47話 体育祭⑦
遅くなってしまってすいません。
起と結しかはっきりと決めていなかったせいで残り部分がすごい難産になってしまいました……(・ω・`)
しっかりと起承転結で考えないといけませんね(ぉ
あと、ブックマークがついに200件を越えていました!!
読者の皆様、いつもいつもありがとうございます。
今回もかなり難産でしたので、展開が怪しいところがあると思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
私の頭は一瞬真っ白になりました。
余りにも想定の範囲から逸脱したことが起きてしまっていたからです。
このような事態になってしまった以上、私が主犯格だということが公になれば誰も私の話を信じてはもらえないでしょうが、私はここまでするつもりはありませんでした。
今回もあくまでただ釘を刺す程度で納めるつもりでしたので、対象……今回は熱海京ですね。彼女を体育祭の後にでも呼び出して中山様に余り親しくしすぎるなという警告をするだけでとめるつもりだったのです。呼び出す口実として彼女の日焼け止めを少しばかり拝借させていただいたつもりでした。
海老菜さんの話では熱海京は日光に弱いフリをしているだけなので、日焼け止めを取り上げても彼女自身に問題は無いと言っていて、私も彼女の案にしてはいつもよりは優しい気がしましたが、椎名さんの言い分を考慮した結果なのだと思い、その案に賛同したのですが……。
現状を見る限り海老菜さんの話はどうやら真実ではなかったみたいですね。熱海京も倒れてしまって担架で運ばれていってしまいました。
これは海老菜さんに確認を取る必要があるようです。ですが、今はそんなことをしている場合ではないでしょう。
私の代わりに針のむしろになっている宇佐美さんを助けるべく私は宇佐見さんのもとへと行き
「宇佐美さん構いません。ここからは私が話させていただきますわ」
と声をかけました。
「あら?主犯のお出ましかしら?」
篠宮さんが声をかけてきた――確か久川さんだったか――にそう声をかけていた。久川さんはそれに対し頷きながら
「えぇ、その認識で間違いありません」
と返していた。その回答が予想外だったのか、篠宮さんは呆気に取られながら
「あ、あら?あさっり認めちゃうのね?てっきり自分のグループの子をいじめるな~とかいう抗議に来たものだと思っていたんだけど……」
そう呟いた。すると久川さんは
「そんなことはありません。熱海京……、いえ、熱海さんが倒れてしまった原因が私にあることは間違いありません」
と頭を振りながら答えた。
「そ、そう……。まぁ空元には久川さんが主犯ってことは突き止めてもらっていたから後で呼び出すつもりだったけど……」
篠宮さんはどこか納得が行かない様子でそう呟いてから
「まぁいいわ。主犯が自白したこともだし、中山君はどうするつもりかしら?」
俺の方を見ながらそう言ってきた。
「お、俺!?」
いきなりのことで思わず素っ頓狂の声を出してしまったんだが、篠宮さんは気にした様子もなく
「えぇ。あたしの予想だと、今回のことの発端は嫉妬よ?そうでしょ?」
そう久川さんに問いかけた。すると久川さんも
「え、えぇ。直接言われると少し辛いのですが、概ねその通りです」
多少言葉に詰まりながらもそう答えた。
「えっと……、つまりあれか?久川さんはずっと俺と一緒にいる京に嫉妬して今回のことが起きたっていうのか?」
現状の確認のために俺が今の流れをなぞるように言うと
「だからそう言ってるじゃない」
篠宮さんが呆れながらそう言ってきた。
「そ、そうか……。でも、どうしていきなりこんなことをしたんだ?俺が言うのもあれだが、まずは話し合いをするなり方法はあっただろ?」
「それは……。言い返す言葉もありません」
明らかに避けることが出来たにも関わらず起きてしまったことにイラついていた俺が少しキツい言い方をしたのに対し、久川さんはただ謝るだけだった。
そのことにさらにイラついて一言二言言おうとしたのだが
「まぁまぁ。まだ言いたい気持ちはわかるけど、少し落ち着きなさい?それで?今回のことの発案者は誰なのかしら?いつも久川さんといる2人の内のどちらかだとは思うけど?」
口を開く前に篠宮さんがそう言って俺はタイミングを逃してしまっていた。久川さんは篠宮さんの言葉に少し動揺した様子で
「こ、今回のことを考えたのは私です」
そう言ったのだが
「嘘ね。後ろであたしたちを睨んでいる方が発案者でしょ?」
篠宮さんはバッサリと切り捨て、久川さんの後ろに待機していた2人の内、俺らを睨んでいた海老菜さんを見ながらそう言った。
「あなたたち、瑛子様にお願いされたから黙っていたのですが、少々言葉に度が過ぎますわよ?」
俺たちは視線を海老菜さんの方に向けると、海老菜さんは露骨に顔をしかめながらそう言ってきた。
「度が過ぎるって……。どこがだよ?」
海老菜さんの余りな言葉に先程のイラつきが治まっていない俺も口調がキツくなるのを感じながらもそう尋ねると、海老菜さんは
「瑛子様がこれだけ誠意をこめて謝っていらっしゃるんですわよ?それなのにあなたたちときたら、それをいいことに調子に乗りすぎですわ」
俺たちの言い分があたかも間違っているような様子でそう言い放ってきた。
俺たちがそれに対して唖然として何も言い返せないでいると、それを反論出来ないからと思ったのか
「大体ですね。瑛子様の懐が大きいからこそ今までのような発言が許されていたということを自覚すべきですわ。そもそも……「海老菜さん」……何でしょうか瑛子様?」
さらに俺たちがどれだけ悪いかとかいうことについて語り始めたのだが、それを遮るように海老菜さんの名前を呼んだ久川さんは
「もう十分です。今回の原因の発端は私であることは間違いないのですから……。その気持ちだけでも嬉しいです」
恐らくこれ以上何も言うなという意味を込めてそう言ったのだろうが
「いいえ!!止められませんわ!!大体、熱海京が倒れたりするからこんなことになったのですわ!!」
「「「「おいっ!!」」」」
海老菜さん……いや、海老菜の余りのいい様に俺ら全員が怒気を含んだ声でそう言うと、海老菜は俺らに一瞥をくれてから
「……なんですの?何か言いたそうにしてますわね?」
「当たり前よ!!」
「一体何様のつもりなのですか?」
「そもそもしたことの重大さをわかっているのか?」
「今の言葉はさすがに聞き逃せないッスよ」
そう言ってきやがったから俺たちも口々にそう言ったんだが
「はん!どうせ熱海京がアルビノとかいうのも嘘なんでしょう?今回は偶然が重なって倒れただけに違いありませんわ」
海老菜は意も介さずにそう言ってきやがったんだ。だから
「てめぇ、いい加減にし「まぁまぁ落ち着いてぇ」……や……がれ?」
我慢が限界だった俺は海老菜に向かって怒鳴ろうとしたんだが、少し間延びしたような声に遮られてしまったんだ。だから声の主である椎名さんの方を向いて
「落ち着けという方が厳しいと思うんだが?」
そう言うと
「まぁまぁ。確かにそうなんだけどさぁ?実際に熱海さんは運が良かったんだよぉ?」
京があんな倒れ方をしたことがまだ運がいい方みたいな言い方をしてきたんだ。
「だからっ!!どこがだ「だから落ち着いてって言ってるでしょぉ?ちゃんと最後までこっちの話を聞いてよぉ」っ……ぐっ……」
だから思わず怒鳴り返してしまったんだが、椎名さんは再び俺の言葉に被せるようにそう言ってきたんだ。
今何を言っても落ち着けとしか言われないような気がして言葉が詰まってしまい何も言えずにいると、俺の様子を見て少し落ち着いたのか、服部さんが
「えっと……、運がよかったっていうのはどういうことなのでしょうか?中山さんはまだ上手く話せないみたいですので、私が代わりということでどうでしょうか?」
そう椎名さんに話しかけたんだ。すると椎名さんは
「わたしは話を聞いてくれたら誰でもいいから大丈夫だよぉ」
俺たちの誰かが話を聞いたらそれでいいと言った後
「もしあそこで倒れていなかったらねぇ。瑛子様……いや、もう久川さんでいっかぁ。久川さんは日焼け止めを口実に体育祭が終わった後に呼び出して中山君とのことについて“話し合い”をするつもりだったんだぁ。それでねぇ?その後に久川さんにはいつも通り内緒でもう一度呼び出してねぇ。あそこで倒れていた方がマシだということが行われることになっていたんだよぉ?」
って、とてもじゃないが聞き逃せないようなことをさらって言い放った。
「どういうことですの!?」
「椎名さんっ!!」
それに対し、久川さんの驚くような声と、海老菜の咎めるような声が同時に聞こえてきた。
また話が伸びてしまいました……。次で必ずこの別視点の話は終わらせます……。
それにしてもいつもいつも記念の回に限って内容がひどい気がする……。
タイミングとは……(・ω・`)




