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スライムスライム へなちょこ魔物使い  作者: 銀騎士
鉱山 採掘編

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61/310

61 フライ


挿絵(By みてみん)


かなりいい加減な中層周辺の地図。

 


 シルルンたちは東へ進みながら戦闘を繰り返していた。


 現在もブラたちが百ほどの魔物の群れと戦いを繰り広げており、ブラたちを突破した魔物の群れをリザたちが迎え撃っていた。


「北から百匹ほどが接近中よ!!」


 リジルは声を張り上げて、ブラたちのほうに向かって駆けていく。


 リジルたちは四方に散って周辺を探っており、魔物の群れが接近するとシルルンたちに知らせる役目を負っていた。 


「……」


(うん、知ってる)


 シルルンはほくそ笑む。


 彼は『危険探知』を所持しているので魔物の群れの接近に気づいてはいたが、『危険探知』を使い続けるのは疲れるので何も言わなかったのだ。


「フフッ……マスター、北には私が行くわ」


「じゃあ、討ち漏らしたのは僕ちゃんが狩るよ」


 ラーネは北に向かって突撃した。


「アミラたちはメイたちを守ってね」


「はっ!」


 シルルンは視線をビビィに向けるとビビィはタマの背中の上でリンゴを食べており、マルとキュウを自身の前に配置していた。


「どうやらビビィは動くつもりはないみたいだね」


 シルルンは安堵したように表情を緩めて、シルルンたちは北に向かって歩き出した。


一方、北から進行する魔物の群れの前衛は二十匹ほどのタートスで後続にはアリゲーター種、スコーピオン種、センチピード種の姿があった。


 タートスたちは一斉にシールドの魔法を唱えて、タートスたちの前面に透明の盾が出現した。


「フフッ……無駄なことを」


 ラーネは獰猛な笑みを浮かべてタートスたちに突撃し、鉄の剣で透明の盾ごとタートスを斬り裂いた。


 斬り裂かれたタートスは身体が上下に分かれて血飛沫を上げて即死した。


「エクスプロージョン」


 ラーネはエクスプロージョンの魔法を唱えて『威圧』を放ち、光り輝く球体がタートスの群れに直撃し、タートスたちは爆発に巻き込まれて砕け散った。


 生き残ったタートスたちは萎縮して動けず、ラーネは一方的に剣を振るってタートスたちは次々に斬り裂かれて即死していき、後続の魔物の群れは恐慌状態に陥って混乱した。


「ひぃいいいぃ!! ラーネが一人で押さえ込んでるよ……」


 シルルンは手出しする必要性を全く感じなかったが、薄い青色のミスリルの弓で風の刃を放って加勢して魔物の群れは瞬く間に全滅した。


「ふぅ……」


 シルルンは額の汗を腕で拭ってブラックから下りた。


 プルがシルルンの肩から跳び下りて、魔物の死体に向かってピョンピョン跳ねていき、ブラックもプルの後を追いかける。


 凄まじい速さで魔物の死体はプルとブラックに『捕食』され、その姿を消した。


「シルルン!!」


 そこにリザとラフィーネが駆けつけた。


「まだ見えないわね」


 リザとラフィーネは視線を北の方角に向けた。


「あはは、もうラーネが全部倒しちゃったよ」


「えっ!? 百匹以上いたんでしょう!?」


 リザが驚きの表情を見せる。


「うん、そうだけどラーネが魔物の群れを正面から一人で押さえ込んで皆殺しにしたんだよ」


 そこに、ラーネとプルとブラックが戻ってきた。


「フフッ……本隊に戻るわよ」


「全くの無傷じゃない……」


 リザとラフィーネの顔は驚愕に染まったのだった。






















 東から進行する魔物の群れと交戦中のブラたちは苦戦していた。


 魔物の群れの前衛は高レベルのタートスで、ブラたちの攻撃力では効果的なダメージを与えることが難しいからだ。


 ブラたちはなんとかタートスたちをその場に押し留めているが、後続の魔物の群れに突破され、上空からレッサー フライ(ハエの魔物)の群れにも攻撃されていた。


 レッサー フライは飛行能力が高く『回避』を所持しており、攻撃を当てることは困難で上空から『溶解液』を吐いて攻撃してくるので厄介な相手だ。


「ぐっ、タートスは中衛に任せます!!」


 ブラが指示を出し、タートスの群れはブラたちの横を通り過ぎて行った。


 中衛のアキ、ゼフド、ヴァルラは突破してきた魔物の群れと戦いを繰り広げていたが、タートスの群れが押し寄せて乱戦になった。


 ゼフドは大剣を振り下ろしてタートスの背中の甲羅に直撃するが傷一つつかなかった。


「何て硬さだ……ウインド!!」


 ゼフドはウインドの魔法を唱えて、風の刃がタートスの胴体を切り裂いて、タートスは奇声を上げる。


「あは、タートスは魔法に弱いみたい。ウォーター!!」


 アキはウォーターの魔法を唱えて、水の刃がタートスの前脚に直撃してタートスは動きを止めた。


 だが、タートスはアースの魔法を唱えて、無数の岩や石がアキに襲い掛かる。


 後方に跳躍して距離を取ったアキは、無数の岩や石を難なく躱して突撃し、タートスとの距離を一瞬でつめて剣の連撃を放ち、タートスは体中を斬り裂かれて血飛沫を上げて動かなくなった。


「……やっぱり、この剣すごい!!」


 アキは満足げな表情を浮かべており、タートスに目掛けて突撃して剣の連撃を放ってタートスを次々に斬り裂いていく。


 タートスにアキの剣の攻撃が通るのは、剣がハイクオリティ品であるミスリルソードだからだ。


 ゼフドとアキの職業は【剣士】だが、魔力を持つ珍しい人材だ。


 無論、彼らはその資質をシルルンの母であるメアリーに買われたのは言うまでもない。


 ヴァルラは高い素早さと『回避』で魔物の群れを翻弄して引きつけており、ゼフドとアキがタートスの群れに攻撃を集中できるのはヴァルラのおかげだった。


 ブラたちは次々に魔物を倒していたが、上空から攻撃を仕掛けてくるレッサー フライの群れに手を焼いていた。


「あぐぁあああああぁぁぁ!!」


 重戦士の一人が悲鳴を上げて地面をのたうち回っており、ブラは慌てた様子で重戦士の元に駆けつけた。


「こ、これは酷い……」


 重戦士は腹と脚から大量出血しており、ブラは顔を顰めた。


「油断した……まさか、あいつの卵だったなんて思いもしなかった……あいつが飛ばしてくる卵に気をつけろ……ぐふっ!!」

 

 重戦士は口から吐血して意識を消失した。 


「しっかりして下さい!!」


 ブラは重戦士を抱えて後方に下がったが、上空からフライが『飛卵』を放って卵がブラに襲い掛かり、ブラが剣で卵を弾き返す。


「……今のが卵でしょうか?」


 ブラは訝しげな顔をした。


 フライは『飛卵』を所持しており、その卵が身体に当たると一瞬で幼虫になり、身体を食い破りながら成長して最終的には成体になって身体を食い破って姿を現すのだ。


 ちなみに、成体にいたるまでの時間は十秒ほどで、死体からでも成体になることは可能だ。


 ブラは腰袋からポーションを取り出して重戦士の傷にかけようとするが、フライが上空から『溶解液』を吐いてブラたちに液体が降り注ぐ。


「ぐっ……」


 ブラは重戦士を片手で抱えたまま回避したが、重戦士の身体から大量の血が流れでて地面は血だらけだ。


 重戦士を地面に寝かせたブラは、フライに向かって突撃するが、フライは『飛卵』を放ち、卵が重戦士に向かって飛んでいく。


 ブラは慌てて重戦士の元に戻って剣で卵を弾き返した。


「こ、こんなことをしていては間に合いません!!」


(被弾覚悟でマスターの元に行くしかありません……)


 重戦士を抱えるブラが意を決したような表情になる。


「ヒールデシ!」


 プニがヒールの魔法を唱えて、重戦士の傷が一瞬で塞がる。


「マ、マスター!! なぜマスターがここに!?」


 ブラは驚きのあまりに血相を変える。


「ブラはその子を連れて本隊まで後退」


「は、はい!! フライが飛ばしてくる卵に気をつけて下さい。触れると一瞬で体内に入り込んで成長するようです」


「ひぃいいぃ!! マジで!?」


 シルルンは嫌そうな顔をした。


 ブラは重戦士を抱えて後退するが、フライがブラたちを追い掛ける。


 シルルンは薄い青色のミスリルの弓で狙いを定めて風の刃を放ち、風の刃はフライの頭を消し飛ばしてフライは墜落して地面に衝突した。


 プルはシルルンの肩から跳び下りて、ピョンピョン跳ねてフライの傍に移動すると、フライはビクビクと痙攣していた。


「まだ動いてるデス!!」


 プルは『炎のブレス』を吐き、激しい炎に体を焼かれたフライはプルに『捕食』された。


 前衛にシルルンたちが加わったことで、厄介なフライ種はシルルンが風の刃で撃ち落し、魔物の群れは瞬く間に全滅した。


 中衛にはリザとラフィーネが戻り、形勢は逆転して魔物の群れは殲滅させたのだった。




















 シルルンたちは意識が戻らない重戦士の回復を待つために休憩していた。


 リジルたちは四方に散って辺りを警戒しており、リジルはこのまま東に進むとその先は険しい山道になっているとシルルンに報告した。


 それを聞いたリザとアキは、中衛と後衛を入れ替えることをシルルンに提案する。


 山道での戦いは背後に回られる可能性が高いからだ。


 シルルンはこれを了承し、前衛は変わらずブラたちで、中衛はシルルンたち本隊、後衛をリザたちに変更した。


 リジルと男盗賊は険しい山道の前に立っていた。


「じゃあ、ここは任せるわよ」


 リジルの言葉に、男盗賊は頷いてリジルは北の方角に走りだした。


 北の方角には上層に繋がるルートがあり、そこから下りてくる魔物は高レベルで一番警戒すべき方角だ。


 北に移動したリジルは、周辺を見回して足を止めた。


 さきほどラーネが魔物の群れを皆殺しにした場所だ。


 リジルは不安そうな表情を浮かべていた。


 彼女はできるだけ早く、東の険しい山道に進みたいと焦っていた。


 現在、シルルンたちがいる場所は四方から同時に攻め込まれる可能性があるからだ。


 だが、東に進んで険しい山道を抜けたとしても、状況的には何も変わらないとリジルは考えていた。


 エリアからエリアの移動は、大連合を組んで移動するのが常識だからだ。


「でも、あのラーネという女は何者なんだろう……あの魔物の群れを一人で全滅させるなんて……」


 リジルは難しそうな顔で呟いた。


 だが、彼女はそう思うと同時に、シルルンも同じぐらい強いのだろうと推測していた。


 そうでなければ、この人数での移動や採掘はリスクが高すぎるからだ。


 リジルは『危険察知』で周辺を探る。


 彼女は『危険察知』には自信を持っていた。


 この能力のおかげで、生き残ることができたからだ。


「この周辺には魔物はいないわね」


(ここに残ってもいいけど、本隊がいつ動くのかを確認するのが先よね……)


 リジルは踵を返して歩き出す。


 その瞬間、彼女は全身が凍りつくような衝撃を受けた。


「……そ、そんな馬鹿な!?」


(さっき、周辺を探ったばかりじゃない!?)


 リジルは顔面蒼白で身じろぎもしない。


 巨大な魔物がリジルの背後から接近しており、リジルは目だけを動かして巨大な魔物を凝視した。


「あ、あっぁ……」


 その魔物を目の当たりにしたリジルは、顔が恐怖に歪んで身体が震えだして地面にへたり込んだ。


 彼女が何より恐ろしいのは、目の前にいる魔物に『危険察知』が反応しないことだ。


 しかし、巨大な魔物はリジルには目もくれずに通り過ぎていった。


 リジルは震える体を押さえつけて立ち上がろうとする。


 だが、彼女は立ち上がってどうするのだという思いが脳裏を駆け抜けた。


 しかし、リジルは巨大な魔物の接近を一刻も早く本隊に伝えなければいけないという思いも同時に発生していた。


「……死ぬかもしれない」


 リジルは今にも泣き出しそうな顔で呟いた。


 だが、彼女はこのまま動かなければ仲間たちを裏切ることになると思い、一気に立ち上がる。


 リジルは意を決して両頬にビンタを叩き込んで、決死の形相で本隊に向かって走り出したのだった。



















「マスター、ティファの意識が戻りました」


 ブラが嬉しそうな顔でシルルンに報告した。


「ん? ティファって誰?」


 シルルンは目をパチクリさせる。


「重症だった重戦士です」 


「えっ!?」


(ぷっ、重戦士なのにティファって……)


 シルルンは必死に込み上げてくる笑いを堪えた。


「すぐに戦いたいと言っているのですが血を流しすぎているので、しばらく本隊で休養したほうがよいと私は考えているのですが、マスターのお考えはいかがでしょうか?」


「うん、休養でいいと思うよ」


「はっ、そのように伝えておきます」


 ブラは満足げな顔で魔車に向かって歩いていった。


 しかし……


「あぁぁああああああああぁぁぁぁ!!」


「!?」


 血相を変えた仲間たちは、絶叫が聞こえる方向に視線を転じた。 


 すると、リジルが必死の形相で駆けていた。


「に、逃げて!! 逃げて!! 逃げてぇ!!」


 顔面蒼白のリジルは声を張り上げて、そのままの勢いでシルルンに抱きついた。


「ひぃいいいぃ!? ど、どうしたの?」


 シルルンはつられてパニックに陥った。


「と、とんでもない魔物がこっちに向かってきてるのよ!!」


 リジルは泣き出しそうな顔で訴えた。


「え~~っ!? マジで!?」


 シルルンたちの視線が北の方角に集中した。


 すると、一瞬、大気が揺れたように見えた先には威風堂々と歩く巨大な魔物の姿があった。


「ラ、ライオン!?」


 アキの顔が驚愕に染まる。


 シルルンは『魔物解析』で巨大な魔物を探る。


「ひぃいいいぃ!? ヤ、ヤバ過ぎる!! あれはハイ ライオンだよ!! しかもレベルも高い!!」


 シルルンは雷に打たれたように顔色を変える。


 動物の世界でライオンは百獣の王と言われているが最強ではない。


 地上で最強の動物は一対一の戦いに限定すれば最大種の象だ。


 ライオンの体重は平均二百五十キログラム程度だが、最大種の象の体重は平均五千キログラムほどもある。


 そのため、最大種の象は小さい家程度なら破壊できるパワーがあり、ライオンなど雑魚に過ぎないのだ。


 では、動物系の魔物の中ではライオン種はどうなのか?


 強い。この一言に尽きる。


 動物系の魔物の中で、二強と言われている魔物の一種がライオン種なのだ。


 リザ、アキ、ゼフド、ラフィーネが庇うようにシルルンの前に立ち、剣を構えた。


「無粋な真似はやめろ!! 分からんのか!? あの目は死を覚悟した者の目だ」


 ブラックは怒りの形相で声を張り上げた。


 だが、仲間たちには「ピュピィ!! ピュピィ!!」と鳴いているようにしか聞こえず、シルルンにしか伝わらなかった。


「……ブラックが大丈夫って言ってるから離れていいよ」


 リザたちは怪訝な表情を浮かべていたが、しばらくすると後方に下がり、シルルンは複雑そうな表情を浮かべていた。


 彼の『危険探知』にハイ ライオンが反応せず、『魔物探知』にも反応しないからだ。


 シルルンは『魔物解析』でハイ ライオンを視た。


 すると、ハイ ライオンは『潜伏』を所持していた。


 『潜伏』はあらゆる探知系の魔法や能力に反応しない能力なのだ。


「なるほどね」


 シルルンは合点がいったような顔をした。


 彼は『危険探知』や『魔物探知』を過信していたが、百パーセントではないことを理解したのだった。


「人族がこんなところで何をしている?」


「魔物が喋った!?」


 仲間たちは驚きのあまり血相を変える。


 だが、シルルン、リザ、ラーネは平然としていた。


「僕ちゃんたちは東に採掘ポイントを探しに行く途中なんだよ」


「ほう……東か……北ではないんだな?」


 ハイ ライオンは軽く眉を顰めた。


「うん、東だよ。北には何かあるのかい?」


 シルルンは探るような眼差しをハイ ライオンに向けた。


「俺たちが支配するエリアがあるだけだ」


 ハイ ライオンは切るような鋭い視線をシルルンに向けた。


「ひぃいいいぃ!? そ、そうなんだ……そんなところには行きたくもないよ」


「くくっ、俺も人族と争う気はない。人族はなかなか侮れん種族だからな……だが、それは俺の考えで他の奴らの考えは分からん……せいぜい気をつけるんだな」


 ハイ ライオンはそう言って、東の方角に消えた。


「ふぅ、戦わずにすんで本当に良かったよ」


 シルルンたちの顔には虚脱したような安堵の色が浮かんでいた。


 シルルンたちは数時間ほど休憩し、東の方角に進みだしたのだった。

面白いと思った方はブックマークや評価をよろしくお願いします。


レッサー フライ レベル1 全長約50センチ

HP 50~

MP 15

攻撃力 30

守備力 20

素早さ 90

魔法 無し

能力 溶解液 回避



フライ レベル1 全長約1メートル

HP 120~

MP 30

攻撃力 65

守備力 40

素早さ 150

魔法 無し

能力 溶解液 飛卵 回避










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