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スローライフ配信をしてたら、相方のゴーレムがアップをはじめたようです  作者: アッキ@瓶の蓋。


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458/458

第458話 バンブーエルフ達のチェリォォォォ!!配信

 バンブーエルフ達に行った、即席ブートキャンプ。その結果、どうなったのかと言いますと――


「では、行きますよ!」


「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」


 私の号令と共に、バンブーエルフ達はそれぞれの得物を手にして、バケモノに特攻して行った。ボコスカと、バンブーエルフ達によってバケモノを倒していた。


「よしっ、皆様! バケモノに勝てたぞぉぉぉ!」「「「万歳(チェリオ)! 万歳(チェリオ)!」」」

「私達も強くなれたぞぉぉぉ!」「「「万歳(チェリオ)! 万歳(チェリオ)!」」」

「このまま、ススリア教官と共に、村を取り戻しに行くぞ!」「「「行くぞぉ! 行くぞぉ!」」」


 バンブーエルフ達はそう言って、得物を手に向かっていくのであった。




「……ちょっと、やりすぎたかな?」




 私は、バンブーエルフ達をここまでの勇猛果敢な戦闘狂にしてしまった事に、多少なりとも罪悪感を覚えていた。いや、だってさぁ、完全に別物じゃんこれって。

 ほんの少しばかり、相手を追い込むのを強めた、かなりハードめの即席ブートキャンプは、隠れ里という所で外界から隔絶されていたバンブーエルフ達には、かなりショッキングすぎる出来事だったらしい。おかげで、自分の身を守るためなのかは知らないが、ここまでの戦闘狂へと生まれ変わらせてしまった。


「(まぁ、正直強さとしては微妙なんだけど)」


 正直、1日にも満たない時間で変えられたのは、彼らの消極的すぎる性格だけ。戦闘面に関しては、大幅なパワーアップはしていない。

 エルフと言えば弓矢だと思うのだが、彼らバンブーエルフ達と最も相性が良かった武器が槍というのもいけなかったよなぁ~。弓だったら、あそこまで特攻しなくて済んだのに、槍だから、突っ込むという選択肢を与えてしまったようなものだよ。うん。


「まぁ、あれくらい大きな声で戦えば、そのうち誰かが見つけてくれるだろう」


「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」


 ゆっくり歩いている私と、走って突っ込んで行った彼らとは、けっこうな距離があるはずなのに、あのやかましい「チェリォォォォ!」の声がここまで聞こえてくるのだ。あの声を聞いて、バンブーエルフ達の場所を見つけた仲間達が、合流してくれるだろう。きっと。


「さて、私はその間に、村の中央に行きましょう」


 即席ブートキャンプのおかげで、無駄に足を引っ張りまくって来るバンブーエルフ達とは縁切りが出来た。あとは、最初の予定通り、村の中央――謎の3m女が目撃されたという位置に行って見る事にしよう。



 私はそう思いながら、村の中央に向かう。

 その最中、シュンカトウ騎士団四天王の5人と合流する。彼らに事情を説明すると、私と一緒に村の中央に向かう事を了承してくれた。

 あっ、ちなみにだけど、シュンカトウ騎士団四天王の5人と同行していたバンブーエルフ達はと言うと、


「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」

「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」「チェリォォォォ!」



 とまぁ、このように、彼らの熱意が感染したかのように、戦闘狂へと即座にジョブチェンジされました。いやぁ~、即席ブートキャンプ第2弾を使わなくて良かった。良かった。


「あれが……バンブーエルフ……」


 なんか、戦闘狂に変わったバンブーエルフ達を見て、ピエームちゃんがぶるぶると震えていたが、武者震いだと思おう。決して、自分の同胞だとされている人物が、頭おかしい戦闘狂になっているのを直視できなかったとかではないと思いたい所である。

「チェリオ」という言葉には

「乾杯・祝賀」という意味、「別れの挨拶」という意味

この2種類の意味があるんです


1つの言葉に、真逆の意味を持っているって

凄いなーって思う( ;∀;)

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