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52、旅路②

誤字脱字など読みにくいこともあると思いますが、よろしくお願いします。

誤字報告とても助かっています。ありがとうございます。

これ、あれだ。


大型犬が鳥とか取ってきて、飼い主に褒めて欲しくて待ってるやつだ。


私の脳裏に白と黒の2匹の大型犬が現れた。


「あー、えーと、2人ともお疲れ様。魔石もこんなに沢山ありがとう」


わしゃわしゃ。


想像の大型犬を褒めて撫でる。


「あんなに大量の魔物をこんなに早く倒すなんてすごいね。よく頑張った」


2人の目が輝いた。


「こんなこと何でもありませんよ」


「すげー楽しかったし」


よし、今だ。


「じゃあそろそろ、その体を綺麗にしようか」


私は水魔法で2人を包み込んだ。


「わっ何だ?」


「わぷっ、ソフィア様!」


しっかり洗ってあげるからね。


魔物の血落ちるかなぁ。


結局…服についた汚れは落ちなかった…。


そしてその後、魔道車も洗った…。


「アヴァリス。今回の旅はランベール王国に行くのが目的なの。だからわざわざ強い魔物を探して魔物狩りをするのは今回は遠慮してほしいんだ」


「いいぜ。暴れたらスッキリしたし。また暴れたくなったら、休みの日にするわ」


アヴァリス、わかってくれたか。


「全く、アヴァリスは粗野で困りますね」


ガブリエルも一緒に暴れていたがな。


「では、これからは行く手を邪魔する魔物だけを倒して普通の速度で進もう」


もうあんな揺れはごめんだ。


魔物の森を突っ切ったことで、私達はアルバーンをすっ飛ばし、カルトスに向かって最短ルートを進んで行った。


途中、魔物の森の中心部を抜けるまで色んな魔物が目の前に現れた。


あれほどの大群はいなかったが、ミノタウロスが現れた時は流石に焦った。


しかしガブリエルが降りることなくアヴァリス一人で倒してしまった。


さすが魔人だ。


「ちゃんと魔石は取っておきなさい」


ガブリエルの言葉に、私も商人魂が湧き上がる。


「ミノタウロスの素材は高く売れるからできれば回収したいな」


「ではそのままアイテムボックスにしまっておきますね」


ガブリエルは魔道車を降りると、あっという間にミノタウロスをアイテムボックスにしまった」


ほう、こんな大物まで収納できるとはさすがだ。


「そろそろ日も落ちてきたし、どこかで野営したいけど、この森じゃあ無理かな」


「野営って事はメシって事?」


アヴァリスがキラキラした目できいた。


「それならここら一帯に結界を張っておきましょう」


なんかこんな森で寝るのは怖いけど、ガブリエルの結界なら大丈夫だろう。


「じゃあ、野営の準備して。私は夕飯を作るね」


「かしこまりました」


「オッケー」


私はガブリエルに出してもらったテーブルに、同じく出してもらった調理器具、材料を置いていく。


今日はもう肉は見たくない。


魚料理にしよう。


私は鮭っぽい魚の切り身に小麦粉をまぶした。


汁物は豆腐となめこの味噌汁。


男性陣にはボリュームが足りないだろうと、炊き込みご飯も作ることにした。


土鍋にといたお米をいれ水をやや少なめに入れる。


きのこや揚げ、にんじんなどの野菜、肉…見たくないけど鶏肉を少し入れておくか。


醤油などの調味料を入れて魔道コンロの火にかける。


その間に味噌汁を作り、魚の切り身をバターで焼いていく。


仕上げに醤油をかけて出来上がりだ。








読んでいただきましてありがとうございました。

引き続き次回もお読みいただけると嬉しいです。

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