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第二次世界大戦(2)

1940年

日英艦隊の活躍により、スエズ運河、ジブラルタル海峡を死守

バトル・オブ・ブリテンに勝利


中東の豊富な石油資源のおかげで日本の航空隊は質量とも世界トップクラス

制海権は日英海軍(空母機動部隊、護衛艦隊)の尽力により得る

特に日本艦隊の高性能電波探知機、高性能水中聴音探知機、6連装15インチ対潜噴進弾、対潜哨戒機により独軍潜水艦隊の封じ込めに成功


《読売新聞》

「地中海とブリテンの空を護り抜いたのは、単なる大砲の数ではない。海と空、そして見えざる電波を一体化させた『情報・補給・通信』の勝利である。我が国の航空隊が、日英露同盟という巨大な神経系ネットワークの端末として機能した時、旧時代の戦術は無力化した。これこそが、統合社会保障基金が育んだ『知性の国防』である。」


《長谷川清(連合艦隊司令長官)》

「敵の潜水艦が海面に浮上することさえ叶わぬのは、我が方の対潜哨戒機型『流星』と『天山』がその心音を捉えているからだ。日本の艦隊はもはや、大砲を撃ち合うためだけの存在ではない。空と海、そして中東の油田を繋ぐ巨大な『移動要塞網』である。兵士たちは語る、これは戦争ではなく、不備のある地図を書き換える『大工事』であると。」


《ウィンストン・チャーチル》

「我々の背後には、太平洋から航空隊を、そして中東の油田から命の糧を送り続けた盟友・日本がいた。ドーバーの霧の中から現れた、あの赤い日の丸の翼が、ロンドンの空を火の海から護った。この恩義を、我々英国民は千年の後まで語り継ぐだろう。この勝利は、知性と信義が野蛮に打ち勝った証である。」


《ル・タン紙(仏)》

「かつてナポレオンが恐れたのは英国の海軍であった。しかし、我々がいま直面しているのは、東方の島国がもたらした『疾風』と言う名の悪魔である。我らの勇猛なパイロットは、善戦かなわず次々に撃墜される。至急次世代機の開発投入が必要である」


《ハインリヒ・ヒムラー(ナチス親衛隊長官)》

「ユダヤ人を山東に追いやったのは間違いだった。あそこで彼らは日本の資本と合流し、我らを超える『科学』を作り上げている。ドイツの鋼鉄はスラブを制圧した後は、この不気味な極東の秩序そのものを粉砕せねば、アーリアの未来はない。」


《オリガ皇女(北白川宮成久王妃)》

「ペトログラードは炎に包まれていますが、このウラジオストクから見る海は、日本の船団で埋め尽くされ、黄金色に輝いています。日本の『基金』は、私たちロシアの民にもパンと誇りを与えてくれました。98式突撃銃を構えた兵士たちの背後には、常に日本の天山が飛んでいます。私たちはもう、寒さと飢えに怯えることはありません。この秩序こそが、私たちの新しい故郷なのです。」


《シカゴ・トリビューン(米国・孤立主義派)》

「見よ、大西洋までもが今や日英のプライベートな湖と化した。アメリカの商船が自由に航行するには、日本の『許可証』が必要だというのか?我々が大恐慌に苦しんでいた時、日本は基金の力で我々の企業を買い叩いた。そして今、彼らは科学の力で欧州を支配しようとしている。ルーズベルト大統領がソビエトを支援するのは当然だ。火を以て火を制す――巨龍(日本)を抑えるには、赤いソビエトの爪が必要なのだ。」



戦後を見据えアメリカの艦建造方針をミスリードするため、ビスマルク型戦艦、リシリュー型戦艦、ヴィットリオ・ヴェネト型戦艦は艦載機では攻撃力が足りず戦艦撃沈まで至らない体を装い、艦載機ではダメージを与えるに留め、敢えて戦艦隊で撃沈し、国内外に戦艦による撃沈をアピールする

特にアメリカでは投資しているメディアを最大活用


《山本五十六》

「この戦いは航空時代のなかで、あえて“古典”を演じた芝居である。敵を欺くには、まず味方をも欺け。世界中の新聞に『戦艦が沈めた』という報せが載るたびに、敵国の造船所では誤った設計図が描かれ、数千億円の無駄な予算が浪費される。真の勝利とは、戦火が止んだ後の十年先に、敵が我々を追い越せぬ構造を作ることにある。」


《井上成美》

「米国が海軍主導の国防体系を再構築する際に、“航空では戦艦は沈められぬ”という誤認を植え付けておく。この毒薬のような先入観こそが、我が国の未来の防衛力を十年、いや二十年先へ導く『透明な盾』となるのだ。白人至上主義の傲慢を利用し、彼らに重くて遅い鋼鉄の塊を作らせておけばよい。」


《ニューヨーク・タイムズ》

「ビスマルクを沈めたのは戦艦の砲火であり、空母は補助に過ぎない。確かに日本の航空隊は素早いが、決定打に欠けることが露呈した。結局のところ、海の王座に座り続けるのは『巨砲』である。我々アメリカが再建すべきは、日本の模倣(空母)ではなく、それをも圧倒する超弩級戦艦の群れである。」


日本に経済的に支配されるという屈辱感を抱えるアメリカ国民は、「アジアの技術など、結局は補助に過ぎない」という報道に、白人至上主義的な優越感を一時的に満たされ、戦艦中心の海軍力再建に強く傾倒していく

お読み頂きありがとうございました

もし可能なら感想を頂ければと思います

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