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キチガイプレイヤーと神ゲー1

「どうだった?四足歩行のゲーム」

「神ゲーだった」

「良かったじゃん」

「あぁ。教えてくれてありがと。けど【Death World Online】の方は冥王の寵愛を受けている存在だと気づいてもらえないと何も始まらない事が分かったわ」

「あー、うん。頑張って?」

「じゃ、やって来る」

「頑張れー…」


『ログイン』


「何用だ。ここは…む?貴様は先日に…そうか、何故か最近活発化している、冥王の寵愛を受けしものか。ならば…いや、基礎値が全く足りんな。…竜の因子か。だが、それがあってもまだ足りぬ。…そうだな、もう一度種族進化を果たしてここへ戻ってこい。門番には伝えておこう」


 握りつぶされかけたけど、お使いクエスト発生したぁぁぁああ!!??勿論やりますよ!もうそれこそ完璧に1時間以内にこなすっていうレベルで。





 …5時間ぐらいかかった。往復時間を合わせると、6、7時間になるんじゃないだろうか?


名前:ソウ

種族:ブラッドバット(亜種)

レベル:1

HP190/190

MP195/195

【STR 45】

【VIT 45】

【INT 50】

【MND 45】

【AGI 45】

【DEX 50】

【LUC 50】

【種族スキル】

【盲目】【飛行Lv.11】【吸血Lv.17】【音感知Lv.20】【音探知Lv.15】【超音波Lv.19】【麻痺攻撃Lv.23】【毒攻撃Lv.16】【血液操作Lv.2】【血魔法Lv.2】

【スキル】

【暗視Lv.103】【酸攻撃Lv.23】【光魔法Lv.4】【熱感知Lv.20】【酸耐性Lv.23】【麻痺耐性Lv.23】【毒耐性Lv.16】

SP0


「…良さそうだな。これが『始祖の心臓』だ。この容器から出すと時間経過で復活するから、早く吸血するのだぞ?」


====================

吸血鬼(始祖)の因子を取り込みました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

吸血鬼(始祖)を討伐しました。

吸血鬼(始祖)の因子を取り込み終えました。

肉体が変質します。

………。

……。

…。

終了しました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

レベルが上がりました。

====================


名前:ソウ

種族:下位吸血鬼(始祖亜種)

レベル:10

HP190/190

MP195/195

【STR 45】

【VIT 45】

【INT 50】

【MND 45】

【AGI 45】

【DEX 50】

【LUC 50】

【種族スキル】

【飛行Lv.13】【吸血Lv.19】【音感知Lv.22】【音探知Lv.17】【超音波Lv.21】【麻痺攻撃Lv.25】【毒攻撃Lv.18】【血液操作Lv.4】【血魔法Lv.4】【血液支配Lv.1】【眷属生成Lv.1】【眷属支配Lv.1】【統率Lv.1】【闇魔法Lv.1】【再生Lv.1】【高速再生Lv.1】【分化Lv.1】【分体生成Lv.1】【蝙蝠化Lv.1】

【スキル】

【暗視Lv.105】【酸攻撃Lv.25】【光魔法Lv.6】【熱感知Lv.22】【酸耐性Lv.25】【麻痺耐性Lv.25】【毒耐性Lv.18】

SP126


「【盲目】消えたぁぁぁぁああああああ!!!!!!やべえ、え?ちょ、何これグラフィック良すぎん?やべえ、これは神ゲーだわまじで。しかもなんか強さこれ覚醒しちゃってんじゃね?これ良いの?良いのこれ?…。…あ」


 どうしようか。吸血鬼の方を無視して騒いでしまった。


「…どうも?」

「適合したようで何よりだ」

「間違ってません?」

「何がだ?」


 いや、うん。ロリ吸血鬼とか、渋いおじさん吸血鬼はよく聞くけど、身長高いお姉さん系吸血鬼って…いや聞くか。どっちかというとサキュバスとかになる気がするけど、吸血鬼にもいないわけ無いか。平らだしサキュバスってことはないだろう。


「いや、何でも無いです。てか、貴重なものをわざわざありがとうございます」

「この城はもう二人しかいないからな。処理先がなく困っていた。適合したようで何よりだ」

「ありがとうございます」

「貴様はまだ弱すぎる。この森の中では最弱に近いほうだろう。ここを塒にしてよいから、何よりもまずはレベルを上げ、存在進化をしろ」

「はい」


 取り敢えず、ここは貸してくれるらしいのでここを拠点にレベリングを行うことにした。


「…武器ってありませんか?」

「自分で生成すれば良いだろう」

「…すみません。【魔力操作】はおろか、【魔力感知】すら持っていません」

「…。…城内にスキルスクロールがいくつか有る。どれも必要ない物だから使って良いぞ」

「あざっす」


 主に許可を貰ったので城の中を散策することにした。


「何をしている…?」

「いや、散策を…」

「誰が許可した?今貴様が何よりもするべきなのはレベル上げだ。良いな?」

「はい」

「着いて来い。宝物庫はこっちだ」

「はい」


 怖っ。え、ちょ、え?怖すぎませんかね?それから、無言のままの吸血鬼の主さんについていき、主さんが立ち止まったので俺も止まった。


「ここだ。中のスクロールは自由に使え」

「あざっす。まじでありがとう!…この剣は使っても?」

「【血魔法】を鍛えるべきだ。武器は必要ない」

「はい」


 中には本当に色々なスクロールがあった。中には、不老不死とかいう意味の分からないやばいスクロールもあったが、プレイヤーは使えないようだった。取り敢えず、【魔力感知】【魔力操作】【腐蝕攻撃】【腐蝕耐性】【喰肉】【HP自動回復】【MP自動回復】【超HP自動回復】【超MP自動回復】を取らせて貰った。他にも欲しいスキルはいくつかあったが、流石に遠慮した。


「遠慮しないな…」

「えっと…はい?」

「まあ良い。とっととスクロールを使え。鍛えてやろう」

「あ、まじすか?ありがとうございます」


まさか吸血鬼の大先輩に教えてもらえるとは…。真面目にやろう。


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