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悪役令嬢は氷結の戦乙女  作者: marumarumary
第一部 氷結の戦乙女
28/34

断罪イベント 

最終コーナーに差し掛かりました。

残すところ後数話です。

~学園 お昼休み~


今日は、うたた寝せずにちゃんと過ごそう!

と意気込んでランチに臨んだものの。

食堂は、何か異様な雰囲気に包まれていた。


(うん? 昨日のローズマリー様がこっちにズンズン向かって来る。)


ローズマリーは、カサンドラの前まで来るとおもむろに”ビシッ”と指差し、高らかに宣言した。

「カサンドラ・クリスティン!

 私は、今ここで貴女を断罪します!」


(一瞬ドキリとしたけれど、、、うふふ。

 やっぱりシナリオ通り断罪されるのね。色々違うところがあるけど。)


「カサンドラ! 

 貴女は、筆頭侯爵家令嬢である事をいいことに、平民生徒に嫌がらせを行い、

 教師を脅して遅刻、早退を隠蔽し、

       〜中略〜

 あまつさえ、その地位を利用し、ジークフリート殿下の婚約者の座に納まった!

 その罪は、明らかであり断固として許すことは出来ない!」


普通ならスラスラと良く言えました感が出るのだろうが、

ローズマリーはどこか様子がおかしい。

そんなところに、マリアが飛び出して来た。

「ちょっと待って下さい。

 カサンドラ様は、その様な方ではありません。

 何かの間違いです。」


(良かったわ。マリアには嫌われていないみたいね。

 でも、一部真実っぽいのがあるから怖いわ。)


私は、マリアに目配せをして、

「いいえ。全て事実ですわ!」

と、堂々と言い切った。



食堂内生徒

「「「「「「「「 ええ〜 」」」」」」」


”そんな馬鹿な!”と言う事が漏れ聞こえる。


それでも、ローズマリーの勢いは止まらない。

「ふふん、まだあるのよ。

 貴女、ハー・ピグマンを逃したわね。」


「 ? 」

(なぜ、ローズマリー様がそれを知っている?

 思案をめぐらすと・・・・・そう言う事ね。)


マリアも負けじと言い返す。

「そんな! その魔人を倒したのはカサンドラ様なのに!

私は、食ってかかるマリアを諫める。


食堂内は、”ざわざわ”しはじめ、賛否が渦巻く。


(魔人ハーを逃した・・・か。確かにこれは重罪だわ。)


「おっしゃる通りです。

 ですから、私は全ての罪を受け入れますわ。」


「「「「「「「「「 ! 」」」」」」」」


「良い心がけね。

 では、この私、王家に連なるマクラレン公爵家のローズマリーが、貴女に罰を下します・・・。」


(いよいよ、この時が来たゎ。)


「婚約破棄、退学処分、貴族身分剥奪、、、」

一呼吸置くローズマリー。何だか様子がおかしい。


「そして、断・・首・・ケ・ ・・。」

息遣いが荒くなり、表情が青ざめ苦しんでるローズマリー。

「いや、禁・・コ・ ・・ケ・・。」


(もう少し、頑張ってローズマリー様!)


ローズマリーに、黒い靄の様なものがまとわりついている。

必死に抵抗するローズマリー。


「・・・・、国、外、ツ・イ・・ホ・ウ・・・とする。」


(ありがとうローズマリー様)


カサンドラは、ニコリと笑って会釈をする。

「謹んで”国外追放”をお受けします。」


それを聞いて安心したのかローズマリーはその場に崩れ落ちる。


(良く頑張りましたね。ローズマリー様。

 必ず、この恩に見合う働きをしてみせますわ。)


「マリア、後をお願いね。

 破邪魔法と回復魔法をローズマリー様へ。」


「カサンドラ様?

 それはどう言う事でしょうか?」

私はマリアにそっと耳打ちをする。

「ローズマリー様は、操られていただけよ。」

驚きの表情を見せるマリア。


カサンドラは皆に宣言する。

「皆様!

 ローズマリー様は、素晴らしい方ですわ!

 正に令嬢の鏡!」


続けて、優しく微笑むカサンドラ

「・・・だから、仲良くしてあげてね。」


「この悪役令嬢、カサンドラ・クリスティン。

 これにて退場ですわ!」


「では、皆様、ご機嫌よう。」


カサンドラは、淑女の礼をとってその場を後にした。


〜〜〜〜~~~~~~~


駆け付ける生徒会メンバー。

もちろん、先頭は会長のジークフリート。


「何事か!」


”ローズマリー様が、カサンドラ様を断罪なさって国外追放にしました。”


「なんだって? 一体何の話をしている。」

焦るジーク。全く意味が分からない。

なぜ、キャシーが? ローズマリーが何の権限で?


「とにかく、カサンドラを探せ!

 王宮へ使いを出せ!

 クリスティン家にもだ!」


まずい、何一つ理解できない。

これは由々しき事態だ。

またしても私は一歩遅かったのか?


・・・・・・このままでは、彼女を失ってしまう。

いつも読んでいただきありがとうございます。

”続きを読みたい”と思った方は、ブックマーク・評価”5つ星”をよろしくお願いします。

作者のモチベーションも上がりますので、ぜひよろしくお願いします。

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