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鉱石ダンジョンクリア!

 次の日からしばらくは、真面目に魔法や魔道具の先生をやった。でも次の予定を入れる時に気をつけて休みを入れた。

 パラオルの町はやっと安定してきて、温泉も掘った。

 町の外には魔物も普通に繁殖しだして、ラビット系の他にGも繁殖しだしたけど、そこは自然の摂理だから仕方ない。

 そろそろ綿花や麻も育てるべきかな?そして魔法も教えるべきだろう。

 あとはお酒かな?

 息抜きは必要だよね。


 マイラに赤ちゃんが生まれた。可愛い女の子だ。急にお母さんになってしまったマイラに、大人と子供の差を見せつけられた気がしたけど、私も少しは大人に…なってないな。体つきは多少なりとも変わったけど、中身は全く変わっていない気がする。

 あの微妙すぎる失恋をいつまでも引きずっているつもりはないけど、気軽に話せる男子もいない。


 寒くなる前に、燃焼石を手に入れようと思っていたんだ。

 鉱石ダンジョンは、一階層から走り抜けるように魔物を倒し、鉱石を手に入れてから進んだ。

 森林ステージだけは念入りに採取していく。キノコはあっという間になくなってしまう。それと蜂蜜だ。今回は、キラービーが多い。

 羽根や針は要らないから、蜂蜜だけ欲しい。

「ミノリー?今回は攻略もするんだろ?」

「うう…蜂蜜」

「なら今日は、水飴と蜂蜜の日にしたら?」

「そうするー!こんなにキラービーが出てくるんだもん、ダンジョンもそうしろって言ってるんだよね!」

「言ってる訳ないでしょ!」

 ミカルの突っ込みは聞こえませーん!


 魔物だけでなく、キノコもリポップするとは思わなかった。片っ端から採取して廻り、もちろん蜂蜜の事も忘れない。

 結局5階層でその日は終わってしまったけど、ミノリは満足だ。


 先生業の合間にダンジョンに潜っているので、時間もかかる。やっと前回クリアした30階層までたどり着いた。今回もソードタイガーだ。前回とはレベルが全く違うので、余裕で倒した。

 31階層で、やっと見つけた燃焼石。あの時もう少し潜っていればとも思うけど、あの時は30階層のソードタイガーがやっとだったのだ。


 32階層では、ミノリの嫌いな蛇が出た。それでも、ドロップアイテムを無駄にしない位には成長した。肉と、たまに皮。どのみちどっかに配ってしまうのだから、好きも嫌いもない。

 

 と思ったら、次の階層の蜘蛛からは重力魔法で潰しまくって逃げた。

「蜘蛛は大嫌いなのー!」

 

 34階層の蛾からも逃げまくって、精霊達は呆れている。ミノリの方がはるかに強いのに、何故逃げなければならないのか?


 35階層、森林ステージには白い花が咲いていた。スパッと切ると、小瓶を落とした。ミノリは蓋を開け、匂いを嗅ぐ。

「わ…バニラだ!」

 今まではこれがなかったから、単なるミルクアイスや、ロールケーキになってしまっていた。

 同階層には黄色い花、切るとメイプルシロップを落とした。

「またミノリ、ここで止まるわね」

「いいじゃないの。ミノリちゃんが幸せそうなら」

「そうでやんすよ。幸せな時の魔力の方が美味しいでやんすし」

「そのうちミノリの魔力は、本気で甘くなりそうだな」

「いいわね!甘い魔力、頂きたいわ!」

「ミノリ様の魔力は、幸せの味です!」

 うん。成人病が怖いから、少しは自重しよう。

 でも、魔力を沢山使った後って甘い物が欲しくなるんだよね。


 36階層のボア肉も有難く頂いて、37階層に行く。おお!ミノタウロスだ!ただ残念ながら、肉はあまり落とさない。角を見ると、あからさまにがっかりする。やっぱりミノタウロスはダンジョン外がいい。

 オーガ、サソリと続いて、40階層のボス部屋は、オーガキングだ。割とあっさり倒して、そこで金鉱石を見つけた。そんなには採れなかったけど、使い道がアクセサリー位だからまあ、いいだろう。

 40階層で鉱石ダンジョンはクリアになった。あと残りは魔の森ダンジョンだけど、ろくなのがいない気がするんだよね…虫とか、虫とか、虫とか…。

 何があるかは興味あるけど、どうしようかな…。


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