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キチガイゲームと神ゲー2

 結果から言おう。死ぬぐらいスパルタだった。何か、【血武器生成】とか、【血活性】とか、【血液再生】とかスクロールには無かったスキルも覚えたし、魔力感知や、血魔法、闇魔法などもスキルレベルが二桁になった。


名前:ソウ

種族:下位吸血鬼(始祖亜種)

レベル:10

HP201/201

MP225/225

【STR 56】

【VIT 45】

【INT 80】

【MND 45】

【AGI 100】

【DEX 80】

【LUC 50】

【種族スキル】

【飛行Lv.13】【吸血Lv.19】【音感知Lv.25】【音探知Lv.19】【超音波Lv.23】【麻痺攻撃Lv.25】【毒攻撃Lv.18】【血液操作Lv.16】【血魔法Lv.13】【血液支配Lv.10】【眷属生成Lv.1】【眷属支配Lv.1】【統率Lv.1】【闇魔法Lv.13】【再生Lv.16】【高速再生Lv.6】【分化Lv.7】【分体生成Lv.1】【蝙蝠化Lv.9】

【スキル】

【暗視Lv.105】【酸攻撃Lv.25】【光魔法Lv.6】【熱感知Lv.25】【酸耐性Lv.25】【麻痺耐性Lv.25】【毒耐性Lv.18】【魔力感知Lv.17】【魔力操作Lv.17】【腐蝕攻撃Lv.1】【腐蝕耐性Lv.1】【喰肉Lv.1】【HP自動回復Lv.23】【MP自動回復Lv.18】【超HP自動回復Lv.16】【超MP自動回復Lv.11】【血武器生成Lv.7】【血活性Lv.6】【血液再生Lv.8】

SP0


 HP自動回復とかそこらへんの上がり度合いを見てスパルタ度合いを察して欲しい。てか、これでもまだかすり傷すら与えられないのだが…どんだけ強いんだこの吸血鬼。


「まあ…いや駄目だな。今のままだと敵と相対してから10分と持たない。今までのように蝙蝠となってレベルを上げてくると良い」

「はい」


 いや、流石にこれでも勝てないってことはないだろ。酸で一応溶かせるような強さだぞ?何とかなるような気がする。


「この森は、状態異常には弱い。貴様の特殊攻撃は役に立つだろう。だが、斬撃、魔法には強い魔物が多い。驕るなよ?貴様はまだ最弱だ」

「あ、はい…」


 心読めるの?まあ、良いや。言われた通りに驕ること無く蝙蝠状態になって行かせてもらおう。


 言われた通りに吸血でレベルを上げて数時間。リアルの時間も良くなってきたので一度戻ってログアウトすることにした。


「すみません落ちます」

「落ちる…?…ああ、冥王の元へ行くのか。好きにしろ」

「どうも」


 そこらへんの設定はそうなってるのか…。


「あー、ようやく神ゲーになった」


 よし、降りるか。

…下に降りても、凛の姿は見当たらなかった。まだゲームをやっているようだ。冥王の元へ行くとか言われた以上、すぐに戻る気にはならないし…攻略サイトでも見るか。

 タイガが言っていたページを見ると、確かにそういった情報があった。

バットの画面では


『バット』

【種族スキル】

【盲目】【飛行】【吸血】【音感知】【音探知】【超音波】【麻痺攻撃】

プレイヤー情報

・3進化/1変異

・種族リセット

・種族リセット

・種族リセット


 こんな感じで表示されていた。うん、一番最初にバットを選ばれた人の異質さがやばいな。因みに、【盲目】持ちは他にもいた。


『スライム』

【種族スキル】

【盲目】【吸収】【分解】【熱感知】【熱探知】【魔力感知】

プレイヤー情報

・種族リセット

・4進化

・種族リセット


 異質なやつが他にもいてよかった。

因みに、龍だが、


『下位龍』

【種族スキル】

【飛行】【魔力感知】【魔力操作】【龍魔法】【咆哮】【威圧】【下位竜支配】

プレイヤー情報

・変化なし


 扱いの差がやばい。

一番プレイヤーが多かったのはゴブリンとゾンビ、ウルフ辺りで、各20人ぐらいいた。


「あ、死んだの?」

「いや、神ゲーになった」

「おめでと」

「まあ、相変わらずかすり傷すら与えられないんだけどな…」

「そこは変わらないんだ…」

「そっちはどう?喰肉使った?」

「いや、他のグール達に使わせて状況見てる。今結構な数がハイグールに進化した」


 なんだその危険極まりない集団は…。でも、あの吸血鬼さんなら余裕で滅ぼせそうだな。


「そっちはどこまで進化した?吸血鬼なった?」

「下位だけどなれたよ」

「おーおめ。私も吸血鬼探すか…それよりも奏を探すべき?」

「あー、俺でも良いかも。もしかしたら吸血鬼になるためのアイテムが有るかも。聞いてみるけど、どこにいるか分からなくない?」

「周囲のマップ覚えてる?」

「あぁ」

「じゃあ、多分いける。公式サイトに全マップの上空映像が存在するから、場所さえわかれば何とかなる」


 いや…。無理じゃね?どんだけ広いと思ってんの?反対だった場合は10年ぐらいかかりそうだけど…。

 それから、凛が開いたマップを見て、まずは自分の居場所の特定から始めることになった。


「検索機能無いの?」

「あるけど、森とか無理だよ?地下墓地ってやったら100個ぐらいでたし」

「じゃあ【城】でお願い」

「あ、50個しか無い」


 いや、十分多いわ。え?50体もあのレベルのヤバイやつがいるの?プレイヤーが魔王になるよりも先に、NPCが魔王になってプレイヤーが駆逐されそうなんだけど。


「取り敢えず、どれ?」

「んー、…。…?あ、これだわ」


 数個ほど意味の分からない様な大きさの城が見えたような気がしないでもないが、俺が今いる城の大きさはそこまで大きくない。まあ、それでも上位の方には入っていたが。

 本当に良かった。あんなに強い吸血鬼の住んでる城のレベルが下位の方だったらだいぶ頭がおかしい事になるからな。


「んー、と。そこまで遠くないね。日本の端から端までぐらい。城としては2番目に近いよ。運が良かった」

「お、おう」

「取り敢えず、そっち方向には移動を始めると思うけど、当分の間はまだ会えないと思う」

「ああ」


 まあ…ん?もしかしなくても俺が今いる城の近くにもそういう場所が有るんじゃね?


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