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第二次世界大戦(3)

陸軍はこの時点で部隊の自動車化は実現されており、満を持して96式戦車、97式装甲車も投入する

英語の浸透により指揮・伝達はスムーズに行えていた

96式戦車は仏軍には十分に通用し、97式装甲車、トラックと高機動四輪車、火砲の充実により日本は太平洋のフランス領のタヒチ、ポリネシアニューカレドニア、ワリス、フツナが速やかに占領


《東京日日新聞》

「96式戦車と97式装甲車が率いる高機動部隊は、まさに時代を先取りした陸上戦力である。仏領太平洋諸島の迅速な占領は、我が国の陸戦術と機動力の優越を世界に示した。これは単なる武威の誇示ではない。基金によって整備された高度な『ロジスティクス(兵站)』と、教育によって磨かれた『将兵の知性』が、力任せの旧来の戦争を終わらせたのだ。」


《ル・モンド(仏)》

「日本軍の機動力は、我々の想像を絶する。

トラック、四輪車、そして97式装甲車と96式戦車が織りなす『鋼鉄の潮流』は、我々の守備網を紙のように引き裂いた。」


しかしヨーロッパ本土では伊・仏・西部隊には通用したが、96式戦車はドイツ軍には苦戦特に重戦車隊や大口径高射砲に次々に撃破されてしまう


97式装甲車や日本産トラックと高機動四輪車、フィールド耐性、信頼性が高い軽量な8.3mm機関銃、81mm迫撃砲、120mm迫撃砲や海軍と弾薬を共有する140mm牽引式重砲等火砲は高評価


《石原莞爾》

「96式戦車は軽装甲ゆえ、正面戦闘では限界がある。しかし嘆くことはない。我が軍の火砲、高機動部隊、そして空中哨戒の統合運用コンバインド・アームズこそが現代陸戦の核心であり、その戦術的価値は揺るぎない。足りないのは厚い皮だけだ。幸い、我が国には基金が育てた最高の鋼鉄と、それを運ぶ強力なディーゼルエンジンがある。あとは装甲を付け足すのみだ。」


《フランクフルター・ツァイトゥング》

「日本の戦車は、我々の「アハト・アハト」

の前にはブリキの玩具に過ぎない。だが、恐るべきはその『しぶとさ』だ。一台の戦車を仕留めても、その背後から無数の高機動車両と、精密極まる重砲射撃が飛んでくる。彼らは戦車を失っても、その『部隊としての機能』を失わない。我々は負けていないが、戦争の『形』で負けているのではないか。」


《ワシントン・ポスト》

「日本の陸軍は、ついにその限界を露呈した。欧州の平原は、アジアの島国が想定していたような甘い場所ではない。日本の戦車がドイツの砲火に焼かれる様子は、白人の技術的優越を再確認させるものだ。ルーズベルト大統領がソビエトに重戦車製造のための工作機械を送るのは、まさにこのためだ。日本が提供するような『スマートな戦争』など、この血塗られた大陸には存在しないのだ。」


親交の深い中東(エジプト、スエズ運河含む)防衛の必要性とヨーロッパまでの長い兵站距離もあり、ヨーロッパ大陸でドイツ国防軍を圧倒するような物量を投入することも出来ず、大陸反攻作戦の失敗し千日手となる


《西竹一》

「我々が重装甲を選ばなかったのは故なくしてのことではない。島国の戦訓、そして遠方への輸送効率が軽快性を優先させた。欧州は、我々が知る戦場とはあまりに異なっていた。馬を駆るように戦車を操る我が隊にとって、この泥沼の消耗戦は、技術の粋を集めた機械たちを無意味に摩耗させるだけだ。」


《石原莞爾》

「欧州大陸の広大さと兵站の長さを考慮すれば、この千日手は歴史的必然である。

我が軍の戦術的選択――機動と連携による外科手術的攻撃――は合理的だが、地球の裏側から物資を運び続けるという戦略的制約が、決定的な一撃を阻んでいる。これ以上の深追いは、統合社会保障基金の健全な運用を損なうリスクとなる。」


《近衛文麿》

「我が陸軍の勇猛さは疑いない。しかし、遠方の戦場に投入できる物量には物理的な限界がある。重装甲戦車の不在、あるいはそれを数千両単位で送り込めぬ補給能力が、この膠着を生んだ。だが、これは敗北ではない。我々は、世界を壊さずに守り抜くための『最適解』を模索している段階なのだ。」


《ベルリナー・タゲブラット(独)》

「東方の島国の進撃は、我が軍の『鋼鉄の意志』によって阻まれた。日本の魔法のような機械も、我々の国土の広さと重戦車の前には立ち往生している。彼らには、この大陸を飲み込むだけの胃袋がないのだ。今こそ、我々は東方のソビエトを食らい、持久戦の基盤を完成させるべきだ。」


《ワシントン・ポスト》

「膠着! 日本軍が初めて壁にぶつかった。ルーズベルト大統領がソビエトへのレンドリースを強化したのは正解だった。日本が欧州で足止めを食らっている間に、ソビエトの『赤い物量』がドイツを削り、我々アメリカは戦後の新秩序において、日本と対等に交渉するカードを手に入れるだろう。」


《ドワイト・アイゼンハワー(米国陸軍)

「私は今、ウェストポイントで戦史を教えている。そして、日本の戦略を分析している。日本陸軍は、欧州で苦戦している——アメリカのメディアはそう報じる。だが、私の分析は違う。日本は、戦う必要のない戦いを避けているのだ。

彼らの戦略目標は:

スエズ運河の確保(石油ルート)

ジブラルタルの確保(地中海制海権)

英国本土の防衛(同盟国を守る)

これらは全て達成されている。

ならば、なぜベルリンまで進軍する必要があるのか?補給線が伸びれば伸びるほど、脆弱になる。日本は、それを理解している。アメリカは、日本の「限界」を喜んでいる。だが、それは誤認だ。日本は、限界に達したのではなく、最適点に留まっているのだ。これはクラウゼヴィッツが言う『戦争の重心』の理解だ。

もし日米が戦えば——そうならないことを祈るが——アメリカは、日本の戦略的思考の深さに驚愕するだろう。」


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