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東京オリンピックと宇宙開発

1956年

東京オリンピック開催

634mの東京タワー完成(世界一)

世界初のカラーテレビ放送・衛星通信放送を実施


《IOC会長・開会式スピーチ》

「この東京オリンピックは、人類史上最も美しい大会となるでしょう。なぜなら、ここには『平和』があるからです。20年前、世界は戦争に明け暮れていました。彼らはその間も絶え間ない発展を続けた。そして今、その成果を世界に示しています。634mの東京タワー、東海道新幹線、無料の高速道路……これらは、単なるインフラではありません。『人類の未来』そのものです。」


《カラーテレビ放送・初実況》

「皆さん、これが世界初のカラーテレビ放送です!東京の空は青く、選手のユニフォームは鮮やかです。そして……東京タワーが、夕日に照らされて金色に輝いています。この映像は、衛星通信を通じて、世界中に届けられています。アラスカでも、マダガスカルでも、ロンドンでも……人々が、同じ映像を見ています。世界は、今、一つになった!」


《蒋介石(国民党・南京)》

「……東京オリンピック。羨ましい。我々の国は、いつになったらあのようになるのか?……日本の『円』に依存し、内戦を続けている限り、無理だろう。……だが、諦めない。いつか、必ず中国も統一し、繁栄する。」


《バチカン・教皇ヨハネ23世》

「東京オリンピックは、『平和の祭典』の名に相応しいものでした。世界中の若者が、競い合い、友情を育んでいる。これこそが、神が望む世界です。日本は、異教の国ですが……彼らは、キリスト教的価値を体現しています。隣人愛、平和、共助……すべて、聖書の教えです。私は、日本を祝福します。」


東海道新幹線開通

シベリア鉄道と同じ5フィート軌間を利用

基金による土地の買い取りによる土地の流動化により用地選定がスムーズに行われた

将来的にはシベリア鉄道と直結予定


高速道路網、地下鉄網も完成

高速道路は管理維持費は統合社会保障基金にて賄われるため、初期より無料

(鉄道網も統合社会保障基金の充実の結果、1980年より無料となる)

主要地下鉄駅は避難物資や非常時用発電装置、高度な濾過装置を備えたシェルターとしての機能保持


《帝国国土交通省》

「道とは、富を運ぶ血管である。血管を流れる血液に通行料を取る身体がどこにあろうか。我が帝国の道が無料であるのは、それが国民の共有財産であり、繁栄の基礎であるからだ。この道は、アラスカの雪原からマダガスカルの密林まで、一つの志で繋いでいる。」


《帝国内務省・防災局長》

「主要地下鉄駅は、単なる交通施設ではない。核シェルターとしての機能を持つ。高度な濾過装置、非常用発電、備蓄食料……すべて完備している。鹿児島の教訓を、我々は忘れていない。二度と、あのような悲劇を繰り返さない。」


《東京を訪れたアラスカの少年(三季キャンプ)》

「タワーの展望台から下を見ると、高速道路を数えきれないほどの車が流れている。あのお金が全部基金から出ているから、僕のパパもママも、ガソリン代だけでどこまでもドライブできるんだ。学校の先生が言っていた、『日本人は道を売らない、未来を分け合うんだ』って。」


《帝国国土交通省・大臣》

「高速道路の無料化は、既定路線だった。だが、鉄道の無料化(1980年)は、大きな決断だった。運営費は?メンテナンスは?すべて、統合社会保障基金が賄う。……これは、世界史上初の試みだ。無料化後、経済活動は爆発的に増加する。人々は自由に移動し、ビジネスチャンスが増え、基金の運用益も増加。……これが、『投資の好循環』だ。」


《アラスカの鉱山労働者》

「高速道路が無料だから、週末に家族で遠出できる。鉄道も無料になるって?信じられない!俺の給料は、全部食費と基金の積立に使える。税金?払ってるけど、それ以上に恩恵を受けてる。日本最高!」


《フィリピンの農民》

「新幹線が無料になったら、俺は毎週マニラに行ける。都会の市場で、野菜を売れる。高く売れる。そして、家族にいいものを買ってやれる。……日本政府、ありがとう。いや、統合社会保障基金、ありがとう!」


《経済学者(英国)》

「日本の『インフラ無料化』は、経済学の教科書を書き換えた。従来、インフラは『受益者負担』が原則だった。だが、日本は違う。『社会全体が受益者』という発想だ。そして、それが正しかったことが証明された。無料化後、GDPは爆発的に成長した。なぜなら、移動コストがゼロになったからだ。人々は自由に移動し、ビジネを拡大した。……これは、革命だ。」


1936年の当時のオリンピック開催決定より継続していた「未来都市作り」が結実


統一された街区画、高さ(階層)、ファサード、バルコニー、棟ごとの通風スリットにより、

長い軒、水平線の美しさ、格子、出桁、装飾梁等が生きた高層長屋群は、

炭化しながら強度維持する耐火集成材技術の成熟や宮大工の技術を応用した建設業界の総合技術の高まりにより、

8階建てが立ち並び、旧6階建、4階建が随時、郊外、地方に移築されていった


区画ごとに消火に使えるため池を内包した大型公園や電線の地下化により、電柱がなく歩道を備えた幅広な道路も整備される


《フランス・ル・モンド紙》

「これはもはやオスマン通りを越えている。かつての建築家たちは、パリの街並みに世界の頂点を見た。しかし、東京の『高層長屋』は、単なる美しさだけではない。そこには数百年続く文化の継承と、一人の市民も見捨てない社会保障の厚みが、木のぬくもりの中に息づいている。」


《帝国建築省・都市宣言》

「我が国の都市は、過去を壊して作るのではない。数千年の歴史を、さらに千年の未来へ運ぶための器である。この高層長屋に灯る明かりの一つひとつが、帝国の安寧と、民の誇りそのものである。我々は、森と共に生き、木と共に高みを目指す道を選んだ。」


《宮大工の棟梁》

「釘を使わぬ組み木の技術が、今や数千人の命を支える高層建築になった。昔の師匠たちが驚くだろうが、木というやつは正しく扱えば、鉄よりもしぶとい。統合社会保障基金が金を出し、若い職人が育つ。この街並みは、俺たちの腕と国の理が合わさってできた『生きた森』なんだ。」


《東京を訪れたマダガスカルの少女(三季キャンプ)》

「高層長屋に泊まったの。木の匂いがした。私の村の家と同じ匂い。でも、8階建て!エレベーターで上がって、窓から東京タワーが見えた。キラキラ光ってた。ガイドさんが言ってた、『この建物は、将来あなたの村に移築されるかもしれないよ』って。そしたら、私の村にも、この素敵な家が来るの?嬉しい!」


《宮大工の棟梁》

「オリンピックで、世界中の建築家が東京に来た。みんな、木造8階建てを見て驚いてた。『地震は大丈夫か?』『火事は?』って。俺は答えた。『耐震構造と、炭化耐火集成材がある。地震が来ても、火事が来ても、この建物は住民を守る』って。そしたら、みんな黙った。そして……『日本から学びたい』って言ってきた。嬉しかったなあ。」



1960年

英国、ドイツとは違い、統合社会保障基金の投資対象とならない月や深宇宙には目もくれず、1948年よりコストの安い宇宙ロケットの開発に勤しみ、1960年には衛星網整備に注力し独自の衛星通信・GPS網・偵察衛星網が完成


《帝国宇宙開発局(NASDA)》

「月に行くのは名誉だが、我々は地に足をつけて世界を支える道を選んだ。この衛星網こそが、帝国の血管を流れる情報を守り、民の歩みを導く新しい『星』である。ドイツが月面に旗を立てる頃、我々はすでに地球上のすべての情報を『円』の管理下に置いているだろう。情報こそが現代の黄金であり、我々はそれを成層圏から収穫しているのだ。」


《統合社会保障基金・技術投資審議会》

「月面に一人の人間を立たせる予算で、我々は百個の衛星を打ち上げ、10億人の生活を便利にした。宇宙開発は冒険ではなく、社会保障の延長線上にある。GPSによって物流コストがさらに下がり、新幹線の自動運転が安全になった。これこそが、民が求めた宇宙の姿である。」


《新幹線の運転士》

「GPSのおかげで、運転が楽になった。正確な位置情報が常に表示される。そして、衛星通信で、本部と常に連絡が取れる。……これ、全部日本の衛星だって。すごいよな。月に行くより、こっちの方が役に立つ。」


《マダガスカルの漁師》

「俺の船にも、GPS がついた。政府が無料で配ってくれた。これで、遭難しない。魚がいる場所も、すぐわかる。……日本の衛星、ありがとう!月より、こっちの方が大事だよ。」


《ドイツ宇宙局・局長》

「我々は、月面に人を立たせた。それは、人類の偉業だ。だが……日本の衛星網を見ると、複雑な気持ちになる。彼らは、実利を取った。我々は、名誉を取った。……どちらが正しかったのか?50年後、歴史が答えを出すだろう。」

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修羅の国と化したアメリカの現在も知りたいな〜
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