表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/57

第二次世界大戦(5)

1943年初頭

第二次英国本土占領作戦やウラル山脈打通作戦などさらなる領土拡張を目指すヒトラーであったが、日英露との全面戦争を嫌がるドイツ国防軍によるヒトラーの暗殺あり、軍部が政権を握る


日英露(ロシア帝国東領)同盟はヨーロッパ大陸を血を流してまで取り戻す事より状態の沈静化を望んでおり、1943年初頭にドイツの4か国同盟脱退と植民地割譲を条件にドイツの占領したウラル山脈以西のヨーロッパ領土はドイツ領とし講和となる


コンゴ、ルアンダ=ウルンディ、スリナム、アンティル諸島、グリーンランド、フェロー諸島は英国領に


東インド(インドネシア)は日本領に


《ヴォルフガング・シュミット(ドイツ臨時政府・外相)》

「総統の狂気は終わった。我々はウラルの広大な大地を手に入れたが、その代償として海と空、そして『未来』を日英に明け渡した。しかし、ベルリンを灰にする爆撃が止むのであれば、この契約は妥当だ。今後はこの広大な東方領土を、再建し、力を取り戻す道を探るしかない。」


《近衛文麿(首相)》

「我々は戦を終わらせるために戦った。ドイツ帝国解体まで至らず、軍国主義のままではあるが、ヒトラーの狂気は取り除かれた。今やインド洋も、南洋の豊かな島々も、平和の光の中に共にある。ヨーロッパの大地を日本人の血で染めることは本意ではない。」


《朝日新聞(1943年1月・号外)》

「東インド、正式に我が国領土へ! 石油、ゴム、錫の宝庫がパックス・ジャポニカの恒久的な資産となる。マダガスカルからオランダ領東インドまで、インド洋を囲む全ての資源地帯が、統合社会保障基金の管理する経済圏に統合された。1940年に延期された東京オリンピックの火が、再び灯る日も近い。」


《フランクリン・ルーズベルト》

「裏切られた。ドイツ軍部も、そして実利を優先した日英もだ。講和だと? 我々が送ったレンドリースの山はどうなる。ソビエトという防波堤を失い、ドイツが欧州を飲み込んだまま安定するなど、アメリカにとっては悪夢でしかない。今や大西洋も太平洋も、日英の『承認』なしには航行できぬ閉ざされた海だ。」


《ヨシフ・スターリン(亡命先)》

「私は、全てを失った。ウラル以西は、ドイツに占領された。ウラル以東は、ロマノフ家が支配している。ソビエト連邦は、消滅した。だが、私は生きている。逃げ延びた。

そして、いつか復讐する。ドイツに。ロマノフ家に。そして、日本に。いや日本こそが、真の敵だ。彼らは、ロマノフ家を救出した。彼らは、ソ連を弱体化させた。彼らは、戦争を早期に終結させた。全ては日本の計算通りか!私は、日本の恐ろしさを理解した。彼らは、武力ではなく、経済で世界を支配する。これが、21世紀の帝国主義だ。私は、この新しい敵と戦わねばならぬ。だが、どうやって?ソ連は崩壊した。私には、何もない。…いや、ある。共産主義の理念だ。世界には、日本の経済支配に苦しむ人々がいる。アメリカの労働者、ヨーロッパの貧民、アジアの農民——彼らに、革命を呼びかけよう。日本の資本主義に対抗する、唯一の道は、世界革命だ。」



4カ国同盟の一角が崩れるもフランスは目の上のたんこぶが取れ、トップに立てたと密かに喜び、三国同盟(仏・伊・西)を継続する

日英露同盟は極端な権威主義はすぐに衰退するであろうと予想され、最強ドイツが離れた弱体化した三国同盟は放置


英国は占領したフランス領西アフリカ(セネガル、ギニアなど)とフランス領赤道アフリカ(コンゴ、チャドなど)を自領に


日本が占領したマダガスカル島、レユニオン島、タヒチ、ポリネシアニューカレドニア、ワリス、フツナは日本領に編入


さらに日本は英国より戦費補填としてアンダマン・ニコバル諸島、スリランカを購入


英国はヨーロッパ、アフリカ大陸、日本はアジアと棲み分けが完了



《ル・マタン(仏)》

「ドイツという傲慢な隣人が東へ去り、いまやパリは大陸の真の主役となった。日英という『海の民』は、我々が支配する欧州大陸の豊かさを恐れ、外洋へ逃げ去ったのだ。イタリア、スペインと共に築く『新ローマ帝国』こそが、これからの文明の規範となるだろう。」


《石原莞爾(参謀本部・作戦部長)》

「フランスが『大陸の覇者』を自称するのは勝手だが、彼らが飲むコーヒーの一粒、工場の機械を回す油の一滴までが、我々の掌の上にあることに気づいていない。極端な権威主義は、内側から腐敗し、自壊する。我々は血を流して彼らを征服する必要はない。ただ、彼らの『蛇口』を握り、静かに衰退を待てばよいのだ。」


《タイムズ紙》

「大英帝国の版図は、アフリカの深奥に至るまで確固たるものとなった。盟友・日本にスリランカを譲ったことは、損失ではない。それは、インド洋全体の警備責任を分担し、我々がアフリカと欧州の再建に集中するための『賢明な投資』である。日の丸とユニオンジャックは、いまや世界の二本の柱である。」


《読売新聞》

「マダガスカルからタヒチまで、我が国の版図はついに地球の半分を覆うに至った。特筆すべきは、これら全ての領土が統合社会保障基金の管理下に入ったことだ。占領地の住民は、日本の教育を受け、日本の技術を使い、共に繁栄する『共栄の徒』となった。かつて秋山真之翁が描いた『世界の海を一つに繋ぐ』夢が、いま現実のものとなったのである。」


日本は傘下に入れた領土(マダガスカル島、レユニオン島含む)では苦労した台湾統治の経験と良好に進んでいるロシア帝国東領の経験により、統合社会保障基金の加入と学業制度改革、政教分離のみを徹底し、その他は自治させる


さらなる投資、開発先を得た統合社会保障基金はさらに利益を生み、日本のGDPを押し上げていく


ヨーロッパ戦線の経験から  

・戦争には物量が必須

・空軍の設立

・全国のレーダー 、通信網の整備

・空母のユーティリティの高さから戦艦に代わる主戦力と認定

・潜水艦に苦労させられ、高性能潜水艦の開発整備、海上護衛能力の向上

・陸上では軽装甲では生き残れない事を痛感し高火力重戦車、重装甲車の整備 を行う

・国内主要インフラを60t戦車まで対応可能に、高速道路を臨時滑走路として利用できるように整備


《渋沢敬三(統合社会保障基金専務理事)》

「かつて祖父(栄一)は、富は一人のためのものではないと説きました。いまやマダガスカルの農民も、スリランカの工員も、日本円での年金と医療保障を手にしています。この『共通の利害』こそが、どんな強力な戦車よりも強固な防壁となるのです。領土とは支配するものではなく、運用する資産なのですから。」


《石原莞爾(初代空軍参謀総長)》

「96式戦車が焼かれたあの日、我々は目を覚ました。現代戦は、電子の目で敵を捉え、重厚な鋼鉄で粉砕し、翼がトドメを刺す統合演算だ。我が国全土を覆う通信網と、60トンの怪物を支えるハイウェイ。これらすべてが、一つの巨大な防衛システムとして呼吸を始めている。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ