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神様によるペナルティ  作者: ずごろん
第二章 一学期編
58/217

章間⑩ モブ女の集い2

さて、この3人のことを覚えていますでしょうか?


今回はかなり短いですが、仕込みみたいなものですので、ご了承ください


それと、なんとついに、10万PVと2万ユニークを達成していました。

読者の皆様、本当にありがとうございます。

これからも頑張って更新していきますので、読んでいただければ幸いです。


しかし、そんなすごい記念にこの内容である。

タイミングェ…………


【追記】少し文章を修正しました。

「やっと忌々しいテストとやらが終わりましたね」


「そうですわ!ついにこのときがやって来ましたわ」


「もう待たなくてもよいでしょう?そろそろ(わたくし)の我慢が限界です。あの女、こちらが何もしないことをいいことにすっかり調子に乗っておりますわね。この前のGWも一緒にお出かけをしていたという情報が入ってきていますし」


(わたくし)の情報収集力を舐めてもらっては困りますわ。調べようと思えば一個人が休日にどのようなことをしていたのかくらいならばすぐに調べられるのです。

そして(わたくし)の怒りがピークに達していることを察したのか


「えぇ、長らくお待たせしてしまって申し訳ありませんわ。もう瑛子様の好きなようにしていただいて大丈夫です。もうすでに息のかかった者には話を通してありますので、準備は万端ですわ」


海老菜さんがすぐに答えてくれました。ふふっ、相変わらずの手際の良さです。


「そうですか。さすが海老菜さんですね。中間テストが終わり、気も抜けている頃合でしょう」


「そうだねぇ。何だかんだであれから1ヶ月以上経っているもんねぇ。本当にするなら問題ないと思うよぉ?」


「椎名さん、それはどういう意味なのか教えてほしいですわ。瑛子様にこのまま何もせずにいろってことなのかしら?」


「いやぁ。止めはしないんだけどねぇ?まずはお話から始めてもよかったんじゃないかなぁ」


「そんなことありませんわ!!あの見せつけるような態度はどう考えても交渉の余地なんてありませんわ!!ですよね、瑛子様!!」


「え、えぇ。海老菜さんの言うとおり、もはや事態は実行段階まで来ております。もう引き返すことは出来ません」


一瞬、椎名さんの言うことも尤もだと思い、話し合いをしてもいいと思いかけてしまいましたが、海老菜さんの一言のおかげで迷いかけていた気持ちが固まりました。やはり最初に決めたことは簡単に変えるべきではありません。


「そぉ?そこまで決意が固いならわたしも手伝うだけだよぉ」


(わたくし)たちの気持ちが伝わったのか、最初は渋っていた椎名さんも賛成してくれました。


「椎名さんも賛成のようですし、決行という方向で行きましょう。ですが、具体的にはどうしたらいいと思いますか?余り派手にし過ぎるというのも考えものですし……」


ですので、いざ決行しようと思ったのですが、いい案が中々思い浮かびません。余り派手に行い過ぎて中山様に嫌われてしまっては元も子もありませんし……。

そのように考えていると


「瑛子様大丈夫ですわ!!私にいい案がありますわ!!」


「あら?そうなのですか?ならば教えていただきたいのですが……」


「もちろんですわ!!それはですね……」


海老菜さんはいい案があるとおっしゃいましたので、そのいい案について教えてもらいました。

話しを聞かせてもらったところ、確かにその案ですと誰にも気付かれないように出来、効果も時間差で出るため、犯人が誰かも判明し辛いという素晴らしいものでした。さすがは海老菜さんです。彼女は(わたくし)が困っていると、いつも(わたくし)では思いつかないようなアイデアを出してくれます。(わたくし)自身でも出来れば出せるようになりたいのですが、まだまだ未熟ですね。

まだまだアイデア出しについては海老菜さんに頼りきりなことに自省していると


「でもぉ?それを行うにはわたしたち以外のクラスの人たちの協力もいると思うんだけどぉ?」


椎名さんが海老菜さんの案についての問題点をしてくださいました。確かに言われると人手が足りていないことがわかります。本当に(わたくし)はダメですね。(わたくし)よりもいい案が出るとすぐに自身の考えを放棄して、その案を全て受け入れてしまうのも完全にクセになってしまっています。しっかりと自分の考えを持つことが大切であるのに……。本当に2人にはお世話になってばかりですね。

そんなことを考えていると、海老菜さんが


「そこは抜かりありませんわ!最初にも言いましたが、すでに手回しは完了しています。何をするのにでも対応してみますわよ?もちろん()()()()()()()|についても問題ありませんわ!」


「そぉ?そこまで準備が整っているなら大丈夫かなぁ。後は実行しているときに誰も見られていなければ完璧かなぁ?」


「そこもまぁ、どうにかする方法は考えていますので大丈夫ですわ。瑛子様、この案で大丈夫でしょうか?」


しっかりと椎名さんの疑問に答えた後に(わたくし)に話を振ってきました。


「えぇ、十分すぎるほどだと思います。それでは当日はお願いしますね」


「わかりましたわ!」

「わかったぁ」


ふふ、これでもう準備万端です。熱海京、覚悟しておいて下さい!














「…………ちなみになんだけどぉ。瑛子様は中間テストは大丈夫だったのぉ?」


「い、今はそんなことよりも体育祭です。いいですわね?」


「「あっ、はい」」


椎名さんと海老菜さんに温かい目で見られたような気がしますが、きっと気のせいです。今は目の前のことに集中です!



<モブ女の集い2 END?>


ちなみに、作者はこの3人の名前が完全に混ざってしまっていました(ぉ


いくらモブでもしっかりとまとめておかないとダメですね(・ω・`)


次回から(一応)本編に戻ります。



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