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連載1週間が過ぎましたね

今話は晴と美月の夫婦漫才であり物語にはなんら関係ありません。作者から読者様への日頃の感謝の印でごぇやす。

「晴さん、不定期報告のお時間です」

「なんだ不定期報告って」

「その名の通り、不定期的に読者様に私たちの近況を報告する回です。なので私たちの台詞しかありません」

「ふーん。つまり作者はサボってる訳か。気持ちも分からなくもないが」

「同じ作家で性格も似てますからねぇ」

「俺は作者ほど悪くねぇぞ」

「どっこいどっこいですよ?」

「はぁ、もういいや。で、何を報告すんの?」

「ひとまず、この一週間読んでいただいた読者様にお礼しましょうか」

「ありがとうございます」

「そこは律儀なんですねぇ」

「俺もネット出身のプロ作家だからな。そこは礼儀正しくするのが成り上がるコツだ」

「ご教授ありがとうございます。……じゃあ次にいきましょうか」

「ん」

「とはいっても他に報告する事ないんですけどねぇ」

「なら次週からの展開でもお知らせしとけよ」

「そうですね。――来週からは私と晴さんの新生活の模様をお送りします。あれ、なにこのメモ?」

「なんて書いてあるんだ?」

「作者からです。ええと、二人の同棲生活の模様は、こんな嫁が欲しいなと思う内容になっております、ですって。嫁って私のことですかね?」

「お前以外誰がいるんだ」

「いえ、私は特別何もしてないな、と」

「お前は十分ハイスペックだろ。家事ができて料理が美味い」

「あ、ありがとうございます」

「照れるな」

「そ、そうは言われても、不意打ちはズルいですよ」

「俺は正直に伝えたままだ」

「はぁ、晴さんてそういう感性ズレてますよね。少しは女の子の身になってください」

「女じゃないから知らん」

「晴さんの作品の主人公はあんなに気を遣えるのに?」

「作品=作者の性格にはならないからな」

「晴さんを見てればよく分かりますよ」

「おい、それどういう意味だ」

「そのままの意味です……という訳で、出会い系アプリから始まる結婚生活も読者様の応援のおかげで一週間乗り切ることができました。引き続き、応援のほど宜しくおねがいしますね」

「強引に終わろうとするな」

「まだ家事が残ってるので、今日はここまででです」

「はぁ。なら俺も執筆に戻るか」

「それじゃあお家に戻りますか」

「だな」

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