだよ。アカデミーのことだけに構っていられないってことくらいは理解してくれ」

「だったら特務大臣とか任命すればいいじゃない」

「他にも入学したいって嘆願する女子が増えればアリかもな」


武蔵は腕を組んで威厳を出そうとしたが、くまなのでその目論見は成功せず、そのまま後ろにパタリと倒れ込んだ。


「ぶふっ。武蔵、そのポーズちょっと可愛い」

「くぅ。もうちょっと違う身体に押し込んでくれよ」


サラはくすくすと笑いながら武蔵を助け起こした。


「手足とかお尻に少し重さがある方がバランスとりやすいかな?」

「くまと埴輪以外の選択肢はないのかよ」

「いいじゃないの、フサフサなんだから」

「毛の話は止めてやれよ。そんなに王のことが気に入らないのか?」


武蔵はサラの蒼い瞳を覗き込み、サラが何を考えているのかを読み取ろうとした。しかし、レベッカ直伝の淑女的な微笑からサラの感情を窺うことはできなかった。


「本当はね、小麦については王室を巻き込む気満々だったんだよ」

「ほほう」

「ソフィア商会が小麦を買い占めれば、他の商会は言い値で買うしかなくなるわよね」

「その目的は達成したじゃないか」

「だけど、必要最低限しか買わないとは思わなかったわ」

「カルテルを潰されたんだから、穏便にコトが進まないのは仕方ない」

「それもある程度予想はしてたのよ。でも、こっそり他に知られないような形で取引を持ち掛けてくるような商会の一つや二つはあるかなって思ってたかな」

「なるほどな。だが、本来の目的は備蓄用小麦の確保だったんだから構わないだろう?」

「本来はそうね。言い方は悪いけど、ソフィア商会はグランチェスターの小麦を売り渋ることで統制するつもりだった。正直なところ数年間は赤字も覚悟してたわ」

「ふむ。けどさ、沿岸連合の商人たちが小麦を高値で買い付けに来ていることはわかってただろ?」

「そのうちアヴァロン国内の食糧事情が悪化することは予想していたわ」


武蔵は改めてソファの座面に座り直し、人の姿のままで退屈そうに宙に浮いている妖精たちを眺めながらため息をついた。


「本来、小麦は戦略物資だから輸出量には制限があるはずなんだが、沿岸連合とは条約が締結されているから制限が撤廃されているんだよ」

「知ってる。沿岸連合を経由しないと輸入できない商品が多岐に渡っているからよね」

「シルク、香辛料、砂糖……数え上げればキリがない。『うちの商品が欲しいなら、お前たちの小麦寄こせ』って言われてるわけだ。沿岸連合は海上貿易国家の集団だから仕方ないな」

「砂糖は不思議よねぇ。甜菜を栽培すればアヴァロンでも作れそうなのに」

「それこそ知識チートだろ。グランチェスター領でやれよ」

「忙しくてそれどころじゃないわ」

「だろうな。それはともかく、サラが予想していた通り、現状ではジリジリと小麦の価格が上がってるのは間違いのない事実だな。そろそろ民たちの不満が爆発するぞ。それで、サラお嬢様はここからどうするおつもりでいらしたのでしょうかねぇ?」


ちょっぴり嫌味な口調で武蔵はサラに尋ねた。


「元の予定では、祖父様が『グランチェスター領の備蓄を、王室に適正価格で販売します』と宣言する予定だったのよ」

「備蓄なんかないくせに、備蓄倉庫から持ち出すフリをする気だったってことか?」

「そういうこと。無償で供出しろって言われる前に、こちらから言い出すタイミングが重要ね。少しでも赤字減らしたいでしょ」

「王室も馬鹿じゃないから、流通量が不自然だったら気付くぞ」

「気付いたとしても、民のために小麦を確保しなきゃいけない王室がグランチェスターを敵に回せるはずがないもの。横領の被害に遭ったことは既に報告済みなんだし『察してね』って感じかな。ついでに王妃様と王太子妃様には、率先して炊き出しとかのパフォーマンスをやってもらおうかなぁって。王室の人気も上がるし、WIN-WINじゃない?」


サラは両手の人差し指と中指をくにくに動かした。前世のドラマで見た時に、いつか使ってみたいと思っていたのだ。あの頃は商社勤務でいろいろな国の人と取引をしたが、実際にビジネスの場で使っている人を更紗の頃は見たことがなかった。


「お前、いい度胸だなぁ」

「褒めてる?」

「褒めてねぇよ」


ガックリと肩を落とした武蔵は、頭をぷるぷると横に振った。


「つまり、オレが言わなくてもサラは王室に小麦渡すつもりだったんだな」

「小麦の在庫が大量確保できる前は、そうだったわね」

「今は違うのか?」

「だって王室を巻き込む理由は『国外に小麦が流出するのを防ぐため』だもの」

「あ、そうか。在庫を大量に抱えてる今なら、好きなだけ沿岸連合の連中に買ってもらって構わないんだな!」

「そういうこと。ソフィア商会がやるべきことは、”定期的に”グランチェスターの小麦を適正価格で販売することだと思う。それと、アヴァロン国内で小麦の流通に携わっている商会のうち、ちゃんとルールを守ってる商会を見極めて取引することかな」

「で、今のところ、そういう商会がない、と」

「そうなのよぉぉ」


サラは小さく叫び、武蔵を持ち上げてむぎゅっと抱きしめた。


「ぐぇ」


その様子を見ていたグラツィオーソが、ボソリと声を上げた。


「お嬢様、行商人を使うのはどうでしょうか」

「行商人?」

「特定の地域に属さず、荷馬車で商品を販売する商人たちです。多くは個人事業主です」

「それはわかってるけど、彼らも商業ギルドの構成員でしょう?」

「実は、商業ギルドにおいて行商人の地位はあまり高くありません」

「そんな風にマギが回りくどい表現をするってことは、差別されてるってことかしら?」

「そういう意見を持つ方もいらっしゃいますね。窓口でも店舗のある商人が優先されがちです」

「その分、商業ギルドの統制が利きにくいのね?」

「仰る通りです。アヴァロン国内に行商人が出入りしていない領はありません。なにより商業ギルドとは別に、行商人同士の情報網があるようです」

「ははーん。マギはその情報が欲しいのね?」

「否定するつもりはございませんが、今回はソフィア商会のメリットの方が大きいように推察します。何しろ国内の広い地域に流通網を拡げられるのですから」

「だけどさ、商業ギルドのジジィどもがソフィア商会から小麦を買わないように圧力をかけているのなら、行商人たちも顔色を窺って動かないんじゃねーか?」


サラはグラツィオーソと武蔵の意見を聞いてぐるぐると考え始めた。


『行商人……独自の流通網と情報網……超魅力的だわ。だけど、彼らを動かすにはどうしたらいい? 最悪商業ギルドから放逐されても構わないと思えるメリット………』


「ねぇ、行商人って荷馬車使うわよね?」

「もちろんです。曳いているのは馬とは限りませんが」

「ソフィアの小麦を扱ってくれるなら、荷馬車や馬を商会から提供したらどうかしら」

「かなり高い投資になりますよ?」

「荷馬車にマギの端末仕込んでみたくない?」

「とても素晴らしい提案です。是非やりましょう」

「それと精度の高い地図を提供しない? この世界の地図は、私の視点では地図と呼びたくないレベルで酷いことだし」

「もちろん賛成です。地図をマギに描かせるべきだと以前から提案していることはご存じではありませんか」


すると武蔵が身を乗り出した。


「それはダメだ。王室が黙ってない。正確な地図は”作れない”わけじゃなく"作らない"んだよ。もっと正確に言えば"作らせない"だな」

「軍事機密なのね?」

「そういうこと。比較的まともな地図は王室と王室が許可している騎士団員たちしか閲覧できないようになっている」

「だったら軍事的に重要な部分だけ秘匿すればいいじゃない」

「そしたら、秘匿した地域が重要なのがバレるだろーが。それに正確な測量技術を持っていることを王室に知られたら、囲い込まれるか命を狙われるぞ。おいおいグランチェスターの大人たちは、なんでこんな危険なヤツを放置してるんだよ。大丈夫かコレ」


まったく大丈夫ではない。こんな話を聞いたら侯爵は血圧が急上昇しそうである。


「公開の有無は後で議論するとして、精度の高い地図を作っておくのは悪いことではないように推測します。地図データをマギが管理します」

「やれやれ。最近のマギは本当に情報への欲を隠さないわね」

「そういうことですので、サラお嬢様には測量用ゴーレムとリヒト様が200年前に研究していたドローンを作っていただけると大変ありがたく存じます」

「あのおじーちゃんは、一体何をやってるのよ……」


なお、リヒトはドローンの完成には至っていない。思い付いたアイデアを適当に書き残しただけなので、おそらく本人は書いたことすら忘れているだろう。そんな些末な情報でさえ収集して検討するマギの方がビックリである。


「だがサラ。行商人は金を貯めて自分の店を持ちたいというヤツが多い。ずっと流浪の行商人でいる方が少数派だぞ?」

「一定条件を満たしているなら、少額融資を検討してもいいわよ。紐付きの商家が増やせるし、流通の拠点にもしやすいでしょう?」

「それはもう物流システムの構築だよな」

「まだ検討し始めたばかりだから何とも言えないけど、私が考えているのはロジスティクスとかサプライチェーンマネジメントの方が近いかもしれないわ。なんならソフィア商会の息がかかった商人が出店する地域の領主と話を付けて、新しい町や村を作るのに協力してもいいくらいよ。それって、新しいエコシステムを作りたいってことなんだと思う」

「お前……怖いことを考えてるな。そりゃ地図をほしがるはずだ」

「折角だし行商人に宅配事業も兼任してもらおうかなぁ。マギの端末を仕込んでおけば、不正してもすぐに発見できるでしょ」

「高い確率で不正は検知できると予測していますが、検知できない可能性も否定できません」

「さすがに私も100%の検知率なんて求めてないわよ」

「けどさ、行商人が減ったらサラは困らないのか?」

「商家を継げない子供たちが行商人になる可能性は高いわ。それにソフィア商会が行商人を支援していることを知ったら、新たに行商人になりたい人も出てくるはず。ただし、商会のお墨付きを与える以上、規則は守ってもらうけどね。犯罪行為はもちろん、粗暴な振る舞いで迷惑をかけるような人もお断りするわ。契約した後でも発見したら即契約は解除してもらう」

「サラお嬢様、手数料などはどうされますか?」

「手数料?」

「商業ギルドではそのように呼んでいますが、事実上は上納金ですね。ソフィア商会が支援するのであれば、なんらかの見返りを求めるのではないのですか?」

「うーーーーーーーーーん? 別に要らないかな。せいぜいソフィア商会関係者であることを示すエンブレムを馬車に取り付けるなら、エンブレム代金くらいは取りたいかも」

「お嬢様はお金を稼ぎたいのですよね?」

「そうだけど、小麦を私の商会から買ってくれるだけで十分でしょ。行商人を締め上げてお金を取るようなことをすれば、商業ギルドの二の舞になりかねないじゃない。だったら、自由な商売をしてもらう方がWIN-WINでしょ。いろいろな地方で『ソフィア商会』を宣伝してもらう効果の方が高いと思う。なんならカタログの書籍を見せて、バックオーダーかけてもらっても良いわ」


またもやサラは指をくにくにした。どうやら気に入ったらしい。


「だけど武蔵の言う通り、王室を利用する方法は試したいわね。ジジィどもも動かざるを得ないってところが素敵だもの」

「だろ」

「どうせ、王室から買った小麦も、すぐに沿岸連合に売られるわ。好きなだけ買ってもらって構わない。どうせロイセンは沿岸連合から買わないから」

「それはどうして?」

「アヴァロンが国として支援する気があるなら協力する。国としてしないならソフィア商会がロイセンに恩を売る形で提供するわ。もちろん適正価格でね」

「だが小麦には輸出制限があるぞ」

「やだなぁ武蔵。王様に金袋投げつけてヅラを飛ばすに決まってるじゃない!」

「おい、金袋って……どういうことだよ!」

「王室に小麦を卸す条件として、ロイセンへの支援を約束させるわ。ロイセンが沿岸連合の言いなりになったら、次に狙われるのはアヴァロンよ。王だって気づいてるでしょ」

「どうかな。そこまではわからん」

「マギの予測ではロイセンを実効支配した後は、高い確率でアヴァロン捕りにくるらしいわよ」

「ありそうな話だな」

「だから、今のうちに沿岸連合の商人たちには、高値で沢山買ってもらおうかなって。流通量が不自然なことに気付く人もいるかもしれないけど、前世と違って正確に把握できる人なんてまずいないわ。そして気付くはずよ『自分たちはあまりにも多くの小麦を高値で買い過ぎた』って」

「そして、一気に売りに転じるわけか」

「高値で上手に売ることができる商人がどれくらいいるかしらね。商人の勘というより、相場師の嗅覚の優れた人の勝ちでしょうね」


サラは悪い顔で嗤った。


「サラ、その顔怖い!」


ふわふわ浮いていたミケが叫んだ。その横でポチもうんうんと頷いている。


「あらやだ。ほほほ」


サラはあっという間に淑女の微笑みを取り戻した。だが、武蔵はサラの変わり身の速度の方に恐怖を覚えていた。


『女って……淑女ってこえー』


以前にもマギは地図を作りたがっていたことを思い出したので、地図の部分を少し書き換えました。

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英語話者と喋る機会もそこそこあるつもりでしたが、エアクウォート(?)って実際の会話で使ってるのは二、三度しか見たことないです。初めて見たとき「何そのサイン?」って訊いちゃいました(^^)
小麦なんて嵩が張るものを行商人さんが買いに来るかな。 基本、薬とセットかな〜。富山の薬売りみたいな。 もしくはお酒?。 ステッカーを悪用する組織が出そう〜。 話が長くなると伏線や言動が忘れがちです…
››以前にもマギは地図を作りたがっていたことを思い出したので、地図の部分を少し書き換えました。 ちなみにドローンもサラの方から言い出してますね~。 254話にて。
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