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第二章☆羽化

気を失っていたらしい。

「まるで、蝶の羽化のようだね」

頭の中で声がした。

「あなた誰?」

「君の第二の性格」

何それ?私は混乱する。

「というより、君の脳にプログラミングされた人格だよ。怖がらなくていい。目覚めた時から補佐する役目だよ」

「寒いわ」

「クローゼットの中に服がある」

果たして、その通りだった。

「本当は君にステンドグラスみたいな美しい羽根をつけてあげたいけれど、目覚めた君はもう羽根がある」

え?羽根?

振り向いてみても、そんなものはなかった。

「あなたはロマンチストなのね」

「そうかい?」

「蝶はあまり好きではないわ」

「なぜ?」

「綺麗なだけで儚いから」

「幼虫の時からの記憶があるよ」

「何が言いたいの?」

「あまり綺麗ではない時の記憶もあって、その過去があるからこそ、現在の姿がある。しばしの眠りの後変体して最終形態に変わった」

「今の私は最終形態なの?」

「多分」

多分、か。

「鏡が見たいわ」

クローゼットの扉の左内側に鏡があった。たしかに私だった。


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