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スライムスライム へなちょこ魔物使い  作者: 銀騎士
鉱山 採掘編

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59 ハイ アース ファイヤー エレメンタル


「だからダメだっていってるでしょ!!」


「えぇ~~~っ!? だって暇だし効率悪いじゃん」


 シルルンはしかめっ面を浮かべてぶ~たれる。


「効率なんてのはどうでもいいのよ!! シルルン一人でそんな危険なところに行くのはダメって言ってるのよ」


 リザは腕を組んで険しい表情を浮かべている。


 シルルンはアミラたちが採掘ポイントを掘っている間、やることがなく暇なので一人で採掘ポイントを探しに行くと提案したのだが、リザやアキ、ゼフドに危険だと止められているのだ。


「えっ~~~!? 皆で行っても危険なんだよ?」


 シルルンは切実な表情で訴える。


「知ってるわよ!! 大連合を組んで行くところにシルルン一人で行かせられないわよ」


「う~ん……」


 シルルンは得心のいかないような顔を浮かべている。


「アミラたちに納得するまで掘らしてみて、採掘ポイントじゃなかった時は皆で東に進めばいいでしょう?」


 アキとゼフドも、ひどく神妙な顔つきでリザの言葉に頷いている。


「……う、うん、分かったよ」 


 リザが鬼の形相で睨んでいるので、シルルンはビビリまくり、トボトボと歩いて魔車の中に入っていった。


「フフッ……あなたも馬鹿ね。あんな風に押さえ込んだらマスターに嫌われるだけなのに」


「仕方ないでしょ……大連合を組んでいくところに一人で行くって言うんだから。そんな危険なところじゃなかったら私も止めないわよ」


 リザは心底、弱りきった表情を浮かべている。


「フフッ……危険なところね……。けど、それはあなたの主観でしょ? マスターは西の大規模ポイントに一人で行って帰ってきているのよ?」


「それは聞いたから知ってるけど、あんたは危険だと思わないの?」


「フフッ……思うわよ」


「だったら、一緒じゃない。私たちの気持ちも分かるでしょ?」


「フフッ……昨日まではね」


 ラーネはしたり顔で言った。


「どういう事よ?」


 リザは怪訝な表情を浮かべる。


「フフッ……私は大穴でマスターと一緒になってから、ずっとずっとプルやプニみたいにマスターと一緒にいたかったのよ。どうやったらずっと一緒にいれるかそればかりを永遠に考えていたわ」


「ふ、ふ~ん……それで?」


 リザは怪訝な表情を浮かべていた。


 プルやプニみたいに一緒という発想が人として、そもそもおかしいからだ。


「マスターは本来、好戦的じゃないのよ。だから少し安心していたのよ、心のどこかで。だけどデーモンと一対一で戦ったと聞いて、マスターが変わってきていることに気づいて、いいようのない不安に襲われると同時にもう時間がないという激しい焦りにたまらなくなったわ。それで、今度は西の大規模ポイントに一人で行ったと聞いて、次は死ぬかもしれないと絶望した時、目覚めたのよ」


「目覚めたって何によ?」


「フフッ……この能力ちからによ!!」


 そう言い放ったラーネの姿が消えた。


「なっ!? どこいったのよラーネ!!」


 (これってもしかして透明になる能力に目覚めたってことかしら?)


 リザは辺りを見渡すがラーネの姿はなかった。


「フフッ……ここよここ」


 リザは声が聞こえたところを凝視する。


 すると、そこには小さくなったラーネがリザの肩の上に座っていた。


「あ、あんた、小さくなる能力に目覚めたの!?」


 リザは驚きのあまり血相を変える。


「フフッ……そうよ。『小人』に目覚めたのよ。これでマスターがどこに行っても一緒にいられるわ」


 ラーネは満面の笑みを浮かべている。


 『小人』は小さくなることができる能力で、元のサイズから二十分の一ぐらいまでのサイズに任意で変われる能力だ。対になる能力に『巨人』という能力もある。


 だが、『伸縮自在』の劣化能力でもある。


「……でも、そのサイズじゃ戦力にならないんじゃないの?」


 だが、そう言ってみたもののリザは、ラーネの執念じみたシルルンへの想いの異常さに恐怖を覚えていた。


 能力とはそう簡単に目覚めるものではないからだ。


 実際、リザが所持している能力は『堅守』のみだ。


「フフッ……さすがにこの大きさのまま戦うのはキツイけど、魔法が使えるから問題ないわ。エクスプロージョン!!」


 ラーネはエクスプロージョンの魔法を唱えると、光の球体が近くの岩場に当たって爆砕した。


「なっ!? あ、あんた、攻撃魔法も使えるの!?」


 リザは驚きのあまりに血相を変える。


 彼女はラーネが放ったエクスプロージョンの魔法の凄まじい威力にも驚いたが、それよりも攻撃魔法を使えることに驚きを隠せなかった。


 最早、欠点はないからだ。


「あら……知らなかったの? 魔法で倒せない敵は元の姿に戻って斬り裂いて、それでも勝てない場合はマスターを連れて『瞬間移動』で逃げるわ」


「それでも、シルルンが心配だから一人で危険なところに行かせたくはないわ」


 リザは真剣な硬い表情を浮かべる。


「フフッ……そこは私も同じ気持ちよ。マスターには安全なところにいてほしいと私も思うから。だから、私のことはもしもの時の保険だと思ってくれていいわ」


 こうして、シルルンは一人で危険なところに行くことは難しくなった。


 そして、採掘ポイントをアミラたちが納得するまで掘り終わるのに十日以上かかり、少量の金、銀、銅の鉱石は採掘できたが、ポイントというほどではなく無駄骨だったのだった。



















「進め進め!! 殺せ殺せ!!」


 ビャクス山賊団が魔物を皆殺しにしながら突き進む。


 道中に大量のスネイルやスラッグに遭遇して『麻痺霧』を浴びて一時進行は停滞したが、それだけで、多数の麻痺者を出しながらも圧倒的な兵力の前にスネイルやスラッグは皆殺しにされた。


 そして、ビャクス山賊団は中層に到着し、野営の準備にとりかかる。


「ウェーサ様、ここから三十キロメートルほど進むと目標のキャンプ村があるようです」


 三人いるウェーサの側近の一人がウェーサに報告する。


「それで、どんな感じなのキャンプ村は?」


「はっ、直ちに全軍で攻め込めば落とすのは容易いかと」


「俺の意見も同じで直ちに攻め込むべきです!!」


 残り二人のウェーサの側近が進言する。


「本当に馬鹿ねぇ!! 誰が策を言えって言ったのよ!!」


「あふん!!」


「あはん!!」


 側近二人はウェーサに鉄鞭でぶちのめされ、恍惚な表情を浮かべている。


 この側近二人はドMだった。


 彼らは優秀なのだが、ウェーサにぶちのめされたいので率先して間違ったことを言うのだ。


「目標のキャンプ村は地上のキャンプ村と比べると、外壁がありその外壁が堅牢な作りで、守りに徹せられると厄介ではありますが、基本的に魔物からキャンプ村を守る為に作られた外壁なので魔物以外は誰でもキャンプ村に入れます」


 側近はウェーサの目を真っ直ぐに見つめて返答を待つ。


「ふぅん、要するに守られると厄介だから、攻め込む前にキャンプ村にこっちの兵を潜入させておけっていいたいのね?」  


「はっ、ご明察痛み入ります」


 側近は獰猛な笑みを浮かべた。


 ウェーサは手下たちがキャンプ村に入り易いように、冒険者や傭兵の格好を装わせ三百人を十人ずつに分けてキャンプ村に潜入させた。


 そして、夜が明け、ビャクス山賊団がキャンプ村を目指し進軍したのだった。


 キャンプ村の外壁の上には十人ほどの男たちがいたが、その顔が驚愕に染まっていた。


「おい!? なんだあの大軍は!?」


「軍じゃないのか?」


「いや、旗が違う上に兵装がバラバラだ。賊かもしれん。念のために南門を閉めるぞ」


「分かった。巡回している冒険者たちや傭兵たちに閉門すると知らせてくる」


 男たちは外壁の階段を駆け下りて、南門に駆けていった。


 ちなみに彼らはキャンプ村の中央で店を出店している商人や金持ち、奴隷商人たちに雇われていた。


 南門から出た男たちは散開し、巡回している冒険者たちに駆け寄って状況を伝えて戻っていった。


「何ぃ!? 大軍がこっちに来てるだと?」


「所属不明だから南門を閉めるらしい。中に入るかどうかは各自の判断に任せるってよ」


「南門を閉めるって初めてじゃないか?」


「それで、どうすんだ?」


「さすがに中に入らなきゃヤバくねぇか?」


 外にいる二十人ほどの冒険者やたちは南門が閉まると聞いて騒いでいたが、結局、全員がキャンプ村の中に入ったのだった。


「止まれぇ!! お前たちはいったい何なんだ!?」


 外壁の上から守備隊長が声を張り上げた。


 外壁の上には弓を構えた者や魔法使いが並んでいる。


「うふふ、私たちはビャクス山賊団よ。このキャンプ村をもらいにきたのよ」


 ウェーサはにっこりと笑った。


「ビャクス山賊団だと!?」


 守備隊長は驚きの表情を見せた。


「ビビったぁ? 素直に降伏してくれると嬉しいんだけど?」


「馬鹿を言うなっ!! 山賊なんぞに降伏できるかっ!!」


 守備隊長は怒りの形相で叫んだ。


「うふふ……残念ねぇ、それじゃあ、力尽くで奪わせてもらうわよ」


 ウェーサはほくそ笑んだ。


「甘く見るなよ。このキャンプ村の外壁は魔物との戦闘を想定して作られている。簡単には落とせんぞ!!」


 だが、南門が開かれた。


「ば、馬鹿なっ!? なぜ南門が開く!?」


 守備隊長は驚きのあまりに血相を変えたが、背後に殺気を感じ取った瞬間に首を刎ねられた。


 キャンプ村の中に潜伏させていた三百人の手下が動いたのは言うまでもない。


 そして、開かれた南門に大軍がなだれ込んだのだった。




















 一方、中間ポイントから別ルートを進むパロズン隊三千は魔物を皆殺しにしながら突き進んでいた。


「いいか、魔物は一匹残らず皆殺しにしろ。素材を採取するのも忘れるなよ」


 (全くめんどうな話だ……)


 パロズンは苦々しげな表情を浮かべる。


「パロズン様、土砂崩れで道が塞がっていてこれ以上進めません」


「なら工作隊の数を増やして切り開け」


「はっ」


 だが、しばらくすると側近が戻ってきた。


「工作隊がどの方向を切り開けばいいのか判断に迷っているようです」


「どういうことだ?」


 パロズンが訝しげな眼差しを側近に向ける。


「はっ、嵐の影響で本来のルートが分からないほどに崩れているとのことです」


「なんだと!?」


 パロズンはすぐに工作隊のところまで足を運んだ。


 すると、目視できる範囲は全て土砂崩れで埋まっており、道らしきものは確認できない状態だった。


「……なるほどな、そういうことか」


 (もしかするとここまでのルートが間違っているかもしれんな……引き返すか? だが、合っている可能性もある……さて、どうしたものか……)


 パロズンは考え込むような顔をした。


「いかが致しますか?」


「……とにかく進むぞ」 


「はっ!!」


 パロズンは工兵を増やして、土砂崩れを切り開いて突き進んでいく。


 だが、再び土砂崩れが出現した。


「いかが致しますか?」


「本当に厄介なルートだな……しかし、いまさら引き返すわけにはいかないからな……」


 (ここで本体に戻ったら、あのウェーサに何を言われるか知れたもんじゃない)


 パロズンは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。


「はっ!!」


 パロズンたちは数日を費やして何度も土砂崩れを切り開き、やっとのことで工作隊なしで進めるルートに到達した。


 しかし、これが間違いだった。


 これまでとは違い、格段に魔物の数が増えたのだ。


 だが、それでもパロズンは圧倒的な兵力に任せて、魔物を皆殺しにしながら進軍する。


 しかし、唐突に地面の土が盛り上がり、土の塊になって宙に浮いた。


 その魔物は形を変えて、丸型や無数の棘のようになって手下たちに襲い掛かった。


 しかも、その魔物は一匹ではなく、軽く百匹を超えていた。


「うぁぁあああああああああああぁぁぁ!!」


「ぎゃああぁぁあああああああああああああああぁぁぁ!!」


「ち、ちくしょう!! 剣の攻撃がまるで効かねぇ!!」


 その魔物の正体は、レッサー アース エレメントだった。


 全長は一メートルほどの土の塊だが、形を自由自在に変えることができ、デーモンの精神体同様、物理無効の特性を持つのだ。


「どうした!? 何が起こってる!?」


「はっ、土の魔物が暴れているようです。数は百を超え、どうやら物理攻撃が効かない相手なようで前線は混乱しているとのことです」


「物理が効かないだと!?」


 パロズンは驚きの表情を見せた。


「はっ、いかが致しますか?」


「……なら、魔法が効くか試してみろ。効かなければ撤退だ」


「はっ!!」


 手下たちに守られた【魔法使い】や【魔法師】がレッサー アース エレメントの群れと対峙する。


 結果、一発の魔法では絶命しないが、二、三発の魔法が直撃すればレッサー アース エレメントは掻き消えることが確認できたのだった。


「ご報告いたします。魔法は効果ありとのことです」


「そうか、それなら魔法で攻撃させろ」


「はっ!!」


「やれやれ、土砂崩れを突破したら今度は物理が効かない魔物かよ……」


 パロズンはうんざりしたような表情を浮かべている。


「おらっ!! こっちだこっち!!」


「ぎゃははは!! 当たるかよそんなもん!!」


 手下たちはレッサー アース エレメントをおびき出して、魔法使いや魔法師の元へ連れてくる。


 これがうまくいきそうだった。


 しかし……


「お、おい、なんだよあれ!?」


「火が空に浮いてるぞ!?」


 上空に無数に浮かぶ火の塊が、手下たちに目がけて降り注いだ。


「ぎゃああぁぁあああああああああああぁぁぁ!!」


「火が襲い掛かってきたぞ!!」


「糞がぁ!? こいつも剣が効かねぇぞ!!」


 空に浮かぶ火の正体は、レッサー ファイヤー エレメンタルだった。


 レッサー アース エレメンタル同様、自身の形を様々な形に変えることができ、物理無効なのである。


 地面に降り立った無数のレッサー ファイヤー エレメンタルが一斉に襲い掛かり、手下たちは焼き殺されて前線は混乱の極みに陥った。


「ご報告致します!!」


「……今度はどうした?」


 パロズンは大きく溜息をついた。


「はっ、無数の火の魔物が空より降ってきたとのとのです」


「火の魔物だと!?」


 パロズンは驚きのあまり血相を変える。


「はっ」


「……また、物理が効かないのか?」


「はっ、そのようです」


「いったん、後退しながら魔法で攻撃して相手の出方を見る。追ってくるようなら仕方ないから戦うが、追ってこないのならそのまま中間ポイントまで撤退する」


「はっ!!」


 しかし、全体で動くには遅すぎた。


 後退し始めたパロズンたちの行く手を遮るように、地面から五つの土が盛り上がり、空にも五つの火が浮かび、いずれも全長三メートルを超える大きさだった。


 その巨大な土の塊と火が、手下たちに一斉に魔法を唱えた。


「ぎゃあああぁぁああああああぁぁ!!」


「うぁああああああああああああああぁぁ!!」


 無数の岩や石と激しい炎が手下たちに直撃し、百人ほどの手下たちが即死した。


 パロズンたちの後方を遮ったのは、下位種から進化したアース エレメンタルとファイヤー エレメンタルだった。


 そのステータスは戦士系の最上級職と比べても遜色ない強さな上に物理無効なのだ。


 それが、合わせて十匹も後方に現れたのだ。


 アース エレメンタルとファイヤー エレメンタルの攻撃は容赦がなく、手下たちは一方的に殺戮されて後退が止まる。


「なぜ後退しない。何かあったのか後ろで?」


 パロズンは訝しげな眼差しを側近に向ける。


「はっ、後方にも魔物が現れたようで、現在、交戦中とのことです」


「なんだと!? 不味いな……」


 パロズンは深刻そうな表情を浮かべていた。


 前後から魔物に挟撃されている上に、後方には攻撃手段がないからだ。


 パロズンが全軍撤退の命令を出そうとした瞬間、それは現れた。


 突然、空から降ってきたそれは、手下たちを弾き飛ばして地面に降り立った。


 その全長は十メートルを軽く超え、火に包まれた土だった。


 通常種から二段階進化したハイ アース ファイヤー エレメンタルが現れたのだ。


 つまり、上位種からさらに進化した個体がハイ アース ファイヤー エレメンタルなのである。


 ハイ アース ファイヤー エレメンタルの最も厄介なところは『召喚』で、下位種や通常種を呼び出せることだ。


 ちなみに、ハイ アース ファイヤー エレメンタルのような存在は、上位種が他属性の上位種を取り込むことで進化に至るが、火と水のようにどちらかが弱点になる場合の組み合わせでは進化に至るのは難しい。


 ハイ アース ファイヤー エレメンタルの周辺に、突如、五本の火柱が上がり回転しながら範囲を広げ、手下たちを一瞬で焼き尽くしていく。


「ぎゃあああぁぁああああああああああああぁぁぁ!!」


「ひぃぎゃあああぁぁあああああああああぁぁ!!」


「な、何なんだよ、あれは!?」


「で、でけぇ……」


 一瞬の内に五百人ほどが消し炭になり、手下たちはうろたえて泣き叫び、一方的に焼き殺されるだけだった。


「パロズン様!! ここは私たちに任せてお逃げください!!」


 パロズンは放心状態に陥っていた。


「……いや、全軍に伝えろ。全てを投げ捨てて全力で逃げろと」


 パロズンは悔しそうに固く唇を噛みしめる。


「はっ!!」


 こうして、パロズンたちは中間ポイントまで撤退したが、中間ポイントまで辿り着けた者は百人以下だった。


 ハイ アース ファイヤー エレメンタルは土と火のエレメンタル種を率いて、執拗にパロズンたちを追いかけたが、中間ポイントまで辿り着くとターゲットを冒険者たちに変えて中間ポイントは地獄と化す。


 この鉱山は大規模な嵐が稀に発生するが、その度にハイ アース ファイヤー エレメンタルは眠りから目覚めていた。


 だが、支配する土地に異変がない場合、しばらくすると再び眠りについた。


 しかし、パロズンが誤って土砂崩れを切り開いてその土地に侵入したことにより、ハイ アース ファイヤー エレメンタルの逆鱗に触れ、いらない災いを呼び起こしたのだった。

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レッサー アース エレメンタル レベル1 全長約1メートル

HP 200~

MP 100

攻撃力 150

守備力 物理無効

素早さ 50

魔法 アース

能力 土化



レッサー ファイヤー エレメンタル レベル1 全長約1メートル

HP 150~

MP 100

攻撃力 250

守備力 物理無効

素早さ 100

魔法 ファイヤ

能力 火化



アース エレメンタル レベル1 全長約3メートル

HP 800~

MP 300

攻撃力 500

守備力 物理無効

素早さ 200

魔法 アース

能力 土化



ファイヤー エレメンタル レベル1 全長約3メートル

HP 600~

MP 300

攻撃力 700

守備力 物理無効

素早さ 300

魔法 ファイヤ

能力 火化



ハイ アース ファイヤー エレメンタル レベル1 全長約10メートル

HP 2500~

MP 2000

攻撃力 1800

守備力 物理無効

素早さ 700

魔法 アース ファイヤ

能力 土化 火化 召喚

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