電子立国の夜明け
電波、音波研究の話を独立させました
1901年
海軍、漁業は樺太を購入したことにより、宗谷海峡・間宮海峡も行動範囲となったが、同海域は世界有数の視界不良海域であり、事故多発
濃霧・悪天候に影響されない「電波反射による距離測定装置」 空気中より伝達速度の速い「水中音響」が海軍技術研究所や田中製作所、芝浦製作所などの民間エンジニアリングにより最優先テーマとしてとりあげられ、早期に航法・対衝突用の電波探信儀、電波航法、水中聴音機、魚群探知機の開発
技術者たちは、基金から注がれる無尽蔵の研究開発費(R&D)を背景に、欧米の模倣ではない「日本発の物理学」を確立し、日本は電子・情報工学国家へと邁進する
「霧は脅威にあらず。見えぬなら、見る術を作ればよい。波を聴く耳とる目が国を守る。」
結果
・無線通信(電波技術の基礎)が早期確立
・電波航法の早期実現
・電波探知機の普及
・水中音響探知機による海洋調査の精密化や魚群探知による効率的な漁業化
・電波を使った気象予測の精度向上
《東京朝日新聞(1910年頃)》
「霧の海を照らす光——電波探信儀、ついに実用化」
「海軍技術研究所と田中製作所が共同開発した『電波探信儀』が、ついに実用化された。この装置は、目に見えない電波を発射し、その反射を捉えることで、霧の中でも船や障害物の位置を正確に把握できる。宗谷海峡では、毎年数十隻の漁船が濃霧による衝突事故で沈没していたが、この装置の導入により、事故は激減する見込みだ。この技術は、統合社会保障基金の研究開発投資により実現した。基金に拠出している国民全員が、この技術の『出資者』である。科学技術が、国民の命を守る——これこそが、基金の真価である。」
《読売新聞》
「見えぬものを見る技術——日本は科学立国へ」
「電波探信儀、水中聴音機、魚群探知機——これらの技術は、全て日本で開発された。欧米が依然として霧を『神の怒り』として諦めている間に、日本は霧を克服した。特筆すべきは、これらが『模倣』ではなく『独自開発』であることだ。日本は、もはや『学ぶ国』ではない。『教える国』になった。この背景にあるのは、統合社会保障基金による潤沢な研究開発投資だ。基金は、若き科学者たちに『失敗を恐れずに挑戦せよ』と言っている。日本は、武力ではなく知力で世界に貢献する国になる——その確信を、我々は持つべきだ。」
《八木秀次(若き日の留学先よりの書簡)》
「イギリスの同僚たちは、霧を『呪い』だと言って諦めています。しかし、我が国の厚生省基金が支える研究所では、その霧の向こう側を照らす『見えない光(電波)』が既に実用化されている。教授に『日本人はなぜこれほど熱心に研究するのか』と問われ、私は答えました。『我らの研究費は、日本の民が積み立てた一銭一銭の結晶であり、彼らの命を救う約束だからだ』と。科学がこれほどまでに温かいものだと、私は日本を離れて初めて知りました。」
《田中製作所の技術者・山田次郎》
「電波探信儀の開発は、本当に苦しかった。理論はわかっていても、実際に装置を作るのは別問題だ。何度も失敗した。誤報が出たり、雑音で何も聞こえなかったり。上司からは『いつになったら完成するんだ』と詰められた。だが、基金は研究費を切らなかった。『失敗は成功の母だ。諦めるな』と言ってくれた。そして、ついに完成した。初めて霧の中で他の船を正確に探知できたとき、研究室中が歓声に包まれた。この技術で、何人の命が救われるだろう? そう思うと、涙が出た。俺は、技術者として、基金に、国民に恩返しができた。」
《東郷平八郎》
「かつての海軍は、大砲の数こそが力だと信じていた。だが、この電波探信儀を手にした今、我々の任務は変わった。霧に迷う漁船をいち早く見つけ、嵐を事前に予見し、一人の犠牲者も出さずに海を往く。これこそが、基金を拠出してくれた民への最大の恩返しである。この技術は、もはや武器ではない。海を歩く民の足元を照らす『万世の灯火』である。」
《渋沢栄一》
「見えぬものを見る。聴こえぬものを聴く。これは神の業ではない。民の信義が、若き天才たちの知恵を呼び覚まし、形となったものだ。金を巡らせ、情報を巡らせ、信頼を巡らせる。この『巡りの力』が、日本を、そしてこの世界をどれほど明るくすることか。西郷先生も、この『見えない絆の網』には、きっと微笑んでおられるだろう。」
《宗谷海峡の漁師》
「俺の親父は、霧の中で他の船とぶつかって死んだ。俺も、何度も死にかけた。だが、この『電波探信儀』ってやつができてから、霧でも安心して漁に出られるようになった。船についてる箱から音が鳴って、他の船が近づいてるのがわかるんだ。最初は『機械なんて信用できるか』と思ったが、今じゃこいつがないと怖くて海に出られない。基金に毎月一円払ってるが、こういう技術ができるなら、喜んで払うよ。俺の一円が、俺の命を救ってくれてるんだから。」
《アルベルト・アインシュタイン》
「日本の電波探信儀は、応用物理学の傑作だ。理論を実用化する能力において、日本は世界一だ。私が驚くのは、彼らが『民の命を救うため』という明確な目的を持って研究していることだ。ヨーロッパでは、科学は貴族の趣味か、軍事目的に限られている。だが、日本では、国民全員が科学技術の恩恵を受けている。これは、科学が本来あるべき姿だ。私は、日本の科学者たちを尊敬する。彼らは、科学を『人類のため』に使っている。」
《トーマス・エジソン(米・発明家)
「日本の電波探信儀の話を聞いた。素晴らしい発明だ。私もこの分野の研究を始めているが、日本の方が先を行っている。彼らの強みは、国家が研究開発を全面的に支援していることだ。アメリカでは、発明家は自分で資金を調達しなければならない。日本の『統合社会保障基金』は、国民全員が研究のスポンサーになる仕組みだ。これは、科学技術の発展にとって理想的な環境だ。アメリカも、日本のような制度を導入すべきかもしれない。日本は海外の技術者招聘にも力を入れていると聞く。スポンサー探しも疲れたし、八幡竹のある京都に移り住むか?」
お読み頂きありがとうございました
もし可能なら感想を頂ければと思います
よろしくお願い致します




