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87/87

87、最終話 これから先も

最終話になります。

ミスして一度あげたのとほぼ同じ内容です。

最後まで楽しんでもらえると嬉しいです。


「このドーナツのお店を始めようと思うんだけど、オベリオンにお店を建ててもらえないかと思って」


私は空の皿を眺めていたオベリオンに向かって言った。


「何?これを売る店を作るってことは、いつでもこれが食べられるってことか?」


オベリオンが嬉しそうに身を乗り出した。


「そうですよ、売り切れない限りいつでも買えるんですよ」


ガブリエルが部屋に入ってきて私の代わりに答えた。


「そうだぞ。オレも毎日食べたいくらいだ。他にも色んな味のドーナツを置くらしいぞ」


アヴァリスも答える。


「そう。キャラメル味とか抹茶とかね。ドーナツはテイクアウトとその場で食べていける両方を考えてるんだ」


オベリオンは目を輝かせた。


「それじゃあ厨房と飲食できるスペースだな」


「ショーケースでお客さんに好きなドーナツを選んでもらえるようにしたいな」


「よしよし。それじゃあ、ここはこうして…」


オベリオンはすっかり引き受けてくれるようだ。


レストランもすっかり軌道に乗り、レミーさんに任せている。


そこで、前々から考えていたスイーツ店、それもドーナツ専門店を立ち上げることにしたのだ。


スタッフもすでに確保して、次は店舗を建ててから研修を始める予定だ。


新しい事を始める時はいつもワクワクが止まらない。


シエルは結婚しても、私の好きな事をさせてくれる。


シエル自身もS級冒険者として時々遠征もあるらしいが、基本的にはモルドールを拠点として活動している。


ガブリエルとアヴァリスは新居に部屋を用意して、一緒に生活している。


私に子供ができたら自分達が育てると張り切っているが、少し心配だ。


私は、商人として新しい商品を考えたり、新しい店を作ったり、まだまだこの世界でやりたい事は沢山ある。


それを認めて、助けてくれる人達がいる。


私はなんて運が良いんだろう。


これからもこの世界で、もらった運の良さで周りまで幸せにしていけるといいな。



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

まだ出したかったキャラや伏線ももっと貼って回収したかったですが、なんとかこんな形に着地しました。

まだ未定の次作もお会いできる事を楽しみに。

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