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19 謎の討伐報酬!


 十九話  謎の討伐報酬!



 夜中。 スヤスヤ眠っている私だったが誰かが窓を叩く音で目をさます。



 「ーー……ん?」



 視線を向けると窓の向こうにはウサちゃん。

 私は窓の鍵を開けウサちゃんを部屋の中に入れる。



 「あれ、タワッシーたちは?」


 『下にいるんじゃい』


 「下?」


 『討伐報酬持ってきたんじゃい』



 ウサちゃんが私に親指を立てる。

 ーー……親指なんてないけど多分そういう意味だと思う。



 「え!? ほんと!?」


 『でも大きすぎてこの窓通らないんじゃい。 だから下に来るんじゃい』


 「う、うん分かった! すぐ行くよ!」



 ウサちゃんの言葉で一気に目が覚めた私は急いで宿屋をでて私の泊まっている部屋の真下へ。

 到着するとたくさんのタワッシーが私に視線を向ける。



 「ねね、ウサちゃんから聞いたんだけど討伐報酬で武器出たんだって!?」


 『『ピギャアアア!!!』』



 タワッシーたちが一斉に返事をするとタワッシー数体が討伐報酬であろう武器を担いで私の前へ。



 「これ?」


 『『ピギャアア!!』』



 それは大鎌。

 持ち手は黒く染まっていて刃の部分は長く、少し透けているように見える。



 「ありがとう、なんか凄そうだね」



 私は大鎌を装備。

 ステータス画面を開いて能力を確認する。



 ●クロエ

 【レベル】10

 【装備】スウィートドレス・メルヘンラビット・死神の大鎌・奇跡のパンツ

 【数値】攻:9 防:20 魔攻:100 魔防:17

 【スキル】奇跡・自動回復・魔物召喚・協力合体



 「おぉ……」



 魔攻の数値が一気に上昇してる。



 「ていうかなんで今装備してないのにメルヘンラビット付いてるの?」


 

 今私はあのステッキ持ってきてないんだけど。

 悩んでいると帽子の上からウサちゃんがむくりと起き上がる。



 『オレもあのステッキと同じで武器扱いになるんじゃい』


 「ええええ!?!?」



 なんという謎仕様……。

 私は混乱しながらも【死神の大鎌】をタップして詳細を表示させる。



 ●【死神の大鎌】ダメージを与えることは出来ない。 相手に魔力の刃を当てることで、相手の魔力を吸収する。 吸収することによって成長していく。

 ・【現在のランク】1

 ・【能力】魔力吸収



 「んんんん……結局どういうこと?」



 私は頭上にはてなマークを大量に浮かばせてウサちゃんに尋ねる。



 『俺も知らんのじゃい。 ただ書いてる通りだと、魔物どもから魔力を吸収しとけばいいんじゃい』


 「ーー……だよね」



 一体どんな感じになるんだろう。

 私は両手に持った死神の大鎌をまじまじと見つめる。



 『気になるのなら俺も手伝ってやるんじゃい』



 ウサちゃんが帽子の上から私のおでこをポンポン叩く。


  

 「え、いいの?」


 『いいけど移動時はパンツの中に入ってたいんじゃい』


 「それくらい朝飯前だよ。 どうする? パンパンして話し相手でも作る?」


 

 私はウサちゃんをパンツの中に入れながら尋ねる。



 『そんなの余計なお世話じゃい。 ここは俺1人で楽しませてもらうんじゃい』


 「ん?? うん、分かった。 じゃあ強そうな魔物出たら呼ぶから、その時は囮役お願いね」


 『プロに任せるんじゃい』


 「じゃあまだ暗いけど……行こうかみんな!!」



 『じゃい』

『『ピギャアアアアア!!!』』


 

 こうして私は夜更け前から行動して村周辺に住む魔物たちにバッサバッサと大鎌の刃を当てていく。

 説明文にあった通りまったくダメージはないのだが、魔物に触れるたびに刃が青白く光る。

 これは吸収できてるって受け取っていいんだよね?


 やっているうちにだんだんタワッシーやウサちゃんたちとの連携が取れてくる。

 まずはタワッシーが魔物を発見。 その後ウサちゃんが囮となって魔物を煽りおびき出し、そこでタワッシーたちが大勢で飛びかかる。

 そこでそっと私が死角から近づいて大鎌を振るうのだ。


 そしてこの見事な連携により死神の大鎌に多くの魔力が溜めていると、突然私の目の前で画面が開く。



 

 ●第一段階に必要な魔力の吸収を完了しました。 どちらにバージョンアップしますか?



 ・魔力吸収強化


 ・ダメージ追加

 


 「なるほどなるほど」



 私はその2択を眺める。


 でもこれは決まってるよね、もちろんーー……




 というわけで私は【魔力吸収強化】を選択。

 こっちの方が早く魔力たまりそうだしね!


 そこから私はタワッシーやウサちゃんと連携を取りながら大鎌を振り回し続け、気付いた時にはもう朝。

 どうやら調子に乗りすぎてヘルムート樹海の方まで来てしまっていたようだった。



 「と、とりあえず帰ろっか。 エティも心配するだろうし」


 『うむ、帰るんじゃい』

 『『ピギャアアアア!!』』

 

  

 こうして私たちは宿へ朝帰り。

 結果私はこの死神の大鎌をランク3にまで上昇させることに成功していたのだった。



   ●【死神の大鎌】ダメージを与えることは出来ない。 相手に魔力の刃を当てることで、麻痺状態にさせながら魔力を多めに吸収する。 吸収することによって成長していく。

 ・【現在のランク】3

 ・【能力】魔力超吸収・麻痺属性



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― 新着の感想 ―
[良い点] 新武器だ! これは変わった能力。 にしても……ウサちゃんパンツの中に……うらやまけしからん!! じゃい!!
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