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日米戦争(2)

核攻撃と同時刻、ハワイ王国占領を目指した米太平洋艦隊の空母機動部隊+海兵隊(米旧式空母6隻+上陸支援用の旧式戦艦4隻+揚陸艦多数)による襲撃があるが、ヨーロッパ戦争を戦い抜いた手練れのターボプロップ型疾風隊により被害は軽微

逆に日本の太平洋機動艦隊(ハワイ駐留)とハワイ基地航空隊(ターボプロップ型流星、天山)の同時攻撃により、米太平洋艦隊と上陸部隊は壊滅


《チェスター・ニミッツ(米太平洋艦隊司令長官》

「戦っていない。我々はただ、処刑されたのだ。ヨーロッパの空でドイツ軍機と渡り合ってきた連中を相手に、我々のパイロットが勝てる道理がなかった。我が艦隊はハワイの砂浜を見ることもなく、太平洋の底で眠ることになった。」


《山口多聞(日本太平洋機動艦隊長官 )》

「アメリカの連中は、戦争を単なる『物量』と『勇気』の競い合いだと勘違いしているようだ。ターボプロップの出力も、レーダーによる射撃管制も、彼らの想像を絶する次元にある。ハワイを攻めるという蛮勇を振るう前に、自国の技術的停滞を嘆くべきだったな。今日、米海軍という組織は事実上消滅した。」


《ホノルル・アドバタイザー(ハワイ王国紙 )》

「王国の自由は、日英同盟の翼によって守られた。真珠湾を襲撃した米海軍の残骸が、今や我々の海岸線を彩っている。米国は『解放』を旗印に掲げたが、我々が必要としていたのは空から降る爆弾ではなく、日本がもたらした安定と繁栄であったことを、彼らはついに理解しなかった。」


《ニューヨーク・ヘラルドへの投稿》

「ワシントンは原爆の成果を誇っているが、海軍からは一通の朗報も届かない。太平洋へ送り出された愛すべき息子たちは、どこへ消えたのか? 我々の誇りであった空母艦隊が、日本の艦隊に全滅させられたという噂が事実でないことを祈るばかりだ。」


《ヘンリー・ウォレス(元米国副大統領)

「私は1944年、副大統領の座を追われた。

なぜなら、私は日本との協調を主張したからだ。私は言った——「日本は敵ではない。彼らは、資本主義の新しい形を作っている。我々は学ぶべきだ」だが、トルーマンとスティムソンは、私を追い出した。そして今、アメリカは破滅の淵にある。鹿児島に原爆を落とした日、アメリカは魂を失った。フィリピンで核兵器を使った日、アメリカは人間であることをやめた。そして、講和を拒否した日、アメリカは滅亡を選んだ。私は、亡命を決意した。カナダに逃げる。そして、アメリカの最期を、遠くから見届ける。」


日本政府、軍部とも混乱の極致となるが、日本の災害復興力(軍部、選択就労生)の高さ、ヨーロッパでの戦訓、統合社会保障基金があるための国民の安心感、規律によりいち早く立ち直ろうとする

しかし、二次被害の概念がなかったため、迅速な対応が仇となり、復興支援隊に被爆症状が多数見られ、放射能の危険性が知れ渡る

日本政府は核兵器の悪質性に慄き、対米戦での核兵器への対応について直接核兵器でやり返すか否か、アメリカの核兵器をどう防ぐか、昼夜を通して議論される


報復派(目には目を)

「文明のルール? 笑わせるな! アメリカは自らその椅子を蹴ったのだ。鹿児島の同胞が受けた苦しみを、ワシントンの連中にも味あわせる。それ以外に、この国民の怒りを鎮める方法があるか! 我々には技術もウランもある。即座に『富嶽』へ核を積み、自由の女神を原子の炎で焼き尽くせ! 目には目を、歯には歯をだ!!」


慎重派・技術派

「核による報復は、勝利ではなく『地球との心中』だ。日本が築き上げた『円経済圏』の豊かさを、自ら毒で汚してどうする。我々が示すべきは、野蛮な破壊ではない。アメリカという国家を、核を放つことすらできない『機能不全の泥沼』に叩き落とす科学の力だ。毒には毒ではなく、毒を無効化する『理知』をもって対抗すべきである。」


《朝日新聞(1946年1月・社説)》

「我々が目にしたのは、武器を持たぬ復興支援隊が、見えざる火に焼かれる姿であった。アメリカが放ったのは爆弾ではなく、人類の未来への呪いだ。今、政府に求められるのは感情に任せた報復ではない。この『悪魔の火』を二度と使わせないための、圧倒的な技術的・経済的障壁の構築である。我々は、彼らと同じ次元に堕ちてはならない。」


《選択就労生・復興隊員の遺手記》

「鹿児島の街は、夜になると不気味に青白く光っているように見えた。瓦礫を片付ける僕たちの手は、数日で震え始め、水さえ飲めなくなった。悔しい。アメリカを恨む以上に、この毒の正体を知らずに仲間を突っ込ませた自分たちの無知が悔しい。どうか、あんな火を二度と使わせない世界を作ってほしい。」



既に英連邦にとって大事な国はアメリカより日本で、日英露同盟は継続していたが、英連邦はカナダがアメリカと隣接しており、ヨーロッパ戦争での疲弊もあり、日本からも

「助太刀無用。我々は人種差別撤廃の否決以降四半世紀にわたり準備をしてきた。」

との打診あり静観


ロシア帝国東領もドイツとの睨み合いが続いており、動けない


しかし、両国とも水面下では情報、技術開発等では協力


《帝国通信社・論説》

「友邦は静かに見守っている。我々がアメリカに突きつけるのは、単なる爆弾ではない。それは『責任』という名の重圧である。彼らが神の名を借りて放った火を、我々は理性という名の氷で鎮めねばならない。1919年に彼らが拒絶した『平等』という言葉の重みを、今こそ物理的な現実として突きつける時だ。」


《ウィンストン・チャーチル》

「日本は『助太刀無用』と言ってきた。あの中島(知久平)や近衛(文麿)たちが四半世紀かけて研いできた刃が、どのようなものか、我々は特等席で見守ることになるだろう。我々はカナダの国境を固めるが、心は常に東京と共にある。アメリカが放った野蛮な火を消せるのは、日本の冷徹な理数だけだ。」

お読み頂きありがとうございました

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