表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は氷結の戦乙女  作者: marumarumary
第一部 氷結の戦乙女
13/34

夜半の訪問者 ~愛称は誰にでも許されるものではない~

いつもご覧いただきありがとうございます。

アレンのターンです。

~クリスティン家~


アレン目線


ついにこの日が来た。

俺の名前は、アレン・クリスティンとなった。

しかし、ここまでの道のりは俺の予想とは全く違うものであった。

俺は、お嬢を誑し込むどころか、逆にお嬢から目が離せない。

そして、お嬢はと言うと王太子から求婚されているらしいが、侯爵と一緒になって固辞しているという。

つまり、まだ俺にも可能性は残っているということだ。

一日も早く侯爵家で後継ぎの地位を確立し、聖騎士を目指す。

それが今の俺の目標であり全てだ。

日々忙しくすごしているが、充実している。

義父の仕事見習いで王城とクリスティン家との往復も苦ではない。

なんと言ってもお嬢と同じ屋根の下、朝食・夕食はもちろん、時間があれば帰って来て一緒に昼食も取るようにしている。


~ある日の夜半前~


”コンコン”誰かが扉を叩く音がした。

「アレン、私よ。ちょっと良いかしら?」


こんな夜中にお嬢! はやる心を抑えつつドアを開ける。

「ど、どうしたの? こんな夜中に。」

見ると、お嬢はもう寝る前の身なりであり、肌着?というものではないだろうか?

ううっ、まともに見られない。赤面してしまう。


「入っても良い?」


上目遣いでお願いしないでほしい。

「ああ、良いよ(良いのか?)。さあ、どうぞ。」

お嬢を招き入れたは良いが、鼓動が激しくなって来た。

若い男女が、夜中にこんな姿で二人っきり・・・お、俺、どうなってしまうんだ?


「へ~、ここがアレンの部屋ね。ふふっ、きちんと片付いているのね。」


「ま、まあね。(片しといて良かった)」


「こっちに来てから、ず~と忙しそうだけど少しは慣れた?」


「あゝ、皆良くしてくれるからね。俺には過分な事だと思っている。」


「そう、良かった。

 私ね、本当はちょっと心配してたの。

 アレンを巻き込んじゃったなぁ~て。」


「え?」


「ごめんね。」


なんで俺は謝られているんだ?


「それとね。私の事はお義姉さんと呼んでも良いのよ?

 う~ん、それともお父様の様に”キャシー”が良い?」


「あ、あゝ、そうだねキャシーかな?」

 ごく限られた親しい者にだけに許される愛称・・・嬉しくもあり、少し残念な気もする。


キャシーも恥ずかしそうにもじもじしている。

可愛いな。彼女のこんな仕草を見られるとは。


「そう、遠慮しないでね。もう、私達は家族なんだから。

 それじゃあね。お休みなさい。」


もう帰ってしまうのか!? 

もう少しだけっ!と思っていたら俺の体が勝手に動き出す。

おいおい、俺はキャシーに何をしようとしているんだ?


”チュッ”


と俺はキャシーのおでこにキスをしていた。


驚いた顔の彼女に

「お休み。」

と微笑んで言う。


キャシーは、ニコリと笑って扉を閉めた。



ああー! やってしまった!

全身の血液が沸騰しそうだ!

でも、不自然じゃないよな。

家族だもんな。

家族・・・・。

義弟。

弟。


今晩は眠れないかもしれないな。

カサンドラ

(びっくりした~。キスされるのかと思った。この世界の男子の行動は分からないわ。現世ならお休みのキスなんて夫婦でもしないよ。・・・多分)


”続きを読みたい”と思った方は、ブックマーク・評価”5つ星”をよろしくお願いします。

作者のモチベーションも上がりますので、ぜひよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ