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悪役令嬢は氷結の戦乙女  作者: marumarumary
第一部 氷結の戦乙女
25/34

軟禁される悪役令嬢  ~それでも私は守りたい~

アレンのターンです。

少しづつ距離を縮めていた二人ですが・・・ついに!


~クリスティン家~


私は、目が覚めると何故か自室で軟禁されていた。


最後に覚えているのは、ジーク殿下から抱きしめられた感覚だけ。

男性に抱きしめられるのって意外と心地好いものなんだ。

・・・少し前まで考えられなかったけど。

”姫抱っこ”は嫌。

だって、恥ずかし過ぎるし、何か安定しないもの。

どちらかと言うとマリアを”姫抱っこ”したいわ。


さて、困った。

軟禁状態なので、侍女もおらず、もっぱら会うのはアレンだけ。

屋敷内は、ものものしい警備体制が引かれており、声を掛けてもほとんどの者から反応はない。

何これ?ここに来て悪役令嬢扱いなのだろうか?

身支度もお風呂も一人で出来るので別に良いのだけれど・・・。


さて、数日かけてアレンから聞き出せた現状はこうだ。

儀式に現れたハー・ピグマンは魔人であり、本人になりすまし、学園に潜入していた。

ピグマン邸は、既に跡かともなく消滅しており、一族も行方不明で手掛かりはない。

奴は、私に執着しており、狙って来る可能性が高い。

しかし、厳重な警戒体制をとったから心配はいらない。


うん、一聞すじが通っている様に聞こえるが違和感がある。

守るべきは私では無く、聖女であるマリアではないだろうか?

いや、王家か学園で匿っているのかもしれないが・・・。

私もマリアを守りに行きたいな。


~~~~~~~~~~~~~~


”コンコン”


「キャシー、僕だ、入るよ。」


「アレン! 待ってたのよ。 私、外に出たいわ!」


この言葉を聞いた途端にアレンの顔が渋くなった。

「ダメだ。」


「退屈なのよ。」


「少しゆっくりしたらどうだい。」


「え〜! もう十分よ。」


「いいかキャシー、君の体はガタガタだ。

 分かっているだろう?」

アレンは怒っている様な、呆れた様に続ける。

「それとも分かっていないのか?」


”ドスン!”

急にアレンに押し倒された。

(あれ? 確かに私、力が全然入らないわ。)


「俺は心配なんだ。」

アレンが心配そうに見つめている。

なぜか、瞳がキラキラしている?様な気がする。


(まずい体勢よね、これ? 今なら力負けしちゃうし。)

「ちょっと、アレン、重いわよ!」


「なぁ、キャシー、俺とどこか遠くへ行かないか?」

アレンがカサンドラの髪を撫でながら言う。


「旅行って事?だったら、・・・」


「違う、何もかも捨てて。俺と逃げよう。」


「・・・無理よそんなの。

 何もかも捨てるなんて。

 そう言う生き方も悪くはないと思うけど。

 私達には絶対無理ね。」

カサンドラは、ちょっと遠くを見るように呟いた。


「くっ! 相手は魔人だぞ。

 魔法剣を当たり前の様に使う奴等が軍団で攻めくるんだ!」


 カサンドラは、上体を起こしアレンの頭を優しく胸で包み込む。

 「・・・そう、勝てないのね。」

 (アレンは、悟ってしまったのだと思う。)


「それでも私は、マリアを・・・出来る限りの人達を守りたいわ。」

(それが偽らざる私の気持ち、けれどアレンに無理強いは出来ない。)


気が付くとアレンは真っ赤な顔で頭から湯気が出ている。


「 ! 」


嗚呼、無意識の内に”ぱふぱふ”をしていた様ね。

最近、少し大きくなった気がしていたからどうだろう?




ほどなくして、・・・アレンから外出許可がおりた。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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作者のモチベーションも上がりますので、ぜひよろしくお願いします。

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