教祖っぽい人、誕生。
N「ここは仙人様の家だからお風呂なんて入れないよ」
仙人「なぁに、風呂は水と火があれば入れるんじゃ。つまり通る道じゃから一緒に汗を流そうではないか」
子「ウチしってる。五右衛門風呂ってやつになるんでしょ」
妻「何言ってるの、燃えない大きな入れ物が必要なのよ」
仙人「よしよし、そこまで分かっておるならワシもじゃ。こいつを利用するんじゃ」
トンチンカンとロボを壊し、ドラム缶のようにするためにロボットの中身を全て抜いた。
子「じゃあ、次はお水だね」
N「川や湖、近くにあったかなぁ」
仙人「そういう時こそ、雨乞いじゃ」
「「「!?」」」
仙人「付けた火の周りをグルグルしたり、神にお祈りするんじゃ。
よし、ご近所の公園へ行って火を大きくするぞよ」
わっしょいわっしょい。
子「でも五右衛門風呂って熱くて入れるのかな。あ、靴履けばいいんだ」
妻「いやよ、このワンピースに似合うヒールお気に入りだし、とーっても高かったの」
「「「あ、みんな公園にいるね」」」
「寒い」と暗い目で言いながら公園に人々がポツリポツリと増えていった。




