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悪役令嬢は氷結の戦乙女  作者: marumarumary
第一部 氷結の戦乙女
31/34

後日譚 ~女子生徒の憧れは悪役令嬢~

10年の月日が流れた。

悪役令嬢・カサンドラがもたらした束の間の平和を人々は謳歌している。


かつて、魔王とカサンドラが戦ったクリスティン領辺境の平原は、一大観光地となっていた。

愛娘の亡き骸が、野ざらしである事を不憫に思ったクリスティン侯爵は、永久凍土の地に神殿を築いた。

神殿はやがて博物館となり、今では修学旅行のメッカでもある。

”氷結の戦乙女”の部屋は、博物館の最奥部にあり、通常入室は出来ない。

その代わり、そっくりに描かせた絵画が展示されている。

観光客は、こぞってこの戦乙女の絵画を見ようとやって来るのである。



〜〜〜〜~~~~~~~~~


~博物館前の商店街~



生徒A

「カサンドラ様、素敵だったわー。

 あんなに綺麗な人だったとは思わなかった。」


生徒B

「そうよね。

 綺麗で、強くて、そして悲愛のヒロイン!

 憧れちゃうわ。

 私達と同じ歳とは思えないわ。」


「私も、会ってみたかったなぁ。」


「そうよね。

 それで、あの話本当かしら?」


「あの話ってランバート先生の話?」


「そうそう、ランバート先生ってカサンドラ様と付き合ってたんじゃ無いかってやつ?」


「あはは、無い無い、絶対ないわ。」


「どうしてよ。私はお似合いだと思うわ。」


「あなたは、ランバート先生をお気に入りだから…。

 けどね、ジークフリート陛下と婚約してたって話じゃない?

 それと、侯爵家と伯爵家じゃ無理よ。」


「それは、そうだけど・・・、そこが非愛なんじゃない?」


「違うわよ!

 カサンドラ様とジークフリート王子(当時)!

 無実の罪で婚約破棄。

 カサンドラ様は、王子とお家の為に甘んじて受け入れたのよ!

 それでも、この国の為に一人で戦ったんじゃない。」


「えー?だって陛下はご結婚されてるじゃん。」


「そこもお国の為よ。別の都合でね。」


「陛下はきっと今もカサンドラ様を・・・、う〜ん、萌えるわ。」


二人の会話に引率の教師が割って入る。

「こらこら、おまえら、ボサボサしてたら集合時間に遅れるぞ!」


「あ、ランバート先生!

 先生!

 ね!先生ってカサンドラ様と付き合ってたの?」


不意をつかれ赤面するランバート。

「バ、バカ言うな。

 そんなわけないだろう。」


「だって先生、その歳でまだ独身じゃん。」


「それとこれとは話が違う!

 ほれ、さぁ行け!」


「じゃあ、もう一つだけ質問。」


しぶしぶ受け答えするランバート。

「何だ?」


「カサンドラ様って生きてるの?」


「・・・・、、、。」

答えあぐねるランバート

(自己犠牲魔法を使って生きてる者はいない。だが、)


「俺は、生きていると信じている。」


(アレンの奴が、世界中駆け回って助ける方法を探しているはずだ。)


「さぁ、もう行け!」


「「 はーい。 」」


「なあ、おまえら、カサンドラに憧れるのは勝手だが、

 あいつはお前らと変わらない、

 ケーキを食べては美味しそうに笑う普通の女の子だったんだぜ。」


「何それ? そんなの当たり前じゃん。」


「ん? そうか、、、、当たり前か。」

ニヤリと笑うランバート。

「じゃーおまえら、今、幸せか?」


「ふふ、まあまあかな?」


「だったら良かった。」

 




「なあ、カサンドラ・・・。」

ランバートは、カサンドラの眠る神殿の方を見て微笑んだ。


一番書きたかったのはこの後日譚かもしれません。

もう少し書きたいな~。

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