『 リヴァイル 』
【 リヴァイル 】
sime様から送っていただいた設定ラフが、
私のイメージを越えたものだったので、とても感動しました。
青系の衣裳のセツナ、リヴァイル、サイラスだったこともあり、
sime様の方で表紙の洞窟の背景色を、
青味で描いてくれたのかと思います。
そのため、統一感のある静謐な雰囲気になっていて、
素晴らしいなの一言でした。
私達は
「洞窟の中で天井に穴が開いていて、地中湖に小動物が来ている」
としかオーダーを出していないのにですよ。
毎回思うのですが、sime様すごいですよね。
【薄浅黄】
リヴァイル……かっこよすぎる。
【緑青】
転記・転載は禁止です。
よろしくお願いします。
sime様、男前なリヴァイルを描いて下さり、
ありがとうございました!
【 おまけ 】
【 肉片 】
【 リヴァイル 】
夕食に焼いた肉が食べたいといった、アルトのために、
セツナが鞄から肉の塊を鞄から取りだし、
大きな板の上に置いていく。
3人の会話を聞いていると、どうやらその肉は、
ここにくる途中で倒した物のようだ。
鞄から次々と出される肉に、
アルトは盛大に尾を振り、喜びをあらわにしていた。
サイラスという人間は、
取りだされた肉に巻かれている、布を取り外していたのだが、
「今なら肉を握るだけで微塵にできる気がする」といい、
おそらく何も考えることなく、その手に力を込めたのだろう……。
「そんなわけないか」とサイラスが呟いた、
次の瞬間……アルトの悲痛な叫びが洞窟に響き渡る。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!
おれの、にく!!!」
私はアルトの声量に驚き、己の手を凝視して、
呆然としているサイラスを呆れたように見た。
あの男に加護を与えてよかったのだろうかと、
一瞬本気で考えた……。
「……サイラスさん?」
セツナが、サイラスの手から落ちる肉片を見ながら、
軽く責めるように名を呼んだ。
「いや……」
大きい塊を肉片にしたサイラスが、
一番動揺しているようで、その後に続く言葉がでてこない。
「おれの……にくが……」
アルトはまだ肉片をみて嘆いている。
肉片になったのははほんの一塊だろう?
なぜそこまで嘆くのかが、私にはわからない……。
「わるい」
アルトの嘆く姿を見て、サイラスが我に返り、
頭を下げて謝った。
「まさか、本当にできるとは思わなかったんだ」
サイラスが自分の手のひらを見て、
心底驚いたというような表情を浮かべながら、そんなことを呟いていた。
「リヴァイルさんの加護は、身体能力の強化らしいので、
握力も上がっているのだと思います」
「ああ……そうだ。
俺は、リヴァイル様から加護をいただいたんだ……」
セツナの言葉に、サイラスが嬉しそうに表情を緩めた。
その緩んだ表情を見て、アルトが眉間にしわを寄せ、
セツナは小さくため息をついていた。
そして、私はこの出来事を見なかったことにして、
視線をそらしたのだった……。
ーENDー
ありがとうございました。
* 肉片になった物は、
サイラスが美味しくいただきました。





