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日米戦争(4)

既に日本も核兵器の開発に成功していたが、1機当たり10トン(本来20tまで積載できるが航続距離の関係上)の通常爆弾を積みんだ32機の超重量級ジェット爆撃機「富嶽」(ジェットエンジン8基搭載)が初出陣


「滴水拷問」のように3日に1度、ウォール街を皮切りにアメリカ本土の街をランダムに灰としていく

まだジェット機を実用化していないアメリカは防ぐ手立てない


《中島知久平》

「富嶽の翼は、もはや爆撃機のそれではない。アメリカという傲慢な国家に、現実を教えるための罰だ。我々が14,000メートルの高空から一分違わず爆弾を投下するたび、彼らのプライドは1インチずつ削られていく。核など使わずとも、この『正確な死』こそが、理性を失った民への最も残酷な教育となるだろう。」


《ジョージ・ケナン(米外交官)》

「3日に一度、日本のジェットエンジンの不気味な高音が聞こえると、我々はただ地下室で祈るしかない。ウォール街が消え、昨日はデトロイトが焼かれた。次はシカゴか、あるいはワシントンか。どこが狙われるか分からないという恐怖が、人々を疑心暗鬼にさせ、隣人を敵に変えている。日本は物理的な破壊以上に、アメリカの『団結』を効率的に解体している。」


《ニューヨーク・タイムズ》

「政府は依然として『新型機の迎撃に成功した』と吐いているが、我々の頭上を飛ぶ銀色の十字架を落とした者は一人もいない。32機の富嶽がもたらすのは爆弾だけではない。それは、我々が『イエローモンキー』と見下していた隣人が、神の如き技術を手に入れたという、認めがたい事実だ。1兆ドルの請求書を拒んだ代償は、我が国の全都市の灰になるのだろうか。」


《帝国通信社》

「本日の『滴水作戦』も滞りなく完了。拒絶を続けるワシントンの政治家たちは、自分たちの足元の地面が、3日ごとに狭まっていることに気づいているだろうか。」


また、アメリカの核兵器のさらなる開発、生産防止を狙い原子爆弾関連施を同じく富嶽の通常爆弾による爆撃より徹底破壊


核兵器開発を極秘として行っていたアメリカは被害対策や住民への周知も行っておらず、また、根本の放射能のリスクの認識不足により、本土に放射能汚染が広がる


・鹿児島の被爆・被災者が核兵器を持っているのに報復しない(放射能の苦しみを与えない)事を許さない

・報復で核兵器を利用したら同じ穴の狢になってしまう


この3日に1回の爆撃とアメリカの核施設破壊による放射能汚染は

額に青筋を浮かべながら絞り出した日本の停戦案を蹴ったアメリカへの日本の「報復派」と「慎重派」の議論の苦渋の回答であった


《政府公式声明 》

「本日、帝国政府は断じて申し述べる。先に核の実戦使用に踏み切り、民を焼いたのは米国である。我が国の反撃は、敵が秘密裏に維持し、将来再度使用することを意図した原子兵器生産・貯蔵拠点に対する軍事的措置であり、厳然たる軍事必要性に基づくものである。これに伴い一部地域で観測されている放射性残存の拡散は、核兵器を秘匿・管理せず、また戦時施設として適切な安全措置を講じなかった当事者の自己責任によるものであることをここに指摘する。言うなれば禁止されている化学・植物兵器を大量に極秘に作っていたと同義である。我が国は冷静かつ断固として自国民の防護と、地域の安全確保に努める。」


《帝国通信社》

「かつてアメリカは、他国に対して民主主義を説いた。しかし彼らが地下に埋めていたのは、民主主義の種ではなく、人類を滅ぼす業火の種であった。自らが撒いた種が自らの大地で芽吹いたとき、それを日本のせいにするのはお門違いというものだろう。」


《石原莞爾》

「アメリカは火を放ったが、火を維持する薪(経済と技術)はもはや彼らにはない。我々は彼らを焼き殺すのではない。彼らを取り巻く空気を抜き、窒息させるのだ。鹿児島で失われた命に報いるのは、二度と誰にもこの火を使わせない『沈黙の勝利』のみである。」


《アルベルト・アインシュタイン》

「皮肉なことだ。日本の富嶽が落としたのは鉄の塊に過ぎない。しかし、アメリカが自ら作り上げた『悪魔の卵』がその衝撃で割れ、彼らの大地を汚している。日本は手を汚さず、物理法則とアメリカの慢心を利用して、核の報復を完遂してしまった。これは歴史上、最も冷徹な処刑である。」



アメリカでは

・本土を守れていない事への苛立ち

・防ぎようなのない攻撃による3日1街の恐怖。いつ自分の街が爆撃されるか分からず、街からの避難が相次ぎ街はゴーストタウンのように

・日本軍が内部崩壊を狙い敢えて西海岸の主要都市を爆撃していなかった為、それ以外の州が西海岸の州の離反を疑う

・今のところは通常兵器での攻撃だが報復としていつ日本が原子爆弾を使うかわからない事への恐怖(横須賀、鹿児島での成果を大々的に発表していたため尚更)

・特務機関によるリメンバーパール・マニラの自作自演がスクープ

・世界恐慌の際に支えてくれた日本への裏切り行為への批判

・見えない病(放射能汚染)への恐怖


などにより、アメリカ市民が立ち上がり、大規模抗議活動が多発勃発

最終的に西海岸のいくつかの州の連邦離脱の示唆などもあり、講和となる


《米避難民》

「忘れられないマニラになったよ。」


《ワシントン・ポスト》

「核を最初に使った国が、核を封じられて滅ぶ。歴史の皮肉は、あまりに痛烈だ。我々は『神の火』を手に入れたと錯覚したが、実際には自らの家を焼く松明を握っていたに過ぎない。日本は核を使わず、我々の『嘘』を爆撃することでこの戦争に勝ったのだ。」



《ロサンゼルス・タイムズ》

「ワシントンは遠すぎる。日本は恐ろしくも現実的だ。われわれは“連邦”よりも“生存”を選ぶ時が来たのかもしれない。」


《アインシュタイン博士》

「我々が理論で産み落とした“方程式”が、倫理なき政治により化け物となった。科学の責任を問うなら、まずは政治の傲慢を裁かねばならない。日本という国は、科学を『均衡』のために使い、我々はそれを『支配』のために使った。その差が、この結果である。」


《退役海兵隊連盟会長》

「俺たちは本土を守るために血を流した。だが、政府はマニラで自国のタンカーを焼き、俺たちの誇りを汚した。敵は成層圏を飛ぶ富嶽ではない。“嘘の上に立つ国家”そのものだったのだ。日本が差し出した講和案を蹴ったのは、国民のためではなく、政治家の保身のためだった!」


《“母の会”抗議デモ》

「息子を戦地で失い、今度は放射能と爆撃で街を失うの?1兆ドルの請求書を払ってでも、この地獄を終わらせて! 我々が欲しかったのは世界制覇ではなく、子供たちが静かに眠れる夜だけだったはずよ!」


《アルベルト・アインシュタイン》

「私は、核兵器を開発したことを一生後悔するだろう。だが、日本は核兵器を使わなかった。彼らは、核兵器よりも恐ろしい兵器を使った——通常兵器と情報戦だ。米国は、物理的には核兵器で破壊されていない。だが、精神的には核兵器以上に破壊された。日本は、E=mc²という方程式を理解しただけでなく、人間の心理学も理解していた。『滴水拷問』——この作戦名は、天才的だ。一滴ずつ水を垂らして精神を崩壊させる。日本は、米国に一滴ずつ爆弾を落として、精神を崩壊させた。私は物理学者だが、日本は心理学者だ。」


お読み頂きありがとうございました

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