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短く終わるのが良いこと

 物事というのは辞め時が肝心である、これは良かったなと思ってるうちにやめとくのも手である、なにでもなんでも、なんとなくすごいものがありそうだと思った瞬間にどうでもよくなることもある、途端に終わってしまうこともある。

 指先同士のなにがしかのやりとりというのも相手が居るから成り立っていたんだなと思い始めると疲れてしまうところもある、長ったらしい文面の中に込めると面白いとされる日常も、一種の役割と変わっていくとやめられなくなるというのは多くなる。

 要するに人間の指自体が、意志を持っているわけではないにせよ、僕らは指先で紡いでいる物語とかなにがしかをイメージする時に自然と指の型というのがある、この子にはこの指の型というような、そういった指の型で他者を連想しているということでもある。

 問題として僕らは物語を認識するためにやってるのかというと、むしろ物語ではなく、玩具箱を覗くためにやってるに近い、他者への評価を全くなしにしてみて、だれとも関わらない前提で、ぼーっと指だけ動かしているに過ぎない状態で、何か他者に思いを馳せる、だれに思いを馳せるかにもよるのもある、難しい部分においても指で遊んでた頃合いのことを思い出すとちょうどよいというのはある、そういった指の遊びや戯れで済んでいたあたりの、玩具箱に自然と生きていた頃合いの考えを示すのはありなのかもしれない、個人が思う物語よりもむしろ、今後にはぼーっと日常に入っていくイメージが重要なのかもしれない、だれでもないなにものでもない、物事に優劣もない、ただ字でつづられただけの連なりの中にあって、意味がないことが重要ともいえる。

 今はもう意味からは遠のいて、どこでもないことをしているというのが一番気が楽な面である。

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