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日本の反撃

日本は本土だけでなく、統合社会保障基金のおかげで広い領土はくまなく開発されており、もともと自治性が高いため混乱少ない


各地から本土に対するサポートがスムーズに行われ、本土も国に対する国民の信頼や学業制度の国防(災害派遣)経験者による迅速な対応、そして何よりも長年の社会設計によって培われた国民の高い規律と倫理観に依りブラックアウトより回復


《帝国放送(全世界同時放送)》

「国民諸君、よく耐え抜いた。暗闇は去った。我々の社会は回路が焼けても心まで焼けることはなかった。これより、中東で孤軍奮闘する義勇軍、そして地獄の海で戦う潜水艦隊と合流し、総反撃を開始する。真の光を見せる時だ。」


《帝国海軍・横須賀鎮守府》

「(手書きの戦況掲示板を見つめて)あの巨大な『大和』がボロボロになって、潜水艦に守られながら帰ってくるらしい。街の明かりは消えたままだが、誰も略奪なんてしない。キャンプで育った若者たちが、手際よく炊き出しをして、非常用発電機を修理して回っている。ドイツは計算機を壊したが、日本人の『団結』までは壊せなかった。それこそが彼らの最大の敗因だ。」


日本は巨大フレア・宇宙戦争時対策マニアルに則り赤道直下の3箇所の航空宇宙基地より次々に低コスト宇宙ロケットを打ち上げ、衛星網を再構築


《NASDA 打ち上げ管制官(マダガスカル基地)》

「第12波、打ち上げ成功! ドイツは『たった一発』に命運を賭けたが、我々は『一万の発想』で空を奪いm以内を確保。中東軍に伝えろ、『空の眼』が戻ったぞ!」


また、再度のEMP攻撃を警戒し、怪しい衛星に対する監視・妨害を実施


《帝国宇宙庁(NASDA)》

「敵は我々の眼を潰したつもりだろうが、それは大きな間違いだ。帝国の眼は一つではない。無数の光の粒となって空を埋め尽くし、中東の暗闇で戦う友軍に『勝利の座標』を送り届ける。」


本土以外に分散配置されていた高バイパスターボファンエンジン4基+巡航ミサイル発射母艦(12発搭載)に改装された富嶽改512機によるドイツ本国への通常弾頭巡航ミサイル攻撃(6144発)にて反撃に出る


《帝国大本営 》

「これは、ことわりを解さぬ者への回答である。我々は闇に耐え、光を取り戻した。そして今、その光は敵の頭上で審判の火となっている。富嶽の翼影が去った後、そこに残るのは軍事大国の幻影ではなく、自らの過ちを悔いる敗者の姿のみであろう。」


《独軍幹部》

「いったい、いったい何発のミサイルを撃ってきるんだ!先ほどから爆発音と飛翔音がとまらない。闇夜が昼のように照らされている。陛下(ドイツ指導部)は『日本は暗闇の中で死んだ』と言った。だが、奴らは暗闇の中から、さらに巨大な光を送り込んできた。私たちは何を間違えたんだ? 彼らの文明は、壊せば壊すほど、より強固になって再生してくる……。」



アラブ人の粘り強いゲリラ戦と日本アラビア海艦隊に合流した日本インド洋艦隊の計4隻の大和型装甲空母による航空攻撃により時間を稼ぎ、態勢を整えた日英露重機甲部隊とアゼルバイジャンから南侵した独機甲部隊とが激闘


日本、ロシア軍は「5式改戦車」、英国軍は「チーフテン改」で同じロイヤル・オードナンス L11系の55口径120mm砲と共通の960馬力のディーゼルエンジン、チョバム・アーマーの増加装甲を搭載


ドイツ軍は「レーヴェ」はPaK44系70口径128mm砲搭載した68tの重戦車

最大装甲厚300mmとスペースドアーマーを纏い、1000馬力ガソリンエンジンで強引に加速させる


陸上は若干劣勢だが、日本軍の5式改戦車には熱映像装置が装備されており(ドイツ軍は光増量式)、夜間帯の戦闘で撃っては引くを繰り返し着実にドイツ軍戦力を削り取っていった


《帝国陸軍・戦車第1連隊長》

「昼は奴らの独壇場かもしれないが、夜は我々の海だ。奴らのレーヴェは巨大なストーブのように熱を吐いている。このモニター越しに見れば、砂丘の陰に隠れていようとも、射撃訓練の標的と同じだ。各車、目標を確認。夜明けまでにドイツの機甲師団を鉄屑に変えろ。」


《ドイツ軍・第501重戦車大隊》

「悪夢だ……。闇の中から、見えない敵が正確に砲弾を叩き込んでくる。我々の光増量式暗視装置には何も映らない。ただ、隣の戦車がいきなり火だるまになるだけだ。日本人は夜の闇に目を持っている。我々が1000馬力の力で押し進んでも、彼らは冷徹な計算で我々を削り取っていく。」


《英国陸軍・機甲師団長》

「素晴らしい。日本のディーゼルエンジンは砂漠でも音を上げず、我が方のチョバム・増加アーマー(複合装甲)も正面であればドイツの128mm砲弾を耐えれる。共通の弾薬、共通の予備部品。これこそが同盟の真価だ。ドイツの『獅子』がその重みに喘いでいる間に、我々は一つの有機体として彼らを包囲する。」


航空機は日英露の「旋風」の方が独主力の可変翼戦闘機Ta228(史実のMig23レベル)より機動性を含む総合性能が高く、シーカー冷却による全方位交戦能力を持つ短距離空対空赤外線誘導弾や、富嶽早期警戒管制機による管制誘導により有利なポジションからの攻撃に努め制空権を奪取


《富嶽管制士》

「ターゲット01から08まで、旋風1番機から4番機へ割り当て完了。高度10000mからダイブし頭上から被せる形になる。シーカー冷却開始し、ロックオン次第発射せよ。……敵機機は編隊を見出し、エネルギー管理をミスしている。そのまま背後に回り込め。……よし、全目標ロスト(撃墜)。これより、地上の『レーヴェ』重戦車群の座標を指示する。」



《帝国海軍 航空隊 隊長》

「富嶽、こちら旋風。敵機、全機撃墜を確認。奴らがどれほど美しく舞おうとも、我々の弾頭は逃さない。これより地上の残敵掃討に移る。……砂漠の掃除を始めよう。」


《英国空軍・連絡将校(富嶽管制機内)》

「この巨大な機内は、まるでコールセンターだ。だが、このモニター上の光点が消えるたびに、ドイツの野望が一つずつ消えていく。日本の科学が提供したのは、勝利だけではない。我々の若いパイロットたちが無事に基地へ帰れるという『確信』だ。」


地元民の支援や空からの攻撃にて地上戦は有利に進む


《アゼルバイジャン戦線・帝国陸軍 将校》

「独軍の戦車兵たちが、白旗を掲げてレーヴェから降りてくる。かつて無敵を誇った鋼鉄の巨獣も、今や燃料もなく、ただの錆びついたモニュメントだ。これから我々は、この地を再び人々が住める『大地』へと戻す作業に入る。」

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