設置と新しいスタッフです
今回は説明回です(^^)
いやぁ、また裸の付き合いで真面目な話がまとまりましたよ。
……でもですね、それで気づく事もあります。ジョンさんでさえお腹が割れていたんです!サムさんだってあれでいて鍛えているんですよ!
え?僕ですか?……聞かないで下さいよ。だからこっそり動こうとしているんですから。
「よお!はええなぁ、トシヤ。どうした?」
いや、だからなんでこういう時って見つかるんでしょう。正面玄関から帰って来たゼノさんとオーナールームを出た僕とバッタリ会ってしまいました。
「おはようございます、ゼノさん。ゼノさんこそどうしたんですか?まだ一の刻前ですよ?」
「ばーか、俺らは普通だっての。冒険者は身体も鍛えないといけねえからな。それでなくとも俺らはお前の専属護衛の中でランク下なんだぜ。鍛錬は欠かせねえよ」
ニッと笑って言っていますが、あの惰眠を貪っていたゼノさんがまさかこんなに真面目だったとは……!
「くっそ!また負けたか!この体力バカ!」
「……持久力つけないとな」
続けて正面玄関から飛び込んできたのは、ハックさんとヒースさん。その割には息そんなに切れてないですよねぇ。あれ?ケニーさんは?
「ちょっとお!あんた達女性を労るって事しなさいよね!」
こちらは肩で息をしているケニーさん。いやでもついていけるだけ凄いですって。あ、結局「セイロン」全員揃っちゃいましたか。
「で、どうしてお前はこんな早く起きて来たんだ?お前が起きる前に帰って来れたからよかったものの、今日は俺らが護衛の日なんだぜ」
おや、今日は「セイロン」の皆さんでしたか。あ、因みに昨日は「クライム」の皆さんでしたが、僕が商業ギルドの皆さんと腹を割って話す為に断っていたんですよね。それにしても仕方ない、理由を話しますか。「実はですね」と理由を教えると……
「お前が鍛錬ねぇ……」
なんです?そんなにジロジロ僕をみて。あ、今鼻で笑いましたね!ゼノさん!
「まあ、気持ちはわかるけどなぁ」「……やれるのか?」
ハックさん気持ちわかってくれますか!ヒースさんやって見なければわかんないじゃないですか!
「えー!無理でしょう!私より筋肉ないもん」
笑いながらズバリ来ますね、ケニーさん。しかし、正論です。……こうなればやはり必要ですよ、アレが!
「エア!フィットネスクラブの設置お願いします!」
「畏まりました。フィットネスクラブ(ジム・トレーニング器具、温水プール、脱衣室、簡易シャワー付き)MP90,000を消費しまして設置致します」
さぁ、また光り出しますよ!目を閉じて下さい、と僕が言う前に「ポーン」と言う音が鳴り響きます。この間の抜けた音はもしや……
「地下1階にジムトレーニング器具を設置、地下2階に温水プール脱衣室、簡易シャワー付きを設置致しました。これにより、本館のエレベーターは2基になり、オーナーの運営消費MPは以下の通りに変更になります」
【名称】亜空間グランデホテル
【設定バージョン 6】1・カプセルホテルAタイプ
2・カプセルホテルBタイプ
3・ビジネスホテルAタイプ
4・ビジネスホテルBタイプ
5・シティホテルAタイプ
6・シティホテルBタイプ〈エグゼクティブスイート〉
【バージョンアップ】0/100,000(魔石数)
(リゾートホテルAタイプ) NEW!
【限定オプション店】漫画喫茶「Green Garden」
コンビニエンスストア
会議室三部屋&館内Wi-Fi
ビュッフェレストランottimo
B1 フィットネスクラブ
B2 温水プール・脱衣室・簡易シャワー付き
《世界旅行代理店 MP100,000》NEW!
*リゾートホテル Aタイプ開放後購入可能。
【空調設備】 ON /(OFF)一日MP600消費
【室内清掃】毎朝(館内全体) ON/(OFF)一回MP6,000消費
【室内防音、消臭】館内全室 ON/(OFF)一日MP600消費
【音声対応設定】ON/(OFF) 初期搭載機能
【フリードリンクコーナー補給】 常時 ON/(OFF)一日MP1,500消費
成る程。増えましたねぇ。
「おい、トシヤなんかまた施設作ったのか?」とゼノさん。「なぁ、B1、B2って文字が増えているぞ」と早速目敏いハックさん。「行けばわかる」と既にエレベーターの開閉ボタンを押すヒースさん。「何かしら。また美容にいい気がするわ」と勘の良いケニーさん。みんな慣れて来ましたねぇ。じゃ、早速……と移動しようとする僕らの後ろからバタバタバタバタッと走って来る音がします。
「トシヤ兄!待って!」
エルさんが焦ってこちらに来ます。「良いから来て!」と引っ張られ玄関で靴を履き替えさせられる僕。エルさんが僕を有無を言わさず連れ去るものですから、「セイロン」のみんなも急いでついて来ます。
「え、エルさん?どうしたんですか?」
「凄い人達が待ってるの!ほら早く!」
理由は後からわかるからと食堂に連れて行かれる僕と、ついて来る「セイロン」メンバー。
「お待たせしました!こちらがオーナーのトシヤ兄です!」
食堂に着いた途端にエルさんが背中を押して、僕を誰かに紹介しています。「おい、ヒースもしかして……」「ああ、久しぶりだ」「あれ?」と言う声が僕の後ろから聞こえます。僕がとりあえず挨拶をしようとすると、ゼノさんの叫び声に先を越されます。
「ああああああ!!デノン師匠!いつこっちに?」
「やっぱりカーヤさん。相変わらず変わってないわね」
「あ〜………ゼノ、やっぱりデノンさんに返り討ちにされてるな」
「いつもの事だ」
ええと、セイロンのみんなは知っているみたいですね。しかもゼノさん食堂だってのに拳握って走り出していたんですよ。でも腕掴まれて逆に締め技かけられています。あの体格の良いゼノさんを抑え込めているの僕と同じくらいの背の男性ですよ。ケニーさんは隣のショートの女性に話しかけています。短髪の男性は端正な顔つきですし、ショートの女性はモデルさんみたいです。なんです?この見目麗しい人達は?と僕が唖然としていると、ゼンさんがもう片方の方々を紹介してくれます。
「ああ、トシヤ君。あっちは置いといてまず紹介するね。こちらはシュバルツ様。前宰相を務めていた方だよ」
なんと!サラッと凄い方紹介しますねぇ。ゼンさんが紹介してくれた男性は、まだ20代にも見える碧く長い髪をした美麗と言う表現が似合う青年です。でも前宰相って言いましたよねぇ。とりあえず僕も挨拶をします。
「失礼しました、シュバルツ様。私はトシヤと申します。ホテルと言う宿屋を経営している者でございます。以後お見知りおきを」
片膝をつき頭を下げて挨拶しますが、これで良いでしょうか?不安に思っている僕の肩に、ポンと手を置いて話し出すシュバルツ様。
「嫌ですよ、私のオーナーになる方に跪かれるなんて。さ、立って、立って。私はもう一般市民なんですから、その挨拶も無しですよ」
は?今なんて言いました?僕がオーナーって事はもしかして……
「そうですわ。オーナー立って下さいませ。私達はサムちゃんに言われて雇われにきたんですもの。ねぇ、あなた」
「そうだねぇ。むしろ私達が頭を下げなければいけない立場だからね」
これまた美形の青年に立ち上がらせて貰った僕に、コソっとゼンさんが教えてくれます。
「あの方達は王都の元商業ギルド長と副ギルド長のユーリ様とイクサ様だよ。因みに元ギルド長は奥様のユーリ様なんだ」
えええ!お嬢様みたいなこの方が!?と言うか皆さん幾つですか?僕と同じくらいに見えますが?
「あーあー、姉さんも義兄さんも父さんも前の職が職だからな。あ、トシヤ君って言ったか?俺はデノンで、隣が俺の愛妻のカーヤだ。ウチの愛弟子が世話になっているみたいだが、今度から俺達も世話になる」「宜しくね」
そう言って僕の手を取り、笑顔で握手して来るデノンさん。そしてここでもゼンさんがコソッと「デノンさんは王都の冒険者ギルドの前ギルド長だよ。奥さんが前副ギルド長だったんだ」と教えてくれます。
「ええと、こちらこそ、宜しくお願いします」と言うのが精一杯の僕。そんな僕にお構いなしのゼノさんがデノンさんにさっき僕が設置した新施設に見に行くところだったと伝えているじゃないですか!そうなると当然……
「おお!話に聞いていたオーナーの能力だね!」とシュバルツ様。
「まあ、サムちゃんが言っていた能力ねぇ」とユーリ様。
「これはまた良い時に来たねぇ」とイクサ様。
「面白いことってこれか!」とデノンさん。
「きゃあ!楽しみね!」とカーヤ様。
「……では皆さんご一緒していただけますか?」と誘う僕。
同情の目で僕を見る木陰の宿の皆さんに見送られて、みんなで亜空間ホテルへ向かいます。が!一言言わせて下さい。
サムさん!ちゃんと説明しといて下さいよ!
皆さんのおかげでまだランキング上位にいます(*´∀`*)なんて有り難い♪
アクセスありがとうございます!いつも誤字報告もありがとうございます♪ええ、無くなりません。誤字だけはf^_^;いつも助かっております。それにしても人数増えて来ましたねぇ。やはり一度まとめた方がいいでしょうか。しかしそれをやると、一日かかってしまって話が進まない……悩みます。あ、明日も頑張りますよ♪




